自閉症の対人認知過程での場面情報処理における弱い中枢性統合の影響
自閉症の対人認知過程での場面情報処理における弱い中枢性統合の影響
批准号:
10J04467
负责人:
日高 茂暢
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
本研究は,自閉症スペクトラム障害(ASD)の表情認知の非定型について,先行情報(文脈)の利用という側面から研究を行っている。また自閉症の認知特性が自閉症者から定型発達者の間で連続的につながっているという"自閉症スペクトラム"の考えにのっとり,自閉症スペクトラム指数(AQ)を用いたアナログ研究を行っている。本年度は,表情認知に関与する2つの属性である静的情報と動的情報のうち,動的情報に焦点を当てて検討した。場面情報を手掛かりに表情知覚を行うためには,表情変化という動的情報への感度も重要であると考えられる。事象関連電位(ERP)を用いた実験を行い,顔選択的に増大するERP成分N170を指標に検討した。N170は表情変化に伴って,陰性方向に増大することが知られている(Miyoshi et al., 2004)。変化前後におけるN170の増大分を,中立顔からhappy顔変化条件とanger顔変化条件で比較し,ASD特性との関連を調べた。結果,ASD傾向の高群は,低群に比べ,anger表情へ変化した際に表情変化に伴うN170の増大が生じていないことが明らかになった。一方,中立顔からhappy表情へ変化した際のN170の増大は,ASD傾向の高群においても保たれていた。以上の結果は,ASD特性が高いほどanger表情への変化に対する運動情報の符号化処理が減衰していることを意味し,ASDは表情変化認知においてanger特異的に変化検出が困難である可能性を示唆した。またこれらの成果は現在学術雑誌への投稿準備中である。
英文摘要
本研究は,自閉症スペクトラム障害(ASD)の表情認知の非定型について,先行情報(文脈)の利用という側面から研究を行っている。また自閉症の認知特性が自閉症者から定型発達者の間で連続的につながっているという"自閉症スペクトラム"の考えにのっとり,自閉症スペクトラム指数(AQ)を用いたアナログ研究を行っている。本年度は,表情認知に関与する2つの属性である静的情報と動的情報のうち,動的情報に焦点を当てて検討した。場面情報を手掛かりに表情知覚を行うためには,表情変化という動的情報への感度も重要であると考えられる。事象関連電位(ERP)を用いた実験を行い,顔選択的に増大するERP成分N170を指標に検討した。N170は表情変化に伴って,陰性方向に増大することが知られている(Miyoshi et al., 2004)。変化前後におけるN170の増大分を,中立顔からhappy顔変化条件とanger顔変化条件で比較し,ASD特性との関連を調べた。結果,ASD傾向の高群は,低群に比べ,anger表情へ変化した際に表情変化に伴うN170の増大が生じていないことが明らかになった。一方,中立顔からhappy表情へ変化した際のN170の増大は,ASD傾向の高群においても保たれていた。以上の結果は,ASD特性が高いほどanger表情への変化に対する運動情報の符号化処理が減衰していることを意味し,ASDは表情変化認知においてanger特異的に変化検出が困難である可能性を示唆した。またこれらの成果は現在学術雑誌への投稿準備中である。
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自閉症スペクトラム障害における文脈にもとづく表情認知過程
自闭症谱系障碍中基于情境的面部识别过程
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
北海道大学大学院教育学研究院紀要
影响因子:
--
作者:
[久野草太郎, 吉田天士, 金子貴一, 左子芳彦, 日高茂暢]
通讯作者:
日高茂暢
社会的文脈から予期される感情と表情の意味処理に関する検討
社会情境中预期情绪和面部表情的语义处理研究
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[小泉雅彦, 米内山康嵩, 日高茂暢, Motonobu Hidaka, 日高茂暢, Motonobu Hidaka, 日高茂暢]
通讯作者:
日高茂暢
発達障害のある子どもへの支援―北大土曜教室とごぶサタ倶楽部の取り組み―
对发育障碍儿童的支援 - 北海道大学周六班和 Gobu Sata 俱乐部的努力 -
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[日高茂暢, 小泉雅彦, 室橋春光]
通讯作者:
室橋春光
自主シンポジウム:発達に偏りのある青年を支える~「自立」にむけたそれぞれの未来予想図の描き方
独立座谈会:支持发展失衡的青少年——如何为每个人绘制走向“独立”的未来规划
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[小泉雅彦, 米内山康嵩, 日高茂暢]
通讯作者:
日高茂暢
表情変化に対するN170振幅と自閉症傾向の関係に関する検討
面部表情变化N170波幅与自闭症倾向的关系研究
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[日高茂暢, 室橋春光, 諸冨隆]
通讯作者:
諸冨隆
共 15 条
RTIモデルからみた学校教育における知的ギフテッドの実態調査と事例研究
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批准号:23K02573
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2023
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负责人:日高 茂暢
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依托单位:
海外基金