自己DNAによる自然免疫活性化の分子機構とその生理作用
自己DNAによる自然免疫活性化の分子機構とその生理作用
批准号:
20689008
负责人:
川根 公樹
金额:
$13.48万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2010
中文摘要
DNaseIIは貪食細胞内で働くDNA分解酵素であり、DNaseIIを欠損するマクロファージでは、内部に未分解自己DNAが蓄積する。成体でDNaseII遺伝子が破壊されるDNaseII欠損マウスは、加齢とともにヒト関節リウマチ(Rheumatoid Arthritis : RA)に類似した関節炎を発症する。RAは様々な免疫要素の関与が報告されている自己免疫疾患であるが、その発症機序には不明な点が多い。そこで、前年度までにDNaseII欠損マウスと様々な免疫要素を欠損するマウスとを交配させ、多重欠損マウスを作製した。今年度はこれら多重欠損マウス各々について、(1)経時的な四肢の腫脹計測(2)10ヶ月齢以上の高週齢マウスにおける関節組織の組織学的解析(3)高週齢マウスの関節部におけるMMP-3及び炎症性サイトカイン遺伝子の発現定量、により関節炎が発症するかどうかを解析した。DNaseII欠損マウスの関節組織ではTNF-α,IL-1β,IL-6遺伝子発現が著しく上昇する。多重欠損マウスの解析より光TNF-α,IL-1β,IL-6いずれの欠損もDNaseII欠損による関節炎発症を強く抑制することが明らかとなった。一方、DNaseII欠損マウスの骨髄を野生型マウスに移植した骨髄キメラマウスは関節炎を発症し、骨髄由来の血球細胞でのDNaseII欠損が発症に十分であることがわかったが、T細胞及びB細胞を持たないRag2欠損背景でも関節炎は発症した。これらの結果より、DNaseII欠損マウスは、自己DNA蓄積により自然免疫が活性化された結果、獲得免疫非依存的に炎症性サイトカインが関節組織で恒常的に産生され、関節炎を発症するとわかった。RAにおいても同様の機構で疾患が発症するケースが考えられ、これまで獲得免疫の関与が重要であると考えられてきたRAの病態理解に新たな手がかりをもたらした。
英文摘要
DNaseIIは貪食細胞内で働くDNA分解酵素であり、DNaseIIを欠損するマクロファージでは、内部に未分解自己DNAが蓄積する。成体でDNaseII遺伝子が破壊されるDNaseII欠損マウスは、加齢とともにヒト関節リウマチ(Rheumatoid Arthritis : RA)に類似した関節炎を発症する。RAは様々な免疫要素の関与が報告されている自己免疫疾患であるが、その発症機序には不明な点が多い。そこで、前年度までにDNaseII欠損マウスと様々な免疫要素を欠損するマウスとを交配させ、多重欠損マウスを作製した。今年度はこれら多重欠損マウス各々について、(1)経時的な四肢の腫脹計測(2)10ヶ月齢以上の高週齢マウスにおける関節組織の組織学的解析(3)高週齢マウスの関節部におけるMMP-3及び炎症性サイトカイン遺伝子の発現定量、により関節炎が発症するかどうかを解析した。DNaseII欠損マウスの関節組織ではTNF-α,IL-1β,IL-6遺伝子発現が著しく上昇する。多重欠損マウスの解析より光TNF-α,IL-1β,IL-6いずれの欠損もDNaseII欠損による関節炎発症を強く抑制することが明らかとなった。一方、DNaseII欠損マウスの骨髄を野生型マウスに移植した骨髄キメラマウスは関節炎を発症し、骨髄由来の血球細胞でのDNaseII欠損が発症に十分であることがわかったが、T細胞及びB細胞を持たないRag2欠損背景でも関節炎は発症した。これらの結果より、DNaseII欠損マウスは、自己DNA蓄積により自然免疫が活性化された結果、獲得免疫非依存的に炎症性サイトカインが関節組織で恒常的に産生され、関節炎を発症するとわかった。RAにおいても同様の機構で疾患が発症するケースが考えられ、これまで獲得免疫の関与が重要であると考えられてきたRAの病態理解に新たな手がかりをもたらした。
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分解を免れたDNAによる関節炎
未降解的 DNA 引起的关节炎
DOI:
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发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[川根公樹, 長田重一]
通讯作者:
長田重一
IFN regulatory factor (IHF) 3/7-dependent and -independent gene induction by mammalian DNA that escanes
干扰素调节因子 (IHF) 3/7 依赖和非依赖的基因诱导由哺乳动物 DNA 进行扫描
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
Eru J Immunol 38(11)
影响因子:
--
作者:
[Okabe, Y., et.al.]
通讯作者:
et.al.
DNase II欠損マウスを用いたマウスの発生段階におけるアポトーシス細胞の検出
使用 DNase II 缺陷小鼠检测小鼠发育过程中的凋亡细胞
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[長坂明臣, 川根公樹, 長田重一]
通讯作者:
長田重一
DNase II遺伝子欠損マウス胎仔におけるTRAILの活性化
DNase II 基因缺陷小鼠胎儿中 TRAIL 的激活
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[北原雄輔, 川根公樹, 長田重一]
通讯作者:
長田重一
DNA分解の分子機構及び生理作用
DNA降解的分子机制和生理效应
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
生化学 81
影响因子:
--
作者:
[Masayuki Onishi, Takako Koga, Aiko Hirata, Taro Nakamura, Haruhiko Asakawa, Chikashi Shimoda, Jurg Bahler, Jian-Qiu Wu, Kaoru Takegawa, Hiroyuki Tachikawa, John R.Pringle, Yasuhisa Fukui., 川根公樹]
通讯作者:
川根公樹
共 10 条
細胞終焉におけるアポトーシス小体の新奇役割とその形成機構
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批准号:24K09459
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:川根 公樹
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依托单位:
新規スクリーニング系を用いた、細胞脱落現象の分子機構の解明
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批准号:25893101
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.75万
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财政年份:2013
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负责人:川根 公樹
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依托单位:
ノックアウトマウスを用いたCAD、ICADの生理作用の解析
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批准号:00J01937
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.92万
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财政年份:2000
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负责人:川根 公樹
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依托单位:
海外基金