骨髄幹細胞移植による心筋梗塞後リモデリングの制御
骨髄幹細胞移植による心筋梗塞後リモデリングの制御
批准号:
18790985
负责人:
榎本 佳治
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
ドーセット雄羊を使った前壁心尖部梗塞モデルを用いて左冠動脈前下行枝領域に約25%の心筋梗塞を作製し、同部位に骨髄幹細胞を移植することにより心筋梗塞後のリモデリングを制御し、重症心不全への移行を阻止すること検討した。左前下行枝および第2対角枝をターニケットで縛り、冠血流を遮断して前壁心尖部に6時間の虚血時間をおくことで心筋梗塞を作成し、その後血流を再開させ、虚血再灌流後に循環動態および開胸心エコー図を記録したのち、対照群には生理食塩水を、移植群には虚血境界領域にあらかじめ精製しておいた、幹細胞を心外膜側から穿刺針で注入した。梗塞の確認は心電図変化および心エコー図にて行い、定量的心臓エコー検査では,収縮末期容積(LVESV),拡張末期容積(LVEDV),収縮末期心筋対心室断面積比(ESCMAR),左室球型度,左室駆出率計測し,左室リモデリングの程度を比較し、心機能の維持、改善について検討した。当初骨髄幹細胞移植群で心筋リモデリングの抑制、心機能の維持、改善が期待されたが、心筋梗塞後8週間目の比較において、対照群、幹細胞移植群ともに虚血部位は完全に心筋収縮力を失い、心室瘤を形成していた。心筋壁厚は減少し、病理組織診断でも心筋細胞は脱落し、高度な線維化を認め、両群間に差は認められなかった。期待された結果が得られなかった原因として、冠動脈にかけたターニケットを解除後、虚血部位に血流が再灌流していない可能性、あるいは幹細胞を心外膜側から穿刺するのみでは、移植した細胞が心筋内に留まらずに心筋収縮に伴って穿刺針の穴から脱出してしまう可能性等を考慮し、虚血中のヘパリンの量の調整、ターニケット方法の改良、移植方法の改善を行い、引き続き検討中である。
英文摘要
ドーセット雄羊を使った前壁心尖部梗塞モデルを用いて左冠動脈前下行枝領域に約25%の心筋梗塞を作製し、同部位に骨髄幹細胞を移植することにより心筋梗塞後のリモデリングを制御し、重症心不全への移行を阻止すること検討した。左前下行枝および第2対角枝をターニケットで縛り、冠血流を遮断して前壁心尖部に6時間の虚血時間をおくことで心筋梗塞を作成し、その後血流を再開させ、虚血再灌流後に循環動態および開胸心エコー図を記録したのち、対照群には生理食塩水を、移植群には虚血境界領域にあらかじめ精製しておいた、幹細胞を心外膜側から穿刺針で注入した。梗塞の確認は心電図変化および心エコー図にて行い、定量的心臓エコー検査では,収縮末期容積(LVESV),拡張末期容積(LVEDV),収縮末期心筋対心室断面積比(ESCMAR),左室球型度,左室駆出率計測し,左室リモデリングの程度を比較し、心機能の維持、改善について検討した。当初骨髄幹細胞移植群で心筋リモデリングの抑制、心機能の維持、改善が期待されたが、心筋梗塞後8週間目の比較において、対照群、幹細胞移植群ともに虚血部位は完全に心筋収縮力を失い、心室瘤を形成していた。心筋壁厚は減少し、病理組織診断でも心筋細胞は脱落し、高度な線維化を認め、両群間に差は認められなかった。期待された結果が得られなかった原因として、冠動脈にかけたターニケットを解除後、虚血部位に血流が再灌流していない可能性、あるいは幹細胞を心外膜側から穿刺するのみでは、移植した細胞が心筋内に留まらずに心筋収縮に伴って穿刺針の穴から脱出してしまう可能性等を考慮し、虚血中のヘパリンの量の調整、ターニケット方法の改良、移植方法の改善を行い、引き続き検討中である。
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