リバースジェネティクスを用いた麻疹ウイルスの複製と病原性の解析
リバースジェネティクスを用いた麻疹ウイルスの複製と病原性の解析
批准号:
07J01367
负责人:
田原 舞乃
金额:
$0.77万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 2008
中文摘要
本申請研究では、野生型麻疹ウイルスを対象に、複製や病原性発現における各ウイルス遺伝子およびその産物の役割を詳細に解析することを目的とした。麻疹ウイルス野生株のM蛋白質はワクチン株に見られる2つのアミノ酸置換(P64S/E89K)によってM蛋白質とウイルス膜蛋白質(特にH蛋白質)との相互作用が強まり、ウイルスの粒子形成能を促進することを明らかにした。その変化がSLAM陰性細胞での増殖を可能にしたと考えられた。一方で、この変異はSLAMを介した膜融合能を劇的に抑制することを明らかにした。おそらくはM蛋白質の膜蛋白質細胞内ドメインへの強い結合によって膜蛋白質が引き起こす膜融合を抑制していると考えられた。逆に、野生株のM蛋白質はSLAMを介した膜融合能を増強した。このことから野生株はSLAM+の細胞で粒子形成よりも膜融合を重視した増殖様式をとることが示唆された。このような増殖様式をとることが麻疹ウイルスの病原性に強く関わっていると考えられた。また、生体が外界と接する面は、SLAMを発現していない極性細胞で構成される上皮組織で覆われており、麻疹ウイルスがいかにして効率よくヒトに感染し、伝播するのかについては明らかになっていなかった。SLAM陽性細胞での感染よりは効率が劣るものの、野生型麻疹ウイルスが極性上皮細胞に感染し増殖できることを示した。このことは、麻疹ウイルスの体内侵入、あるいは体外への放出を促進していると考えられ、麻疹ウイルスの強い伝播力に関わっていることが示唆された。
英文摘要
本申請研究では、野生型麻疹ウイルスを対象に、複製や病原性発現における各ウイルス遺伝子およびその産物の役割を詳細に解析することを目的とした。麻疹ウイルス野生株のM蛋白質はワクチン株に見られる2つのアミノ酸置換(P64S/E89K)によってM蛋白質とウイルス膜蛋白質(特にH蛋白質)との相互作用が強まり、ウイルスの粒子形成能を促進することを明らかにした。その変化がSLAM陰性細胞での増殖を可能にしたと考えられた。一方で、この変異はSLAMを介した膜融合能を劇的に抑制することを明らかにした。おそらくはM蛋白質の膜蛋白質細胞内ドメインへの強い結合によって膜蛋白質が引き起こす膜融合を抑制していると考えられた。逆に、野生株のM蛋白質はSLAMを介した膜融合能を増強した。このことから野生株はSLAM+の細胞で粒子形成よりも膜融合を重視した増殖様式をとることが示唆された。このような増殖様式をとることが麻疹ウイルスの病原性に強く関わっていると考えられた。また、生体が外界と接する面は、SLAMを発現していない極性細胞で構成される上皮組織で覆われており、麻疹ウイルスがいかにして効率よくヒトに感染し、伝播するのかについては明らかになっていなかった。SLAM陽性細胞での感染よりは効率が劣るものの、野生型麻疹ウイルスが極性上皮細胞に感染し増殖できることを示した。このことは、麻疹ウイルスの体内侵入、あるいは体外への放出を促進していると考えられ、麻疹ウイルスの強い伝播力に関わっていることが示唆された。
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Measles virus infects both polarized epithelial and immune cells usingdistinctive receptor-binding sites on its hemagglutinin.
麻疹病毒利用其血凝素上独特的受体结合位点感染极化上皮细胞和免疫细胞。
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
Journal of Virology 82
影响因子:
--
作者:
[Tahara, et al.]
通讯作者:
et al.
A human lung carcinoma cell line supports efficient measles virus growth and syncytium formation via a SLAM-and CD46-independent mechanism.
人肺癌细胞系通过 SLAM 和 CD46 独立机制支持麻疹病毒有效生长和合胞体形成。
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
J Virol 81
影响因子:
--
作者:
[Takeda M, et. al.]
通讯作者:
et. al.
肺癌細胞株を用いた麻疹ウイルスの新たな感染機構の解析
利用肺癌细胞系分析麻疹病毒的新感染机制
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[竹田 誠, ら]
通讯作者:
ら
Mechanism of measles virus infection in SLAM-negative cells: A novel pathway to spread efficiently in human lung carcinoma cells
SLAM阴性细胞中麻疹病毒感染的机制:在人肺癌细胞中有效传播的新途径
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takeda, M., et. al.]
通讯作者:
et. al.
野生型麻疹ウイルスは極性上皮細胞に感染する
野生型麻疹病毒感染极化上皮细胞
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[田原舞乃, ら]
通讯作者:
ら
共 6 条
ベータコロナウイルスの基礎的研究
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批准号:22K07093
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2022
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负责人:田原 舞乃
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依托单位:
海外基金