T細胞と抗原提示細胞の相互作用における接着分子CADM1とCRTAMの役割
T細胞と抗原提示細胞の相互作用における接着分子CADM1とCRTAMの役割
批准号:
09F09341
负责人:
北島 健
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 2011
中文摘要
CADM1は免疫グロブリンファミリーの細胞接着分子であり、その細胞接着機能は、CADM1分子間のホモティピックな接着作用と、CRTAMのような他のタンパク質性リガンドへのヘテロティピックな接着作用によって起こる。CADM1は広範な臓器・組織に発現しており、多彩な生物学的機能をもつと考えられる。本研究では、CADM1の免疫学的機能に着目している。近年、樹状細胞などがT細胞に対して抗原提示を行う際に、T細胞に発現するCADM1が補助的刺激分子として関与すると報告されていることから、マスト細胞がT細胞に対して抗原提示を行う際にもCADM1が関与することの検証を目的として取り組んだ。まず、フローサイトメトリーによりCADM1の発現を検索したところ、マウスの骨髄由来のマスト細胞(BMMC)および脾臓由来のマスト細胞(SMC)のいずれにおいても、CADM1陽性の細胞群と、陰性の細胞群が存在することが明らかとなった。卵白アルブミンの部分ペプチド抗原をMHCクラスI分子に結合したマスト細胞とOT-1トランスジェニックマウス由来のCD8陽性T細胞との共培養により、T細胞の増殖が誘導された。この増殖誘導は、CADM1陽性のマスト細胞との共培養の際にのみ認められ、CADM1陰性のマスト細胞との共培養の際には観察されなかった。抗原をパルスしたEL4細胞を標的細胞としてCD8陽性T細胞のキラー活性を測定したところ、キラー活性が検出された。ただし、エフェクター/ターゲット比の変化に応じたキラー活性の変化がわずかであり、このアッセイについてはまだ方法の習熟度が低いと考えられることから、なお改良の余地がある。以上のように、所期の目的のマスト細胞によるT細胞への抗原提示にもCADM1の機能的関与が示された点で目的の最小限度の達成はできた。
英文摘要
CADM1は免疫グロブリンファミリーの細胞接着分子であり、その細胞接着機能は、CADM1分子間のホモティピックな接着作用と、CRTAMのような他のタンパク質性リガンドへのヘテロティピックな接着作用によって起こる。CADM1は広範な臓器・組織に発現しており、多彩な生物学的機能をもつと考えられる。本研究では、CADM1の免疫学的機能に着目している。近年、樹状細胞などがT細胞に対して抗原提示を行う際に、T細胞に発現するCADM1が補助的刺激分子として関与すると報告されていることから、マスト細胞がT細胞に対して抗原提示を行う際にもCADM1が関与することの検証を目的として取り組んだ。まず、フローサイトメトリーによりCADM1の発現を検索したところ、マウスの骨髄由来のマスト細胞(BMMC)および脾臓由来のマスト細胞(SMC)のいずれにおいても、CADM1陽性の細胞群と、陰性の細胞群が存在することが明らかとなった。卵白アルブミンの部分ペプチド抗原をMHCクラスI分子に結合したマスト細胞とOT-1トランスジェニックマウス由来のCD8陽性T細胞との共培養により、T細胞の増殖が誘導された。この増殖誘導は、CADM1陽性のマスト細胞との共培養の際にのみ認められ、CADM1陰性のマスト細胞との共培養の際には観察されなかった。抗原をパルスしたEL4細胞を標的細胞としてCD8陽性T細胞のキラー活性を測定したところ、キラー活性が検出された。ただし、エフェクター/ターゲット比の変化に応じたキラー活性の変化がわずかであり、このアッセイについてはまだ方法の習熟度が低いと考えられることから、なお改良の余地がある。以上のように、所期の目的のマスト細胞によるT細胞への抗原提示にもCADM1の機能的関与が示された点で目的の最小限度の達成はできた。
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会议论文
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