周期的静電磁場を横切る原子の内部・外部自由度のコヒーレント制御
周期的静電磁場を横切る原子の内部・外部自由度のコヒーレント制御
批准号:
15740253
负责人:
畠山 温
金额:
$2.43万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2004
中文摘要
本年度は、静周期磁場を横切る原子が、ゼーマン副準位間で共鳴的に遷移を起こすことの観測に成功した。これにより、本研究の目的の最も重要な部分が達成されたことになる。また、その共鳴によって引き起こされるコヒーレントな過渡現象の観測のための道筋もついた。以下、その詳細について述べる。サンプル原子は、ガラス容器(セル)の中に閉じ込めた気体ルビジウム原子である。セルは薄く、内部のギャップは0.2mm、ガラス板を含めても1.2mmの厚さである。それを周期的に配列した電流線で上下から挟み、内部に周期1mmの静周期場が作られた。原子に円偏光のレーザー光を照射し、ある速度(典型的には150m/s)をもった原子だけをドップラーシフトで選択的に偏極しかつ観測した。磁気共鳴を起こす条件、つまり(副準位間の周波数差)=(速度)/(周期)を満たすと、磁気共鳴が起こることが観測された。得られたスペクトルは、通常の磁気共鳴、つまり、振動磁場を印加しておこる磁気共鳴の場合と同様であった。また、上の共鳴条件が、様々な選択速度で成り立っていることも確認できた。観測された遷移は、本質的にコヒーレントに起こっているはずであるが、その直接の観測を目指し、コヒーレント過渡現象であるスピン章動運動の観測に取り組んだ。その結果、スピン章動運動を観測するところまで到達できた。ただ、まだ信号の測定感度が不十分で、レーザーや磁場の強度を十分弱くできないため、それらにより時間発展が支配されていて、周期的な磁場によって遷移がコヒーレントに起こっているということの完全な実証には至らなかった。しかし、観測の成功への道筋は出来たと考えている。並行して進めている、イオンビームの結晶チャネリングにおける同様の現象であるコヒーレント共鳴励起の研究も着実な進歩を遂げることができた。
英文摘要
本年度は、静周期磁場を横切る原子が、ゼーマン副準位間で共鳴的に遷移を起こすことの観測に成功した。これにより、本研究の目的の最も重要な部分が達成されたことになる。また、その共鳴によって引き起こされるコヒーレントな過渡現象の観測のための道筋もついた。以下、その詳細について述べる。サンプル原子は、ガラス容器(セル)の中に閉じ込めた気体ルビジウム原子である。セルは薄く、内部のギャップは0.2mm、ガラス板を含めても1.2mmの厚さである。それを周期的に配列した電流線で上下から挟み、内部に周期1mmの静周期場が作られた。原子に円偏光のレーザー光を照射し、ある速度(典型的には150m/s)をもった原子だけをドップラーシフトで選択的に偏極しかつ観測した。磁気共鳴を起こす条件、つまり(副準位間の周波数差)=(速度)/(周期)を満たすと、磁気共鳴が起こることが観測された。得られたスペクトルは、通常の磁気共鳴、つまり、振動磁場を印加しておこる磁気共鳴の場合と同様であった。また、上の共鳴条件が、様々な選択速度で成り立っていることも確認できた。観測された遷移は、本質的にコヒーレントに起こっているはずであるが、その直接の観測を目指し、コヒーレント過渡現象であるスピン章動運動の観測に取り組んだ。その結果、スピン章動運動を観測するところまで到達できた。ただ、まだ信号の測定感度が不十分で、レーザーや磁場の強度を十分弱くできないため、それらにより時間発展が支配されていて、周期的な磁場によって遷移がコヒーレントに起こっているということの完全な実証には至らなかった。しかし、観測の成功への道筋は出来たと考えている。並行して進めている、イオンビームの結晶チャネリングにおける同様の現象であるコヒーレント共鳴励起の研究も着実な進歩を遂げることができた。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1016/j.nimb.2004.12.022
发表时间:
2005-04
期刊:
Nuclear Instruments & Methods in Physics Research Section B-beam Interactions With Materials and Atoms
影响因子:
1.3
作者:
[C. Kondo;Y. Takabayashi;T. Muranaka;S. Masugi;T. Azuma;K. Komaki;A. Hatakeyama;Y. Yamazaki;E. Takada;T. Murakami]
通讯作者:
C. Kondo;Y. Takabayashi;T. Muranaka;S. Masugi;T. Azuma;K. Komaki;A. Hatakeyama;Y. Yamazaki;E. Takada;T. Murakami
膜内部から迫る気体原子スピン緩和防止膜の機能解明
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批准号:23K26538
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:畠山 温
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依托单位:
Understanding anti-spin-relaxation coatings for gaseous atoms from the inside of the coatings
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批准号:23H01845
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$12.4万
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财政年份:2023
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负责人:畠山 温
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依托单位:
ガラス表面に吸着したアルカリ原子の光誘起脱離現象の解明とその応用
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批准号:20654037
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$2.18万
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财政年份:2008
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负责人:畠山 温
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依托单位:
周期静電磁場を用いた原子状態の新しい操作方法の研究
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批准号:17684023
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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资助金额:$18.64万
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财政年份:2005
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负责人:畠山 温
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依托单位:
超流動ヘリウムによる中性原子の閉じ込めとその基礎物理学への応用
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批准号:98J09678
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.73万
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财政年份:1998
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负责人:畠山 温
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依托单位: