「悩み」の社会化‐エチオピアの聖地参詣の動機をめぐる民族誌映画の制作を通して
「悩み」の社会化‐エチオピアの聖地参詣の動機をめぐる民族誌映画の制作を通して
批准号:
08J10660
负责人:
松波 康男
金额:
$0.96万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2010
中文摘要
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英文摘要
継続的に実施してきたフィールドワークを平成22年度は控え、これまで収集してきた資料を整理、分析することに専念した。まずは、エチオビア・ボサト地区ボリ村の地域住民が日常的に実施する儀礼についてである。当地では、村の霊媒師の儀礼小屋で日常的に宗教集会が開催され、そこで、ひとびとは、貧困や疾病といったさまざまな「悩み」を霊媒師の持つ精霊へと相談する。「悩み」がどのようにして生じたか、誰との間で、どのように展開したかといった「悩み」の具体的詳細を人々に尋ね、その対話をもとに、精霊が「悩み」を持つ人間に助言を与える。これまで研究代表者は、当該儀礼の様子を録音、撮影し一次資料を集めてきた。そこで、平成22年度は、当該儀礼の映像、音声データの文字起こしを行い、統計資料を作成した、参加者数、「悩み」の語り手の数.「悩み」の特徴、精霊の助言の与え方などについて数値化、文字化することで一次資料を整理した。次いで取り組んだのは、アルシ地方の参詣地ファラカサ聖者廟で行われる儀礼についてである。研究代表者は、ファラカサ聖者廟への参詣儀礼についても調査、撮影を継続してきた。ファラカサ聖者廟で執り行なわれる儀礼は、ボリ村同様に「悩み」が参詣者によって語られるが、ひとびとの「悩み」の語り方には、ボリ村とのそれと特徴的な差異があることがわかった。欠かさずに精霊に供犠をしているか、奉仕をしているかといった人間と精霊との関係がファラカサでは焦点化され、「悩み」の発生、経過といった、実生活での具体的な事象はそこではわずかに語られる程度である。「悩み」の助言をめぐるこの両地の差異は、村で行う儀礼では解決不可能な「悩み」においても、異なった位相で問題を捉え直す参詣地ではそれが解決可能なものとなるのではないか、という希望をひとびとに与えるものであることがわかった。
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会议论文
「人と精霊をとりなす:エチオピア・聖地ファラカサでの治療儀礼」(分科会「儀礼に関する映像人類学上映会」での上映発表)
“人与神灵之间的调解:埃塞俄比亚法拉卡萨圣地的治疗仪式”(“视觉人类学仪式放映”小组委员会的放映演示)
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yasuo Matsunami, Minako Ishihara, 松波康男]
通讯作者:
松波康男
「人と精霊をとりなす:エチオピア・聖地ファラカサでの治療儀礼」(分科会「映像フォーラム」での上映発表)
“人与神灵之间的调解:埃塞俄比亚法拉卡萨圣地的治疗仪式”(“视频论坛”小组委员会的放映演示)
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yasuo Matsunami, Minako Ishihara, 松波康男, 松波康男]
通讯作者:
松波康男
Filming Pilgrimage to Ya'a : Toward a Participatory Filmmaking
拍摄《雅阿朝圣》:迈向参与式电影制作
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
Nilo-Ethiopian Studies No.13
影响因子:
--
作者:
[Yasuo Matsunami, Minako Ishihara]
通讯作者:
Minako Ishihara
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