転写因子によるイネ科オオムギの多様性と進化
転写因子によるイネ科オオムギの多様性と進化
批准号:
07F07574
负责人:
小松田 隆夫
金额:
$1.41万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 2008
中文摘要
オオムギの進化解析のため、世界に分布する栽培オオムギおよび野生オオムギの遺伝的多様性を代表するコレクションを用いて、vrs1の上流域および構造遺伝子領域のDNA塩基配列解析を行った。その結果、昨年までに明らかにされていた3種類の対立遺伝子に加え新たに一つの対立遺伝子を発見し、その原因遺伝子がおそらく遺伝子調節領域に存在すると予想した。六条性遺伝子Vrs1と他の条性遺伝子との相互作用を調べるため、六条性突然変異体vrs1,vrs2、vrs3、vrs4、int-c各変異体系統におけるVrs1遺伝子の発現レベルを解析した。その結果、このうちの一変異系統について極端なVrs1遺伝子の発現レベルの低下が認められたため、その突然変異の野生型対立遺伝子がVrs1の転写を促進していると考察した。六条性遺伝子領域のゲノム進化様式を解明することを目的に、イネ、Triticum、Brachypodium、トウモロコシZea属、およびソルガムSorghum属使って比較解析をおこなった。その結果、Vrs1のホモログとして新たに見つかったHvHox2遺伝子のゲノム領域のほうが他のイネ科植物との共直線が高度に保たれアミノ酸配列も高く保存されていることが明らかになった。以上のことから、Vrs1はHvHox2から遺伝子重複によって生じた、オオムギ特異的遺伝子である事が示唆された。六条性遺伝子が農業形質に与える多面的影響を調べるために出穂日や桿長、収量等を調査した。その結果六条性変異は20%〜50%の収量増をもたらす同時に桿を有意に短かくすることが明らかとなった。これらの形質変化の有利性から栽培化過程で六条性オオムギが優先種となり得たと考えられる。以上のように転写因子によるイネ科オオムギの多様性と進化の研究で大きな成果をあげることができ、今後の研究領域の開拓にもつなげることができた。
英文摘要
オオムギの進化解析のため、世界に分布する栽培オオムギおよび野生オオムギの遺伝的多様性を代表するコレクションを用いて、vrs1の上流域および構造遺伝子領域のDNA塩基配列解析を行った。その結果、昨年までに明らかにされていた3種類の対立遺伝子に加え新たに一つの対立遺伝子を発見し、その原因遺伝子がおそらく遺伝子調節領域に存在すると予想した。六条性遺伝子Vrs1と他の条性遺伝子との相互作用を調べるため、六条性突然変異体vrs1,vrs2、vrs3、vrs4、int-c各変異体系統におけるVrs1遺伝子の発現レベルを解析した。その結果、このうちの一変異系統について極端なVrs1遺伝子の発現レベルの低下が認められたため、その突然変異の野生型対立遺伝子がVrs1の転写を促進していると考察した。六条性遺伝子領域のゲノム進化様式を解明することを目的に、イネ、Triticum、Brachypodium、トウモロコシZea属、およびソルガムSorghum属使って比較解析をおこなった。その結果、Vrs1のホモログとして新たに見つかったHvHox2遺伝子のゲノム領域のほうが他のイネ科植物との共直線が高度に保たれアミノ酸配列も高く保存されていることが明らかになった。以上のことから、Vrs1はHvHox2から遺伝子重複によって生じた、オオムギ特異的遺伝子である事が示唆された。六条性遺伝子が農業形質に与える多面的影響を調べるために出穂日や桿長、収量等を調査した。その結果六条性変異は20%〜50%の収量増をもたらす同時に桿を有意に短かくすることが明らかとなった。これらの形質変化の有利性から栽培化過程で六条性オオムギが優先種となり得たと考えられる。以上のように転写因子によるイネ科オオムギの多様性と進化の研究で大きな成果をあげることができ、今後の研究領域の開拓にもつなげることができた。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Map-Based Cloning Of The Cleistogamy Locus
基于图谱的闭锁受精基因座克隆
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ning Wang, Sudha Nair, Yerlan Turuspekov, Mohammad Pourk heirandish, Suphawat Sinsuwongwat, Mohammad Sameri, Hiroyuki Kanamori, Ichiro Honda, Yoshiaki Watanabe, Nils Stein, Thomas Wicker, Akemi Tagiri, Yoshiaki Nagamura, Takashi Matsumoto, Takao Komatsuda]
通讯作者:
Takao Komatsuda
DOI:
10.1007/s00122-008-0926-9
发表时间:
2009-02-01
期刊:
THEORETICAL AND APPLIED GENETICS
影响因子:
5.4
作者:
[Sameri, M., Nakamura, S., Komatsuda, Takao]
通讯作者:
Komatsuda, Takao
Analysis of intraspecies diversity in wheat and barley genomes identifies breakpoints of ancient haplotypes and provides insight in the structure of diploid and hexaploid Triticeae gene pools
对小麦和大麦基因组的种内多样性分析确定了古代单倍型的断点,并提供了对二倍体和六倍体小麦科基因库结构的深入了解
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
Plant Physiology 149
影响因子:
--
作者:
[Thomas Wicker, Simon Krattinger, Evans S. Lagudah, Takao Komatsuda, Mohammad Pourkheirandish, Takashi Matsumoto, Sylvie Cloutier, Laurenz Reiser, Hiroyuki Kanamori, Kazuhiro Sato, Dragan Perovic, Nils Stein, Beat Keller]
通讯作者:
Beat Keller
Physical contig towards positional cloning of barley brittle rachis genes (Btrl and Btr2)
用于定位克隆大麦脆轴基因(Btrl 和 Btr2)的物理重叠群
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Mohammad Pourkheirandish, Natesan Senthil, Perumal Azhaguvel, Guoxiong Chen, Kazuhiro Sato, Takao Komatsuda]
通讯作者:
Takao Komatsuda
麦類に特徴的な、離層形成に依存しない種子の脱落機構の解明
-
批准号:18H02184
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
-
资助金额:$10.98万
-
财政年份:2018
-
负责人:小松田 隆夫
-
依托单位:
オオムギにおける小穂非脱落性遺伝子の進化
-
批准号:13F03513
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.47万
-
财政年份:2013
-
负责人:小松田 隆夫
-
依托单位:
コムギの光沢および密穂遺伝子のマッピング
-
批准号:11F01515
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.47万
-
财政年份:2011
-
负责人:小松田 隆夫
-
依托单位:
オオムギにおけるマイクロRNAを介した閉花性遺伝子の発現制御機構の解明
-
批准号:10F00511
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.47万
-
财政年份:2010
-
负责人:小松田 隆夫
-
依托单位:
野生オオムギHordeum spontaneumにおける乾燥耐性遺伝子のマッピング
-
批准号:05F05642
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.54万
-
财政年份:2005
-
负责人:小松田 隆夫
-
依托单位:
海外基金