トロンボスポンジン1アンタゴニストを用いた肝線維化分子機構の解析
トロンボスポンジン1アンタゴニストを用いた肝線維化分子機構の解析
批准号:
16790605
负责人:
近藤 宏樹
金额:
$1.98万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2005
中文摘要
トロンボスポンジン1アンタゴニスト・LSKLペプチドの持つ肝線維化抑制作用を、肝臓における構成細胞ごとに明らかにする為、ラット培養小型肝細胞を用いた肝細胞の3次元培養系に着目した。ラット培養小型肝細胞は、1つの細胞からコロニーを形成し、肝細胞に成熟する細胞と胆管上皮系のマーカー(CK19)を発現する細胞とに分かれるが、これを培養液中にLSKLペプチドを添加群とペプチド非添加(対照)群の2群に分けてCK19陽性細胞率を比較検討すると、対照群では54.6%であったのに対し、LSKLペプチド添加群では31.3%と有意に抑制されていた。胆管上皮系への分化が抑制され肝細胞への分化が促進されたことは、LSKLペプチドを投与した肝線維化モデルラットの肝組織像において線維化抑制および肝再生が観察されたことと一致した。肝再生と肝発生における分子メカニズムには、共通する部分が多くあると考えられた為、申請者は、マウス胎生9.5日胎仔肝の器官培養系を確立した。3日間培養を行った結果、培養胎仔肝は、培養3日目に約3倍の体積に成長し、組織像においても肝芽細胞が増殖し、器官発生が進んでいることが観察された。また、肝細胞のマーカーであるアルブミン遺伝子転写産物の発現も増強した。この系を用いて肝細胞の分化・成熟に重要なHepatocyte nuclear factor 4αを過剰発現させた胎仔肝と対照としてLacZを発現させた胎仔肝のmRNAのプロファイルをsubtractive suppression PCR法で比較したところ、いくつかの遺伝子を同定することが出来た。その中には、TGF-β1の標的遺伝子と思われる遺伝子も存在した為、今後さらなる検討を進める予定である。
英文摘要
トロンボスポンジン1アンタゴニスト・LSKLペプチドの持つ肝線維化抑制作用を、肝臓における構成細胞ごとに明らかにする為、ラット培養小型肝細胞を用いた肝細胞の3次元培養系に着目した。ラット培養小型肝細胞は、1つの細胞からコロニーを形成し、肝細胞に成熟する細胞と胆管上皮系のマーカー(CK19)を発現する細胞とに分かれるが、これを培養液中にLSKLペプチドを添加群とペプチド非添加(対照)群の2群に分けてCK19陽性細胞率を比較検討すると、対照群では54.6%であったのに対し、LSKLペプチド添加群では31.3%と有意に抑制されていた。胆管上皮系への分化が抑制され肝細胞への分化が促進されたことは、LSKLペプチドを投与した肝線維化モデルラットの肝組織像において線維化抑制および肝再生が観察されたことと一致した。肝再生と肝発生における分子メカニズムには、共通する部分が多くあると考えられた為、申請者は、マウス胎生9.5日胎仔肝の器官培養系を確立した。3日間培養を行った結果、培養胎仔肝は、培養3日目に約3倍の体積に成長し、組織像においても肝芽細胞が増殖し、器官発生が進んでいることが観察された。また、肝細胞のマーカーであるアルブミン遺伝子転写産物の発現も増強した。この系を用いて肝細胞の分化・成熟に重要なHepatocyte nuclear factor 4αを過剰発現させた胎仔肝と対照としてLacZを発現させた胎仔肝のmRNAのプロファイルをsubtractive suppression PCR法で比較したところ、いくつかの遺伝子を同定することが出来た。その中には、TGF-β1の標的遺伝子と思われる遺伝子も存在した為、今後さらなる検討を進める予定である。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
肝再生不全新規治療法の開発を目指した肝発生分子基盤の解析
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批准号:18790753
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.98万
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财政年份:2006
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负责人:近藤 宏樹
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依托单位:
海外基金