環境調和型実践的不斉合成法の開発と創薬への展開
環境調和型実践的不斉合成法の開発と創薬への展開
批准号:
03J11728
负责人:
松原 亮介
金额:
$1.54万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2005
中文摘要
現在筆者は、エナミド、またはエンカルバメートを求核剤として用いる反応を検討した。エナミンが反応性の高い求核剤として用いられている一方で、エナミド、エンカルバメートを求核剤として用いる例はこれまでほとんど知られていない。前年度において私は、エンカルバメートのN-アシルイミノエステルへの触媒的不斉付加反応を報告している。今年度は、求電子剤としてエチルグリオキシレートを用いる反応を検討した。エンカルバメートはアセトフェノン由来のものを用い、種々の金属錯体触媒存在下、反応を試みたところ、一価の銅塩とシクロヘキサンジアミン由来のリガンドから形成される錯体を用いた時に、非常に高いエナンチオ選択性が発現することを見い出した。N-アシルイミノエステルへの付加反応の際良好に機能した二価の銅塩とジアミンリガンドから調製される錯体を用いても中程度の選択性にとどまった。さらに、プロピオフェノン由来のエンカルバメートを用いると、エステルのβ位にもさらに不斉点が形成されるが、その時のジアステレオ選択性が非常に高いことも分かった。ジアステレオ選択性は基質特異的であり、E体のエンカルバメートからはanti体の、Z体のエンカルバメートからはsyn体の生成物が得られることを見い出した。また、それぞれの主生成物のエナンチオ選択性は98%eeと非常に高いものだった。本反応の反応機構は、環状遷移状態を経由する[4+2]型反応であると考えられ、エンカーバメートの窒素原子上のプロトンがアルデヒドのカルボニル基と相互作用することで反応の促進、さらには遷移状態の固定による選択性の向上に寄与していると考えている。今後、さらに他の求電子剤を用いることでエンカーバメートの求核剤としての可能性を広げていく予定である。
英文摘要
現在筆者は、エナミド、またはエンカルバメートを求核剤として用いる反応を検討した。エナミンが反応性の高い求核剤として用いられている一方で、エナミド、エンカルバメートを求核剤として用いる例はこれまでほとんど知られていない。前年度において私は、エンカルバメートのN-アシルイミノエステルへの触媒的不斉付加反応を報告している。今年度は、求電子剤としてエチルグリオキシレートを用いる反応を検討した。エンカルバメートはアセトフェノン由来のものを用い、種々の金属錯体触媒存在下、反応を試みたところ、一価の銅塩とシクロヘキサンジアミン由来のリガンドから形成される錯体を用いた時に、非常に高いエナンチオ選択性が発現することを見い出した。N-アシルイミノエステルへの付加反応の際良好に機能した二価の銅塩とジアミンリガンドから調製される錯体を用いても中程度の選択性にとどまった。さらに、プロピオフェノン由来のエンカルバメートを用いると、エステルのβ位にもさらに不斉点が形成されるが、その時のジアステレオ選択性が非常に高いことも分かった。ジアステレオ選択性は基質特異的であり、E体のエンカルバメートからはanti体の、Z体のエンカルバメートからはsyn体の生成物が得られることを見い出した。また、それぞれの主生成物のエナンチオ選択性は98%eeと非常に高いものだった。本反応の反応機構は、環状遷移状態を経由する[4+2]型反応であると考えられ、エンカーバメートの窒素原子上のプロトンがアルデヒドのカルボニル基と相互作用することで反応の促進、さらには遷移状態の固定による選択性の向上に寄与していると考えている。今後、さらに他の求電子剤を用いることでエンカーバメートの求核剤としての可能性を広げていく予定である。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Highly Diastereo- and Enantioselective Reactions of Enecarbamates with Ethyl Glyoxylate Leading to Both Optically Active Syn- and Anti-α-alkyl-β-hydroxy Imines and Ketones
恩氨基甲酸酯与乙醛酸乙酯的高度非对映和对映选择性反应产生光学活性顺式和反式α-烷基-β-羟基亚胺和酮
DOI:
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发表时间:
2004
期刊:
Angewandte chemie International Edition 43巻
影响因子:
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作者:
[E.M.Vartiainen, Y.Ino, R.Shimano, M.Kuwata-Gonokami, Y.Svirko, K.-E.Peiponen, 松原 亮介]
通讯作者:
松原 亮介
松原亮介: "エナミドを求核種として用いる触媒的不斉付加反応の開発"日本化学会第84春季年会講演予定.
Ryosuke Matsubara:“使用烯酰胺作为亲核试剂的催化不对称加成反应的发展”预定在日本化学会第 84 届春季年会上发表演讲。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
水を電子源として利用する非遷移金属光触媒系の開発
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批准号:24K01487
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.9万
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财政年份:2024
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负责人:松原 亮介
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依托单位:
フロキサン環の新規修飾法開発に基づく普遍的官能基の多様的変換
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批准号:21K05054
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2021
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负责人:松原 亮介
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依托单位:
不活性化学種の活性化を鍵とする触媒的炭素ー炭素結合生成反応の開発
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批准号:20750027
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.83万
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财政年份:2008
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负责人:松原 亮介
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依托单位:
海外基金