琉球方言地域における標準語語彙を用いたプロソディーの継承・喪失・獲得過程の研究
琉球方言地域における標準語語彙を用いたプロソディーの継承・喪失・獲得過程の研究
批准号:
09J00800
负责人:
小川 晋史
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 2011
中文摘要
本年度は2か所においてフィールドワークを行った。1つは奄美大島の南部の湯湾集落の方言についてである。もう1つは南琉球の波照間島の方言についてである。伝統的な方言のアクセントについては、いずれにおいても3型の体系を持っていることがわかった。しかし、3型と言ってもそれぞれに違いがあることも明らかになった。湯湾方言においてはprosodic wordが3モーラまでの長さだとアクセントの違いが表出せず、2型アクセントのように見える。これは語頭から2つ目にアクセントが置かれる型と、語末から2つ目にアクセントが置かれる型が同じになってしまうからである。なお、語末だけが高くなるもう1つの型については混同されることはない。波照間方言の場合は3型アクセントであるが、祖語からの歴史的な変化という観点でみた場合に、3型アクセント→2型アクセント→3型アクセントのような変化を遂げていることがうかがわれる。3型アクセントではあるが、類別語彙の区分が他の琉球諸方言とは異なっているからである。これは一旦合流をした後に再びアクセント型が分かれたと考えるのが妥当である。また、3型でありながら、ミニマルトリオは非常に少ないことも傍証である。アクセント型が分かれた契機としては、語頭音の違いが考えられる。いずれの地点においても伝統的方言語彙のみならず標準語語彙(外来語)の調査も行っている。その結果、外来語は1つのアクセント型に集約し、そのピッチパターンは世代の下った若い話者にも表れやすい傾向があるようである。
英文摘要
本年度は2か所においてフィールドワークを行った。1つは奄美大島の南部の湯湾集落の方言についてである。もう1つは南琉球の波照間島の方言についてである。伝統的な方言のアクセントについては、いずれにおいても3型の体系を持っていることがわかった。しかし、3型と言ってもそれぞれに違いがあることも明らかになった。湯湾方言においてはprosodic wordが3モーラまでの長さだとアクセントの違いが表出せず、2型アクセントのように見える。これは語頭から2つ目にアクセントが置かれる型と、語末から2つ目にアクセントが置かれる型が同じになってしまうからである。なお、語末だけが高くなるもう1つの型については混同されることはない。波照間方言の場合は3型アクセントであるが、祖語からの歴史的な変化という観点でみた場合に、3型アクセント→2型アクセント→3型アクセントのような変化を遂げていることがうかがわれる。3型アクセントではあるが、類別語彙の区分が他の琉球諸方言とは異なっているからである。これは一旦合流をした後に再びアクセント型が分かれたと考えるのが妥当である。また、3型でありながら、ミニマルトリオは非常に少ないことも傍証である。アクセント型が分かれた契機としては、語頭音の違いが考えられる。いずれの地点においても伝統的方言語彙のみならず標準語語彙(外来語)の調査も行っている。その結果、外来語は1つのアクセント型に集約し、そのピッチパターンは世代の下った若い話者にも表れやすい傾向があるようである。
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今帰仁方言アクセントの諸相
今归仁方言的口音方面
DOI:
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发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[三桝信哉, 佐藤心, 梅原崇史, 梅沢直樹, 樋口恒彦, 横山茂之, 三枝栄子, 小川晋史, 三枝栄子, 小川晋史, Eiko Mieda, 小川晋史]
通讯作者:
小川晋史
大宜味村津波方言のアクセント体系
大宜味村海啸方言的口音系统
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
琉球の方言 34
影响因子:
--
作者:
[Mimasu S, Umezawa N, Sato S, Higuchi T, Umehara T, Yokoyama S., 小川晋史]
通讯作者:
小川晋史
南琉球竹富島方言のアクセントとイントネーションについて
关于琉球南部竹富岛方言的口音和语调
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[三桝信哉, 佐藤心, 梅原崇史, 梅沢直樹, 樋口恒彦, 横山茂之, 三枝栄子, 小川晋史]
通讯作者:
小川晋史
竹富方言の音韻・文法概説
竹富方言的音系和语法概述
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
竹富方言辞典
影响因子:
--
作者:
[西岡敏・小川晋史]
通讯作者:
西岡敏・小川晋史
研究成果の現地還元を目指して-琉球諸語正書法プロジェクト-
旨在将研究成果回报当地 - 琉球正字法项目 -
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[三桝信哉, 佐藤心, 梅原崇史, 梅沢直樹, 樋口恒彦, 横山茂之, 三枝栄子, 小川晋史]
通讯作者:
小川晋史
共 9 条
熊本県東北部における方言の記述的研究
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批准号:21K00484
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.25万
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财政年份:2021
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负责人:小川 晋史
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依托单位:
消滅の危機に瀕する琉球諸方言のアクセント体系に関する実証的・理論的研究
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批准号:07J02126
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.22万
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财政年份:2007
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负责人:小川 晋史
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依托单位:
海外基金