電子スピン多重共鳴による量子演算の実現
電子スピン多重共鳴による量子演算の実現
批准号:
10J01531
负责人:
田渕 豊
金额:
$1.28万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
本研究では、分子内不対電子スピンによる量子演算を目指している。量子演算を実現するためには、量子ビットとなる分子内電子スピンの初期化とゲート演算、さらに観測を行う必要がある。電子スピンの初期化は分子の環境温度を冷却することで実現され、量子ゲート演算はマイクロ波を照射することで実現される。演算結果は従来の磁気共鳴により読みだすことができる。前年度までの研究により、横緩和時間が数十ナノ秒と短い本研究に用いる電子スピンに対し、動的デカップリングを適用することにより制御位相ゲートを実現している。しかし、単純な既存の動的デカップリングを適用できないゲートに対しては新たにパルス列を考案する必要があった。これに対しゲートとなる動的デカップリング波形を数値自動生成する手法を開発した。また電子スピン量子ビットの初期化のために、希釈冷凍機による環境温度30ミリケルビンでの電子スピン共鳴装置を構成した。偶然ではあるが、この極低温下において、ジフェニルピクリルヒドラシル粉末と、測定に用いた誘電体共振器との間に真空ラビ分裂と考えられる反公差を観測した。離調が大きなときに共振器は3次の非線形光学効果を示し、縮退4光波混合によるパラメトリック増幅により非線形効果の大きさを測定した。最終年度となる本年度は(1)動的デカップリング波形を数値生成する手法を、二つの実際の例題に適用した。また、数値的に振幅や周波数帯域幅などのリソースと性能の関係を調べ、ユニタリ回転による動的デカップリングは、用いられるリソースにより性能に限界があることを示唆した。(2)電子スピンと結合した共振器を用いたパラメトリック増幅実験を離調周波数の依存性やポンプ光パワー依存性を調べ、その結果を解析した。Tavis-Cummingsモデルから平均ハミルトニアン法を用いて実効ハミルトニアンを導出し、理論的に得られる利得を算出した。
英文摘要
本研究では、分子内不対電子スピンによる量子演算を目指している。量子演算を実現するためには、量子ビットとなる分子内電子スピンの初期化とゲート演算、さらに観測を行う必要がある。電子スピンの初期化は分子の環境温度を冷却することで実現され、量子ゲート演算はマイクロ波を照射することで実現される。演算結果は従来の磁気共鳴により読みだすことができる。前年度までの研究により、横緩和時間が数十ナノ秒と短い本研究に用いる電子スピンに対し、動的デカップリングを適用することにより制御位相ゲートを実現している。しかし、単純な既存の動的デカップリングを適用できないゲートに対しては新たにパルス列を考案する必要があった。これに対しゲートとなる動的デカップリング波形を数値自動生成する手法を開発した。また電子スピン量子ビットの初期化のために、希釈冷凍機による環境温度30ミリケルビンでの電子スピン共鳴装置を構成した。偶然ではあるが、この極低温下において、ジフェニルピクリルヒドラシル粉末と、測定に用いた誘電体共振器との間に真空ラビ分裂と考えられる反公差を観測した。離調が大きなときに共振器は3次の非線形光学効果を示し、縮退4光波混合によるパラメトリック増幅により非線形効果の大きさを測定した。最終年度となる本年度は(1)動的デカップリング波形を数値生成する手法を、二つの実際の例題に適用した。また、数値的に振幅や周波数帯域幅などのリソースと性能の関係を調べ、ユニタリ回転による動的デカップリングは、用いられるリソースにより性能に限界があることを示唆した。(2)電子スピンと結合した共振器を用いたパラメトリック増幅実験を離調周波数の依存性やポンプ光パワー依存性を調べ、その結果を解析した。Tavis-Cummingsモデルから平均ハミルトニアン法を用いて実効ハミルトニアンを導出し、理論的に得られる利得を算出した。
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動的デカップリング波形の数値自動生成法
动态去耦波形自动数值生成方法
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ryoichi Onoda, Nobuyuki Takahashi, 猪奥倫左, 小野田竜一・高橋伸幸, 田渕豊]
通讯作者:
田渕豊
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[元木業人, 他4名, Yoshihiro Ueda, 田渕豊]
通讯作者:
田渕豊
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
Journal of Magnetic Resonance
影响因子:
2.2
作者:
[Ryoichi Onoda, Nobuyuki Takahashi, 小野田竜一・高橋伸幸, 田渕豊]
通讯作者:
田渕豊
Design method of dynamical decoupling sequences integrated with optimal control theory
结合最优控制理论的动态解耦序列设计方法
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kazuhito Motogi, +11 Authors, 小野田竜一・高橋伸幸, 田渕豊]
通讯作者:
田渕豊
動的デカップリングパルスの自動生成法
动态去耦脉冲自动生成方法
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[下田康嗣, 川原和也, 宮崎詩季, 小谷俊介, 杉浦正晴, 中島誠, 元木業人, 猪奥倫左, 上田善弘, 田渕豊]
通讯作者:
田渕豊
共 10 条
強磁性体を用いた量子中継器
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批准号:15J10499
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.91万
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财政年份:2015
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负责人:田渕 豊
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依托单位:
海外基金