神経因性疼痛時の脊髄後角抑制性神経でのKチャネル修飾タンパク発現の意義とその解析
神経因性疼痛時の脊髄後角抑制性神経でのKチャネル修飾タンパク発現の意義とその解析
批准号:
17791044
负责人:
芦田川 美奈子
金额:
$1.54万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006
中文摘要
本研究では神経因性疼痛において電位依存性Kチャネルの発現低下が脊髄後根の抑制性介在神経抑制に関与していることを明らかにする目的で、平成17年度は坐骨神経絞扼による慢性疼痛モデル(CCI)ラットの作成と疼痛閾値の評価を行い、腰部脊髄に対するKChIP3(DEEAM)、Kv4.3、GABA、GAD65に対する免疫染色法を行った。行動学的検討の結果、CCI作成後一週間で免疫染色を行うことを決定し、末梢神経障害に伴い脊髄後角で変化している神経線維の特徴を知るため、無髄線維終末のマーカーであるCGRPと有髄線維のマーカーであるIB4に対する免疫組織学的検討を合わせて行なった。KChIP3(DEEAM)、Kv4.3については脊髄後角で強く染色され共存することが明らかになったがGABA、GAD65といった抑制性神経のマーカーについては染色性が悪く明確な染色像を得ることができなかった。一方CGRPとIB4についてはいずれも障害側の脊髄後角において有意に染色性が低下していたが、CGRPは脊髄後角第II層の内側域で、IB4は脊髄後角第II層の外側域で顕著に脱落していることがわかった。平成18年度は抑制性神経のマーカーをParvalbumineに変えて(Science,231 (4741):995-997,1986)染色を行い、共焦点レーザー蛍光顕微鏡を用いて脊髄後角における組織学的検討を行った。Parvalbumine陽性細胞はは脊髄後角に広く散在し、KChIP3(DEEAM)、Kv4.3とは明らかな共存は示さないことがわかった。本実験では免疫染色でトラブルが多く当初予定していた遺伝子操作による疼痛行動の変化や電気生理学まで実際にはたどり着くことができなかったが、学内の共用施設である共焦点レーザー蛍光顕微鏡が使用可能になったことで、今後は細胞レベルのタンパクの分布を詳細に調べ、KChIP3(DEEAM)、Kv4.3とCGRPなどのペプチド含有神経の共存やニューロフィラメントの染色との関係を明らかにする予定であり、来春までに何らかの結果を明らかにできればと考えている。
英文摘要
本研究では神経因性疼痛において電位依存性Kチャネルの発現低下が脊髄後根の抑制性介在神経抑制に関与していることを明らかにする目的で、平成17年度は坐骨神経絞扼による慢性疼痛モデル(CCI)ラットの作成と疼痛閾値の評価を行い、腰部脊髄に対するKChIP3(DEEAM)、Kv4.3、GABA、GAD65に対する免疫染色法を行った。行動学的検討の結果、CCI作成後一週間で免疫染色を行うことを決定し、末梢神経障害に伴い脊髄後角で変化している神経線維の特徴を知るため、無髄線維終末のマーカーであるCGRPと有髄線維のマーカーであるIB4に対する免疫組織学的検討を合わせて行なった。KChIP3(DEEAM)、Kv4.3については脊髄後角で強く染色され共存することが明らかになったがGABA、GAD65といった抑制性神経のマーカーについては染色性が悪く明確な染色像を得ることができなかった。一方CGRPとIB4についてはいずれも障害側の脊髄後角において有意に染色性が低下していたが、CGRPは脊髄後角第II層の内側域で、IB4は脊髄後角第II層の外側域で顕著に脱落していることがわかった。平成18年度は抑制性神経のマーカーをParvalbumineに変えて(Science,231 (4741):995-997,1986)染色を行い、共焦点レーザー蛍光顕微鏡を用いて脊髄後角における組織学的検討を行った。Parvalbumine陽性細胞はは脊髄後角に広く散在し、KChIP3(DEEAM)、Kv4.3とは明らかな共存は示さないことがわかった。本実験では免疫染色でトラブルが多く当初予定していた遺伝子操作による疼痛行動の変化や電気生理学まで実際にはたどり着くことができなかったが、学内の共用施設である共焦点レーザー蛍光顕微鏡が使用可能になったことで、今後は細胞レベルのタンパクの分布を詳細に調べ、KChIP3(DEEAM)、Kv4.3とCGRPなどのペプチド含有神経の共存やニューロフィラメントの染色との関係を明らかにする予定であり、来春までに何らかの結果を明らかにできればと考えている。
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