19世期末〜20世紀前半英米における産業社会思想
19世期末〜20世紀前半英米における産業社会思想
批准号:
15730096
负责人:
若森 みどり
金额:
$1.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2005
中文摘要
近代産業社会当初において「労働者」であった「大衆」がどのように20世紀大量消費社会の担い手となったのかという点から研究に取り組み、とりわけプロダクトデザイン、都市デザインに関する文献・資料を収集した平成16年度に対して、平成17年度は、公的な扶助を受けることが「怠惰」となり、雇用を社会統合の手段として近代産業社会が形成された経緯とその揺らぎのストーリーを巧みに描いた『大転換』の著者カール・ポランニーの産業社会思想を踏まえた産業社会再編の思想史的研究を行った。平成17年度のポランニー研究の特色は、第一に、研究の軸を経済人類学から『大転換』へとシフトさせ、ポランニー思想の全体像を明らかにしようとする新しいポランニー研究の国際的な動向を概観したことである。第二の特色は、「社会の現実」と「人間の自由」という彼の思想形成の原動力となった思考の対抗軸が、若き日のポランニーのウイーン時代(1919〜33)の草稿「ビヒモス」「自由論」から、イギリス時代(1933〜47)の「ファシズムの本質」を経て、成熟期から晩年に至るアメリカ時代(1947〜64)に至るポランニーの思想的核心を貫いていることを明らかにしたことである。またポランニー研究として次の点を明らかにしたことに本研究の意義があると考える。第一は、『大転換』の主題と構成を再検討し、人間を社会的存在として認識しない経済的自由主義思想のルーツがスピーナムランド時代(1795〜1834における古典的経済思想の形成=19世紀的意識の誕生にある、というポランニー命題の重要性を明らかにしたことである。第二に、「自己調整的市場はユートピアである」という『大転換』の命題に注目して以下の重要な論点を浮き彫りにした。すなわちポランニーによれば、『自己調節的市場」の概念が制度的な論理をもたない。これに対して、ポランニーの「商品擬制」論は「市場経済の制度的本質」を理解するための基礎概念である。このような制度経済学的な『大転換』理解は、経済学と倫理学の再統合という近年の公共哲学の潮流や、資本主義の制度的多様性をめぐる今日の制度派経済学の議論に通じているものである。第三に、『大転換』以降晩年にかけての「権力、テクノロジー、人間の自由」の緊張関係に着目するポランニーの思想を、弟子のロートシュタインが書き記した回想録「ウィークエンド・ノート」を検討することによって、浮き彫りにした。
英文摘要
近代産業社会当初において「労働者」であった「大衆」がどのように20世紀大量消費社会の担い手となったのかという点から研究に取り組み、とりわけプロダクトデザイン、都市デザインに関する文献・資料を収集した平成16年度に対して、平成17年度は、公的な扶助を受けることが「怠惰」となり、雇用を社会統合の手段として近代産業社会が形成された経緯とその揺らぎのストーリーを巧みに描いた『大転換』の著者カール・ポランニーの産業社会思想を踏まえた産業社会再編の思想史的研究を行った。平成17年度のポランニー研究の特色は、第一に、研究の軸を経済人類学から『大転換』へとシフトさせ、ポランニー思想の全体像を明らかにしようとする新しいポランニー研究の国際的な動向を概観したことである。第二の特色は、「社会の現実」と「人間の自由」という彼の思想形成の原動力となった思考の対抗軸が、若き日のポランニーのウイーン時代(1919〜33)の草稿「ビヒモス」「自由論」から、イギリス時代(1933〜47)の「ファシズムの本質」を経て、成熟期から晩年に至るアメリカ時代(1947〜64)に至るポランニーの思想的核心を貫いていることを明らかにしたことである。またポランニー研究として次の点を明らかにしたことに本研究の意義があると考える。第一は、『大転換』の主題と構成を再検討し、人間を社会的存在として認識しない経済的自由主義思想のルーツがスピーナムランド時代(1795〜1834における古典的経済思想の形成=19世紀的意識の誕生にある、というポランニー命題の重要性を明らかにしたことである。第二に、「自己調整的市場はユートピアである」という『大転換』の命題に注目して以下の重要な論点を浮き彫りにした。すなわちポランニーによれば、『自己調節的市場」の概念が制度的な論理をもたない。これに対して、ポランニーの「商品擬制」論は「市場経済の制度的本質」を理解するための基礎概念である。このような制度経済学的な『大転換』理解は、経済学と倫理学の再統合という近年の公共哲学の潮流や、資本主義の制度的多様性をめぐる今日の制度派経済学の議論に通じているものである。第三に、『大転換』以降晩年にかけての「権力、テクノロジー、人間の自由」の緊張関係に着目するポランニーの思想を、弟子のロートシュタインが書き記した回想録「ウィークエンド・ノート」を検討することによって、浮き彫りにした。
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『大転換』以降のポランニーと最終章「複雑な社会における自由」の改訂事情
《大转型》后的波兰尼以及最后一章《复杂社会中的自由》的修改情况
DOI:
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发表时间:
2006
期刊:
首都大学東京経営学系 Research Paper Series No.4
影响因子:
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作者:
[若森 みどり, 若森 みどり]
通讯作者:
若森 みどり
ウィークエンド・ノートにおける最晩年のポランニーの『自由とテクノロジー』プロジェクト
周末笔记中波兰尼晚年的“自由与科技”项目
DOI:
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发表时间:
2006
期刊:
首都大学東京経営学系 Research Paper Series No.3
影响因子:
--
作者:
[若森 みどり]
通讯作者:
若森 みどり
20世紀経済学の諸潮流(橋本 努編)(第7章「K.ポランニー-社会の現実、二重運動、人間の自由」(若森 みどり担当))
20世纪经济学动向(桥本勉主编)(第7章“K.波兰尼——社会现实、双重运动、人类自由”(若森绿))
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
影响因子:
--
作者:
[橋本努, 高哲男, 鍋島直樹, 荒川章義, 中村達也, 江藤進, 若森みどり]
通讯作者:
若森みどり
Midori Wakamori: "Macgregor, Robertson, and Clay on Combination, Unemployment, and Control of Industry"Paper Presented at History of Economics Society Annual Meeting at Duke University, U.S.A. 1-15 (2003)
Midori Wakamori:“Macgregor, Robertson, and Clay on Combination, Unemployment, and Control of Industry”论文发表于美国杜克大学经济学史学会年会上 1-15 (2003)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
若森 みどり: "ヘンリー・クレイにおける産業、組織、協業:1916-1929"経済学史学会年報. 44号. 45-58 (2003)
Midori Wakamori:《亨利·克莱的工业、组织和合作:1916-1929》经济史学会年度报告第 44. 45-58 号(2003 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Social capital and the Commons: toward more Integrative Economic Thought
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批准号:20K01578
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2020
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负责人:若森 みどり
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依托单位:
国際経済秩序と平和に関するカール・ポランニーの制度主義的アプローチの展開
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批准号:16K03577
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.83万
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财政年份:2016
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负责人:若森 みどり
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依托单位:
海外基金