自給本能発現における海馬歯状回の神経幹細胞増殖とカンナビノイド受容体の役割
自給本能発現における海馬歯状回の神経幹細胞増殖とカンナビノイド受容体の役割
批准号:
20380158
负责人:
石井 利明
金额:
$12.4万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2010
中文摘要
マウスの自給本能発現には三叉神経中脳路核(Me5)が離乳のシグナルを受容することが必要であり、また、成熟型の探索行動の獲得とその維持にもMe5が機能している。Me5破壊マウスや離乳を遅延させたミルク食マウス(ミルクマウス)は、海馬歯状回(DG)におけるカンナビノイド受容体(CB1)の発現量が増加し、DGでの神経幹細胞新生率の顕著な増加と、新生した幹細胞の多くが神経細胞に分化することが分かった。CB1作動薬であるanandamideを投与したマウスは、Me5破壊やミルクマウスと同様、DGの神経細胞新生率が増加することで、以前に学習した古い情報に固執し、新たな空間情報を学習・獲得する能力が低下した。また、Me5破壊で生じた固執行動はCB1受容体の特異的阻害薬であるAVE1625により完全に消失した。これらの結果から、DGのCB1活性化は、DGの神経細胞新生率を増加させ、固執を誘導することが分かった。海馬は学習により得られた情報を一時的に保存し、暫くはその情報を想起して利用することが可能である。そこで、ミルクマウスや自然離乳前後のマウスを用いて、急性海馬スライス標本を作製し、記憶の形成に関与する長期増幅(LTP)と記憶の消去に関与する長期抑制(LTD)の誘導を海馬CA1領域で調べた。その結果、離乳前マウスやミルクマウスはLTDを誘導できないが、自然離乳後のマウスではLTDが誘導した。一方、LTPはすべての群において誘導した。次に、ミルクマウスのDGで新生した神経細胞の種類を調べた結果、GABA合成酵素であるGAD陽性率が対照群と比べて有意に高かった。このことから、ミルクマウスは、CB1の刺激によりDGからCA3に投射するmossy fiberにふくまれる抑制性のGABA神経が増加し、CA3-schaffer側枝-CA1間における神経伝導・伝達やシナプスの興奮性に何らかの変化が生じた可能性が示唆された。そのため、離乳前マウスやミルクマウスではLTDが誘導出来ず、海馬の古い空間情報を消去する機能が低下したと考えられる。その結果、古い情報に対する固執が高まり、新たな情報を獲得・保存する海馬の機能に障害が生じた可能性が考えられる。
英文摘要
マウスの自給本能発現には三叉神経中脳路核(Me5)が離乳のシグナルを受容することが必要であり、また、成熟型の探索行動の獲得とその維持にもMe5が機能している。Me5破壊マウスや離乳を遅延させたミルク食マウス(ミルクマウス)は、海馬歯状回(DG)におけるカンナビノイド受容体(CB1)の発現量が増加し、DGでの神経幹細胞新生率の顕著な増加と、新生した幹細胞の多くが神経細胞に分化することが分かった。CB1作動薬であるanandamideを投与したマウスは、Me5破壊やミルクマウスと同様、DGの神経細胞新生率が増加することで、以前に学習した古い情報に固執し、新たな空間情報を学習・獲得する能力が低下した。また、Me5破壊で生じた固執行動はCB1受容体の特異的阻害薬であるAVE1625により完全に消失した。これらの結果から、DGのCB1活性化は、DGの神経細胞新生率を増加させ、固執を誘導することが分かった。海馬は学習により得られた情報を一時的に保存し、暫くはその情報を想起して利用することが可能である。そこで、ミルクマウスや自然離乳前後のマウスを用いて、急性海馬スライス標本を作製し、記憶の形成に関与する長期増幅(LTP)と記憶の消去に関与する長期抑制(LTD)の誘導を海馬CA1領域で調べた。その結果、離乳前マウスやミルクマウスはLTDを誘導できないが、自然離乳後のマウスではLTDが誘導した。一方、LTPはすべての群において誘導した。次に、ミルクマウスのDGで新生した神経細胞の種類を調べた結果、GABA合成酵素であるGAD陽性率が対照群と比べて有意に高かった。このことから、ミルクマウスは、CB1の刺激によりDGからCA3に投射するmossy fiberにふくまれる抑制性のGABA神経が増加し、CA3-schaffer側枝-CA1間における神経伝導・伝達やシナプスの興奮性に何らかの変化が生じた可能性が示唆された。そのため、離乳前マウスやミルクマウスではLTDが誘導出来ず、海馬の古い空間情報を消去する機能が低下したと考えられる。その結果、古い情報に対する固執が高まり、新たな情報を獲得・保存する海馬の機能に障害が生じた可能性が考えられる。
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Integrin-linked kinaseはPC12細胞のラクトフェリンによる接着非依存性の細胞増殖と生存に関与している
整合素连接激酶参与乳铁蛋白诱导的 PC12 细胞的粘附非依赖性细胞增殖和存活
DOI:
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发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ano Y, Onodera T, et al., 石井利明]
通讯作者:
石井利明
三叉神経中脳路核(Me5)の電気破壊がマウス脳高次機能に及ぼす影響
电破坏三叉神经中脑核 (Me5) 对小鼠高级脑功能的影响
DOI:
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发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ohsako S., Fukuzawa N., Ishimura R., Kawakami T., Wu Q., Nagano R., Zaha H., Sone H., Yonemoto J., Tohyama C., 末永龍太]
通讯作者:
末永龍太
DOI:
10.1016/j.lfs.2009.01.025
发表时间:
2009-04
期刊:
Life sciences
影响因子:
6.1
作者:
[T. Ishii;T. Uto;Kaori Mori;Ryu Fujikawa]
通讯作者:
T. Ishii;T. Uto;Kaori Mori;Ryu Fujikawa
マウスの三叉神経中脳路核を電気破壊すると空間記憶の更新に障害が起こる
小鼠三叉神经中脑束核的电破坏会损害空间记忆更新。
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kouguchi H, et al., 石井利明]
通讯作者:
石井利明
Lactoferrin stimulates cell growth and survival in neuronal cells via activation of integrin-dependent signals.
乳铁蛋白通过激活整合素依赖性信号来刺激神经元细胞的生长和存活。
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
Current Topics in Pharmacology (Review)
影响因子:
--
作者:
[Matsuki, N., Takahashi, S., Yaegashi, M., Tamahara, S., Ono, k., Toshiaki Ishii]
通讯作者:
Toshiaki Ishii
共 10 条
Action mechanism of probiotics effective in preventing the onset of epilepsy and brain-gut correlation
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批准号:23K05531
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2023
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负责人:石井 利明
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依托单位:
ウアバインによるNa^+,K^+-ATPase遺伝子の発現調節機構の解明
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批准号:11760207
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:2000
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负责人:石井 利明
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依托单位:
Na^+,K^+-ATPaseのイオン輸送機構の解明
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批准号:09760275
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.54万
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财政年份:1997
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负责人:石井 利明
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依托单位:
骨格筋における筋小胞体Ca^<2+>-ATPase (SERCA1)の活性調節機構に関する研究
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批准号:08760279
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1996
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负责人:石井 利明
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依托单位:
P型ATPaseの構造と機能
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批准号:07760283
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:石井 利明
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依托单位: