斜面下降流による南極底層水の混合過程の研究
斜面下降流による南極底層水の混合過程の研究
批准号:
07F07772
负责人:
青木 茂
金额:
$1.47万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 2009
中文摘要
南極底層水は世界で最も高密度の水塊であり、深層大循環の主要な構成要素である。南極底層水は、主として沿岸陸棚域での冷却・海氷生成により生じた高密度陸棚水が、沖側の高温高塩分水を取り込みつつ陸棚斜面を流れ下ることで形成される。オーストラリア・南極海盆では、ロス海から西向きに流れてきた底層水に対して、アデリー海谷上を中心とするポリニア起源の高密度陸棚水が陸棚斜面上を下降して加わることによって、低温・低塩の底層水が生じると考えられてきた。このアデリーランド沖における斜面下降流の詳細な特性を把握するため、2001年1月と2004年10月に実施された船舶観測のデータを解析した。その結果、従来言われていたアデリー海谷からの下降流に加えて、より東側に位置するメルツ海谷からの二次的な下降流の存在が新たに明らかになった。この下降流はメルツ海谷上の低塩陸棚水に起因すると考えられる。ただし、底層水の水塊変質に及ぼす影響はアデリー海谷からの下降流に比べて小さい。1998年の係留系の連続データの解析とあわせて、主として冬季の下降流イベントにより、ロス海に起因するやや高温な性質が低温側へ断続的に変質することが分かった。これらにより、アデリー海谷より上流側のメルツ海谷からの下降流も南極底層水の低温・低塩化に関与していることが示された。このメルツ海谷上の高密度水形成の原因を調べるため、海氷生産の役割について検討した。人工衛星観測に基づく海氷生成量との比較から、メルツポリニアでの海氷生産は、係留データから見積もられる海水の密度との間に強い相関をもつことが分かった。人工衛星観測の結果は、マックロバートソンランド沖など東南極沿岸の随所でメルツポリニアに匹敵する海氷生産量を示している。このことは、より広域にわたって海洋底層まで達する下降流が生じている可能性を示唆するものである。
英文摘要
南極底層水は世界で最も高密度の水塊であり、深層大循環の主要な構成要素である。南極底層水は、主として沿岸陸棚域での冷却・海氷生成により生じた高密度陸棚水が、沖側の高温高塩分水を取り込みつつ陸棚斜面を流れ下ることで形成される。オーストラリア・南極海盆では、ロス海から西向きに流れてきた底層水に対して、アデリー海谷上を中心とするポリニア起源の高密度陸棚水が陸棚斜面上を下降して加わることによって、低温・低塩の底層水が生じると考えられてきた。このアデリーランド沖における斜面下降流の詳細な特性を把握するため、2001年1月と2004年10月に実施された船舶観測のデータを解析した。その結果、従来言われていたアデリー海谷からの下降流に加えて、より東側に位置するメルツ海谷からの二次的な下降流の存在が新たに明らかになった。この下降流はメルツ海谷上の低塩陸棚水に起因すると考えられる。ただし、底層水の水塊変質に及ぼす影響はアデリー海谷からの下降流に比べて小さい。1998年の係留系の連続データの解析とあわせて、主として冬季の下降流イベントにより、ロス海に起因するやや高温な性質が低温側へ断続的に変質することが分かった。これらにより、アデリー海谷より上流側のメルツ海谷からの下降流も南極底層水の低温・低塩化に関与していることが示された。このメルツ海谷上の高密度水形成の原因を調べるため、海氷生産の役割について検討した。人工衛星観測に基づく海氷生成量との比較から、メルツポリニアでの海氷生産は、係留データから見積もられる海水の密度との間に強い相関をもつことが分かった。人工衛星観測の結果は、マックロバートソンランド沖など東南極沿岸の随所でメルツポリニアに匹敵する海氷生産量を示している。このことは、より広域にわたって海洋底層まで達する下降流が生じている可能性を示唆するものである。
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Downshlope flows of AABW along the Adelie and George V Land coast, East Antarctica
南极洲东部阿德利和乔治五世陆地沿岸的 AABW 下坡流
DOI:
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发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Williams, G. D., et al., Guy Williams, Guy Williams]
通讯作者:
Guy Williams
Late winter oceanography beneath East Antarctic sea ice during SIPEX
SIPEX 期间南极东部海冰下的晚冬海洋学
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Williams, G. D., et al., Guy Williams]
通讯作者:
Guy Williams
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Williams, G. D., et al.]
通讯作者:
et al.
Antarctic Bottom Water from the Adelie and George V Land coast, East Antarctica (140-149degE)
来自南极洲东部阿德利和乔治五世陆地海岸的南极底水 (140-149degE)
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
J. Egophys. Res. (印刷中)
影响因子:
--
作者:
[Williams, G.D., S.Aoki, S.S.Jacobs, S.R.Rintoul, T.Tamura, N.L.Bindoff]
通讯作者:
N.L.Bindoff
ANTARCTIC BOTTOM WATER FROM EAST ANTARCTIC POLYNYAS
来自东南极冰间湖的南极海底水
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Guy Williams, 青木茂]
通讯作者:
青木茂
氷床融解と深層循環の揺らぎをつなぐ-東南極亜寒帯循環から沿岸への輸送過程ー
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批准号:21H04918
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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资助金额:$26.54万
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财政年份:2021
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负责人:青木 茂
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依托单位:
Integrated bio-physical study of multi-decadal variability of Antarctic land-fast sea ice breakup
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批准号:18F18794
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.47万
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财政年份:2018
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负责人:青木 茂
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依托单位:
海洋の南極振動とその気候変動における役割の解明
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批准号:15710017
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.79万
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财政年份:2003
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负责人:青木 茂
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依托单位:
安定同位体をトレーサーとしたヒラメ変態期の生体物質・エネルギー代謝
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批准号:09760174
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.32万
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财政年份:1997
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负责人:青木 茂
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依托单位:
衛星海面高度計データを用いた全球における絶対海面力学高度場と流速場の推定と評価
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批准号:08740382
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1996
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负责人:青木 茂
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依托单位:
半単純対称空間上の不変固有超関数の接続公式
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批准号:07640248
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$0.45万
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财政年份:1995
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负责人:青木 茂
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依托单位:
シャルピー衝撃試験結果から破壊靱性値Jicを推定するための破壊動力学的研究
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批准号:X00090----255038
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.15万
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财政年份:1977
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负责人:青木 茂
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依托单位: