植物病原糸状菌の宿主認識と受容性誘導に関する分子メカニズムの解明
植物病原糸状菌の宿主認識と受容性誘導に関する分子メカニズムの解明
批准号:
17780036
负责人:
辻 元人
金额:
$2.3万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006
中文摘要
アブラナ科野菜類炭疽病菌はモデル植物シロイヌナズナに感染することから,病原菌-植物間相互作用を解析する上で有用な糸状菌である。本菌の感染器官分化時に発現している遺伝子、1700個について配列情報を明らかにした。それら配列情報について、糸状菌および酵母ゲノムデータベースを対象にしたBLAST検索を行い、相同性から予測される機能に基づき遺伝子分類を行った。その結果、1110個が既知遺伝子と相同性を示し、その内訳は遺伝子発現20%、細胞分化21%、代謝20%、機能未知39%であった。上記で得られた情報を利用して本菌の感染メカニズムの解明を効率的に進めていくためには、効率の良い遺伝子機能解析実験系を確立することが重要である。相同組み換えを利用した特異的遺伝子破壊株作出法は遺伝子機能を推測するための有効な手段の一つである。申請者はこれまで、アグロバクテリウムを利用して数種の糸状菌の効率的な遺伝子破壊実験系を確立してきたが、その中でアブラナ科野菜類炭疽病菌の相同組み換え効率が他の供試菌と比較して著しく低いことが明らかになった。そこで、本菌の非相同組み換えに関与する遺伝子を破壊することにより、相同組み換え効率向上株の作出を試みた。遺伝子修復に関与するアカパンカビ由来の遺伝子Mus-51と高い相同性を持つ遺伝子をアブラナ科野菜類炭疽病菌から単離し、ChMus-51と命名した。chmus51破壊株を作出し、その性状解析を行った結果、菌糸生育および病原性に野生株との差は認められなかった。つづいてChmus51破壊株を親株として、ポリケチド合成酵素遺伝子ChPKS1の破壊実験を行った結果、破壊効率は2.4%から97.5%へと大きく向上した。以上の結果から、アグロバクテリウム法を用いた本菌の効率的な遺伝子破壊株の作出にchmus51破壊株が有用であると考えられた。
英文摘要
アブラナ科野菜類炭疽病菌はモデル植物シロイヌナズナに感染することから,病原菌-植物間相互作用を解析する上で有用な糸状菌である。本菌の感染器官分化時に発現している遺伝子、1700個について配列情報を明らかにした。それら配列情報について、糸状菌および酵母ゲノムデータベースを対象にしたBLAST検索を行い、相同性から予測される機能に基づき遺伝子分類を行った。その結果、1110個が既知遺伝子と相同性を示し、その内訳は遺伝子発現20%、細胞分化21%、代謝20%、機能未知39%であった。上記で得られた情報を利用して本菌の感染メカニズムの解明を効率的に進めていくためには、効率の良い遺伝子機能解析実験系を確立することが重要である。相同組み換えを利用した特異的遺伝子破壊株作出法は遺伝子機能を推測するための有効な手段の一つである。申請者はこれまで、アグロバクテリウムを利用して数種の糸状菌の効率的な遺伝子破壊実験系を確立してきたが、その中でアブラナ科野菜類炭疽病菌の相同組み換え効率が他の供試菌と比較して著しく低いことが明らかになった。そこで、本菌の非相同組み換えに関与する遺伝子を破壊することにより、相同組み換え効率向上株の作出を試みた。遺伝子修復に関与するアカパンカビ由来の遺伝子Mus-51と高い相同性を持つ遺伝子をアブラナ科野菜類炭疽病菌から単離し、ChMus-51と命名した。chmus51破壊株を作出し、その性状解析を行った結果、菌糸生育および病原性に野生株との差は認められなかった。つづいてChmus51破壊株を親株として、ポリケチド合成酵素遺伝子ChPKS1の破壊実験を行った結果、破壊効率は2.4%から97.5%へと大きく向上した。以上の結果から、アグロバクテリウム法を用いた本菌の効率的な遺伝子破壊株の作出にchmus51破壊株が有用であると考えられた。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
Journal of General Plant Pathology 72
影响因子:
--
作者:
[Scariot V., Kobayashi N., 小林伸雄・宮崎まどか・足立文彦・中務 明・伴 琢也, 小林伸雄・宮崎まどか・森田智広・足立文彦・中務 明・伴 琢也, Gento Tsuji]
通讯作者:
Gento Tsuji
炭疽病菌の病原性に関する分子生物学的研究
炭疽杆菌致病力的分子生物学研究
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
日本植物病理学会報 184
影响因子:
--
作者:
[Scariot V., Kobayashi N., 小林伸雄・宮崎まどか・足立文彦・中務 明・伴 琢也, 小林伸雄・宮崎まどか・森田智広・足立文彦・中務 明・伴 琢也, Gento Tsuji, 辻 元人]
通讯作者:
辻 元人
Genetic analysis of fungal pathogenesis : penetration and establishment. In Genomic and Genetic Analysis of Plant Parasitism and Defense
真菌发病机制的遗传分析:渗透和建立。
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kubo, Y, S.Fujii, N.Fujihara, S.Tsuge, G.Tsuji]
通讯作者:
G.Tsuji
植物病原糸状菌の感染初期における分子応答機構の解析
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批准号:02J05878
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.54万
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财政年份:2002
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负责人:辻 元人
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依托单位:
植物病原糸状菌の形態分化とメラニン合成制御機構の解析
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批准号:99J00046
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.15万
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财政年份:1999
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负责人:辻 元人
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依托单位:
海外基金