社会主義ポーランドにおける政治・社会変動のダイナミクス―カトリック教会を事例に―

社会主义波兰政治和社会变革的动态 - 以天主教会为案例研究 -

• 批准号: 07J09138
• 负责人: 加藤 久子
• 金额: $ 2.11万
• 依托单位: Tsuda College
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2007
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2007 至 2009
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-07J09138/
• 关键词: 社会主義; 東欧; 民主化; ポーランド; 政党; カトリック教会; 記憶; 世界遺産; 現代史; 比較政治学; 宗教社会学; 民主化研究; 地方史; ロマ(ジプシー)

本年は、1950年代を中心とした社会主義期のポーランドにおける、カトリック教会を中心とした社会変動と、そのような社会の変化が党や政府に与えた影響について、これまでの研究に加え、国内での地域ごとの特色や、国外のアクターとの関係に着目しつつ、研究論文を執筆した。4月27日から5月24日まで、ワルシャワの国家公文書館にて資料収集を行った。特に、社会主義期に見られる社会における諸活動と、それに対するワルシャワの中央政府や共産党幹部の反応や対応について、地方ごとの差異や特色に留意しながら、議会の議事録や党の内部文書等の記録を読み解く作業を行った。また、「民主化」を構成するダイナミクスを、これまで地方と中央、国家と社会の関係を通じて分析して来たが、本年の調査では、地方政府、企業、学校、宗教団体・移民団体などの各種団体を通じた国外とのつながり等、重層的な関係性の中から読み解く作業を行った。10月には、「宗教と社会」学会の分科会である宗教とツーリズム研究会にて、「負の文化遺産とツーリズム～『アウシュヴィッツ』は誰のものか～」という題にて研究報告を行った。現在、戦争遺産は、国家(国民)の記憶や追悼・慰霊、戦争責任をめぐる問題として広く取り上げられている。一方で、その戦争遺産と「共に暮らす」地元住民が、国家や、国外に拠点を持つ諸団体、国際社会(多国籍メディアや国連組織等)によって語られる「歴史」や博物館、そこへやってくる「観光客」をどのように認識しており、また、各人の歴史認識にどのようなギャップがあるかという視点から報告を行った。報告内容については既に論文にまとめており、次年度、発表予定である。また、本年の業績として、次年度刊行予定の書評がある。

This year, the 1950s, the socialist period, the church, the social movement, the social transformation, the influence of the party and the government, the research, the characteristics of the domestic region, the relationship between the foreign countries, the writing of research papers. April 27-May 24, 2013 National Public Library data collection In particular, during the socialist period, various activities of the central government and Communist Party cadres were observed, and differences in local and local characteristics were noted. This year's survey of the relationship between local governments, enterprises, schools, religious organizations, and immigrant organizations, as well as the relationship between foreign countries and other organizations, has been conducted. In October, the "Religion and Society" Society Branch Conference held a research report on the topic "Negative Cultural Heritage". Now, the struggle for heritage, national (national) memory, comfort, responsibility, what problems, and take advantage of the situation. A party, a country, a foreign country, a country, The content of the report is not only the paper, but also the next year and the schedule. This year's performance and next year's book review are scheduled.

项目成果

レーニン製鉄所と十字架〜社会主義ポーランドにおける信仰とその政治化〜

列宁的炼铁厂和十字架：社会主义波兰的信仰及其政治化

• 发表时间: 2007
• 作者: 瓜生幸嗣;若森実;秋山智志;山崎浩史;三木崇史;清中茂樹;森恵美子;森泰生;白井直機;加藤久子
• 通讯作者: 加藤久子

社会主義ポーランドの建設と『ジプシー』〜ロマに関する政策とプロパガンダ〜

社会主义波兰和“吉普赛人”的建设 - 关于罗姆人的政策和宣传 -

• 发表时间: 2007
• 期刊: 現代史研究 53号
• 作者: Shigeki Kiyonaka;Minoru Wakamori;Takafumi Miki;Yoshitsugu Uriu;Mio Nonaka;Haruhiko Bito;Aaron M. Beedle;Emiko Mori;Yuji Hara;Michel De Waard;Motoi Kanagawa;Makoto Itakura;Masami Takahashi;Kevin P. Campbell & Yasuo Mori;加藤久子
• 通讯作者: 加藤久子

レーニン製鉄所と十字架〜社会主義ポーランドにおける政治と宗教〜

列宁的钢铁厂和十字架：社会主义波兰的政治和宗教

• 发表时间: 2008
• 期刊: ロシア・東欧研究 36(校正済・印刷中)
• 作者: Chieko Koike;et al.;羽渕 脩躬;加藤久子
• 通讯作者: 加藤久子

Historia(od 1864 r. do wspolczesnosci)

Historia（od 1864 r. do wspolczesnosci）

• 发表时间: 2008
• 期刊: Japonia na poczatku XXI wieku: polityka, gospodarka, spoleczenstwo i stosunki z Polska (校正済・印刷中)
• 作者: Chieko Koike;et al.;羽渕 脩躬;加藤久子;清中茂樹 瓜生幸嗣 三木崇史 森泰生;白井直機;日下部 教子;Hisako KATO
• 通讯作者: Hisako KATO

負の文化遺産とツーリズム～『アウシュヴィッツ』は誰のものか～

负面文化遗产与旅游：奥斯威辛属于谁？

• 发表时间: 2009
• 作者: Takafumi Miki;Shigeki Kiyonaka;Yoshitsugu Uriu;Michel De Waard;Minoru Wakamori;Aaron M. Beedle;Kevin P. Campbell & Yasuo Mori;加藤久子
• 通讯作者: 加藤久子