Rasタンパク質を分子標的とした新規抗癌剤の開発
Rasタンパク質を分子標的とした新規抗癌剤の開発
批准号:
18890109
负责人:
村岡 真
金额:
$1.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
高分解能であるM-Ras変異体の結晶構造を基に、NECオリジナルの改変型MMPB(MMPBSA)法によるドッキングシミュレーションによって、既に行った5万種類に加え、さらにヒット率を上げるため50万種類を含むバーチャルライブラリーから候補化合物のin silicoスクリーニングを行った。計算された結合エネルギー指標等に基づき、順位の高いものから順番に100種類についてM-Ras変異体-GTPと標的タンパク質Raf-1-RBDとの結合を阻害する活性を試験管内で測定中である。現在、ドッキングシミュレーションに用いているRasのモデルは、上記したM-Ras変異体1つのみである。抗癌剤のリード化合物として、より可能性の高い候補化合物をin silicoスクリーニングによって選抜するためには、上述したようにバーチャルライブラリーに含まれる候補化合物の数を増やしてドッキングシミュレーションをすることに加え、ドッキングシミュレーションに用いるRasのモデルの種類を増やすことが重要であると考えられる。そこで、上記の変異体とは異なる部位にH-Ras型のアミノ酸置換を導入した2つのM-Ras変異体を作成した。^<31>P-NMRの結果から、上記のM-Ras変異体と同様、これらの変異体にもポケット構造の存在が確認された。X線結晶構造解析の手法を用いて立体構造を決定するため、蒸気拡散法により2つのM-Ras変異体-GTPの結晶化を行った。そして、これら2つのM-Ras変異体一GTPの結晶を得ることに成功した。現在、2つのM-Ras変異体-GTPの結晶から、それぞれ分解能2Åと9Å程度のX線回折強度データを収集することに成功している。
英文摘要
高分解能であるM-Ras変異体の結晶構造を基に、NECオリジナルの改変型MMPB(MMPBSA)法によるドッキングシミュレーションによって、既に行った5万種類に加え、さらにヒット率を上げるため50万種類を含むバーチャルライブラリーから候補化合物のin silicoスクリーニングを行った。計算された結合エネルギー指標等に基づき、順位の高いものから順番に100種類についてM-Ras変異体-GTPと標的タンパク質Raf-1-RBDとの結合を阻害する活性を試験管内で測定中である。現在、ドッキングシミュレーションに用いているRasのモデルは、上記したM-Ras変異体1つのみである。抗癌剤のリード化合物として、より可能性の高い候補化合物をin silicoスクリーニングによって選抜するためには、上述したようにバーチャルライブラリーに含まれる候補化合物の数を増やしてドッキングシミュレーションをすることに加え、ドッキングシミュレーションに用いるRasのモデルの種類を増やすことが重要であると考えられる。そこで、上記の変異体とは異なる部位にH-Ras型のアミノ酸置換を導入した2つのM-Ras変異体を作成した。^<31>P-NMRの結果から、上記のM-Ras変異体と同様、これらの変異体にもポケット構造の存在が確認された。X線結晶構造解析の手法を用いて立体構造を決定するため、蒸気拡散法により2つのM-Ras変異体-GTPの結晶化を行った。そして、これら2つのM-Ras変異体一GTPの結晶を得ることに成功した。現在、2つのM-Ras変異体-GTPの結晶から、それぞれ分解能2Åと9Å程度のX線回折強度データを収集することに成功している。
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