細胞接着分子を用いた新しい歯周疾患治療法の開発
細胞接着分子を用いた新しい歯周疾患治療法の開発
批准号:
17791567
负责人:
久野 知子
金额:
$2.18万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006
中文摘要
昨年度は歯肉上皮細胞および歯肉線維芽細胞とで接着能に差が見られる細胞外基質を検索するために、インフォームドコンセントが得られた患者の遊離歯肉から歯肉上皮細胞および歯肉線維芽細胞の分離・培養を行った。インテグリンなどの細胞接着因子の発現様式からVCAM-1に対して歯肉線維芽細胞が特異的に接着する可能性が考えられたため、今年度はVCAM-1を基質とした細胞接着アッセイ系の構築、および歯肉線維芽細胞と歯肉上皮細胞との間でVCAM-1に対する接着能に差があるか否かを検討した。また、歯肉線維芽細胞および歯肉上皮細胞の両者が接着する基質としてフィブロネクチンを陽性対照とした。予備実験として、歯肉線維芽細胞を使用してフィブロネクチンおよびVCAM-1を基質として細胞接着アッセイを行った。予備実験の結果からVCAM-1とフィブロネクチンの濃度を5μg/mlとして、歯肉線維芽細胞および歯肉上皮細胞で接着アッセイを行った。歯肉線維芽細胞の接着率は、コーティングなしでは約15%であったが、VCAM-1あるいはフィブロネクチンでコーティングした場合には約30%と有意に増加した(いずれもp<0.001)。一方、歯肉上皮細胞の接着率は、コーティングなしでは20%程度であった。VCAM-1でコーティングした場合には約30%(p=0.353)と増加傾向はみられたが統計学的に有意差は認められなかった。フィブロネクチンでコーティングした場合には約40%(p<0.05)と有意に増加した。以上の結果から、歯肉上皮細胞はVCAM-1に対して接着するがその程度は弱く、一方、歯肉線維芽細胞はVCAM-1に強く接着することが示された。
英文摘要
昨年度は歯肉上皮細胞および歯肉線維芽細胞とで接着能に差が見られる細胞外基質を検索するために、インフォームドコンセントが得られた患者の遊離歯肉から歯肉上皮細胞および歯肉線維芽細胞の分離・培養を行った。インテグリンなどの細胞接着因子の発現様式からVCAM-1に対して歯肉線維芽細胞が特異的に接着する可能性が考えられたため、今年度はVCAM-1を基質とした細胞接着アッセイ系の構築、および歯肉線維芽細胞と歯肉上皮細胞との間でVCAM-1に対する接着能に差があるか否かを検討した。また、歯肉線維芽細胞および歯肉上皮細胞の両者が接着する基質としてフィブロネクチンを陽性対照とした。予備実験として、歯肉線維芽細胞を使用してフィブロネクチンおよびVCAM-1を基質として細胞接着アッセイを行った。予備実験の結果からVCAM-1とフィブロネクチンの濃度を5μg/mlとして、歯肉線維芽細胞および歯肉上皮細胞で接着アッセイを行った。歯肉線維芽細胞の接着率は、コーティングなしでは約15%であったが、VCAM-1あるいはフィブロネクチンでコーティングした場合には約30%と有意に増加した(いずれもp<0.001)。一方、歯肉上皮細胞の接着率は、コーティングなしでは20%程度であった。VCAM-1でコーティングした場合には約30%(p=0.353)と増加傾向はみられたが統計学的に有意差は認められなかった。フィブロネクチンでコーティングした場合には約40%(p<0.05)と有意に増加した。以上の結果から、歯肉上皮細胞はVCAM-1に対して接着するがその程度は弱く、一方、歯肉線維芽細胞はVCAM-1に強く接着することが示された。
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