不活性X染色体上で不活性化を免れる領域のクロマチン構造の解析
不活性X染色体上で不活性化を免れる領域のクロマチン構造の解析
批准号:
18770006
负责人:
後藤 友二
金额:
$1.92万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
ゲノム中で、転写される遺伝子領域は真正クロマチン構造を、残りの大部分の不活性な領域はヘテロクロマチン構造をとっている。ヘテロクロマチン化による遺伝子の発現抑制の極端な例として、哺乳類のX染色体不活性化がある。しかしながら、ヒトの場合、不活性X染色体は全体がヘテロクロマチン化され、ほぼ全ての遺伝子の発現が抑制されているにも拘らず、数個の遺伝子では不活性化を免れ転写が維持されていることが知られている。本研究では、不活性化を免れる遺伝子領域での真正クロマチンとヘテロクロマチンの境界部位を同定し、ヘテロクロマチン化を阻止し、真正クロマチン構造を形成・維持する共通メカニズムを探ることを目的とした。ヒトUBE1は不活性化を免れる一方で、その4kb上流のRBM10は不活性化を受けていた。従って、この4kbの領域にヘテロクロマチンと真正クロマチンの境界が存在することになる。そこでRBM10からUBE1までの領域のヒストン修飾をクロマチン免疫沈降法で調べた結果、不活性X染色体上に見られるヘテロクロマチン特異的なヒストンH3K9、H4K20のtri-メチル化がUBE1の上流2kb辺りで著しく減少していることが検出された。さらにクロマチンインスレーター因子であるCTCFの免疫沈降により、これらヘテロクロマチン特異的な修飾が減少している領域にCTCFの結合が認められた。これらCTCF結合部位のDNAのメチル化を調べたところ、CTCFの結合が見られる不活性X特異的な脱メチル化が認められた。以上の結果から、不活性化を免れる遺伝子のクロマチン構造は、DNAの局所的な脱メチル化によるCTCFの結合によってクロマチン境界構造が形成され、ヘテロクロマチン化が遮断され、転写が維持されていると結論した。
英文摘要
ゲノム中で、転写される遺伝子領域は真正クロマチン構造を、残りの大部分の不活性な領域はヘテロクロマチン構造をとっている。ヘテロクロマチン化による遺伝子の発現抑制の極端な例として、哺乳類のX染色体不活性化がある。しかしながら、ヒトの場合、不活性X染色体は全体がヘテロクロマチン化され、ほぼ全ての遺伝子の発現が抑制されているにも拘らず、数個の遺伝子では不活性化を免れ転写が維持されていることが知られている。本研究では、不活性化を免れる遺伝子領域での真正クロマチンとヘテロクロマチンの境界部位を同定し、ヘテロクロマチン化を阻止し、真正クロマチン構造を形成・維持する共通メカニズムを探ることを目的とした。ヒトUBE1は不活性化を免れる一方で、その4kb上流のRBM10は不活性化を受けていた。従って、この4kbの領域にヘテロクロマチンと真正クロマチンの境界が存在することになる。そこでRBM10からUBE1までの領域のヒストン修飾をクロマチン免疫沈降法で調べた結果、不活性X染色体上に見られるヘテロクロマチン特異的なヒストンH3K9、H4K20のtri-メチル化がUBE1の上流2kb辺りで著しく減少していることが検出された。さらにクロマチンインスレーター因子であるCTCFの免疫沈降により、これらヘテロクロマチン特異的な修飾が減少している領域にCTCFの結合が認められた。これらCTCF結合部位のDNAのメチル化を調べたところ、CTCFの結合が見られる不活性X特異的な脱メチル化が認められた。以上の結果から、不活性化を免れる遺伝子のクロマチン構造は、DNAの局所的な脱メチル化によるCTCFの結合によってクロマチン境界構造が形成され、ヘテロクロマチン化が遮断され、転写が維持されていると結論した。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1016/j.ygeno.2007.01.004
发表时间:
2007-06-01
期刊:
GENOMICS
影响因子:
4.4
作者:
[Morita, Sumiyo, Horii, Takuro, Hatada, Izuho]
通讯作者:
Hatada, Izuho
ヒト不活性X染色体上における不活性回避遺伝子周辺のクロマチン構造
人类失活 X 染色体上失活逃逸基因周围的染色质结构
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Anek Charoenphakdee, et. al., K.Kurosaki et al., K.Kurosaki et al., 黒崎 健ら, 黒崎 健, Morita et al., 後藤 友二]
通讯作者:
後藤 友二
ホソヌタウナギのゲノム解読と近縁3種との比較解析で無顎類の染色体放出を解き明かす
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批准号:24K09415
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:後藤 友二
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依托单位:
膜透過化細胞を用いたinvitroでのX染色体不活性化の誘導とその作用機構の解析
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批准号:16770003
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.37万
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财政年份:2004
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负责人:後藤 友二
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依托单位:
不活性X染色体上で不活性化を免れる領域と近傍領域のクロマチン構造の比較解析
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批准号:16011228
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$3.39万
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财政年份:2004
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负责人:後藤 友二
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依托单位:
マウス胚での選択的およびランダムなX染色体不活性化を可能にするインプリントの解析
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批准号:99J05331
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.62万
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财政年份:1999
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负责人:後藤 友二
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依托单位:
海外基金