日本における野生鳥類血液原虫の感染環に関する研究
日本における野生鳥類血液原虫の感染環に関する研究
批准号:
10J04605
负责人:
金 京純
金额:
$1.22万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011
中文摘要
・2011年6月と8月に、沖縄県石垣島にて蚊の採集調査を実施した。石垣島を含む八重山諸島は、日本と東南アジア諸国を行き来する渡り鳥の移動経路であり、渡りの時期には、八重山諸島の固有鳥種と渡り鳥が同所的に生息する。これらの地域おける鳥マラリア原虫の季節的流行動態を理解する目的で、媒介蚊の種類、季節消長、および鳥類血液原虫の感染状況を調べた。蚊の採集には、ドライアイストラップを用いた。各トラップには、気象観測記録装置を設置し温度・湿度を記録した。6月には、15種1054個体が採集され、優占種はコガタアカイエカ(41%)であった。一方、8月の採集蚊16種3337匹のうち、優占種はシロハシイエカおよびニセシロハシイエカを含むvishnuiグループ(47%)であった。ニセシロハシイエカは東南アジアからの外来種で、1990年に初めて石垣島での生息が確認され、現在は沖縄本局まで分布している。亜熱帯地域に属する本調査地における生息蚊の種構成や、その発生消長は、温帯地域とは大きく異なっており、鳥マラリア原虫の種構成や流行状態について解析中である。・これまでに日本で採集された蚊から検出された鳥マラリア原虫のなかには、渡り鳥(主に夏鳥)によって我が国へ運ばれてくる可能性のある系統が見つかっている。その"持ち込み"が疑われる原虫系統の本来の流行地を突き止めることを目的とし、日本の夏鳥の主な越冬地である台湾において、9月に蚊の採集調査を行った。現在、台湾の調査地で捕集された蚊7属13種1830個体から、PCR法による鳥類血液原虫の検出を試みている。・2007年より生息蚊の調査を継続している新潟県佐潟湿地において、本年度も6月と8月に蚊の採集調査を行った。これまでの調査結果から、新規の鳥マラリア媒介蚊としてイナトミシオカが鳥マラリアの流行に関与している可能性が示唆されており、これらの研究成果の一部は国内外の関連学会で発表され、関連論文を投稿中である。
英文摘要
・2011年6月と8月に、沖縄県石垣島にて蚊の採集調査を実施した。石垣島を含む八重山諸島は、日本と東南アジア諸国を行き来する渡り鳥の移動経路であり、渡りの時期には、八重山諸島の固有鳥種と渡り鳥が同所的に生息する。これらの地域おける鳥マラリア原虫の季節的流行動態を理解する目的で、媒介蚊の種類、季節消長、および鳥類血液原虫の感染状況を調べた。蚊の採集には、ドライアイストラップを用いた。各トラップには、気象観測記録装置を設置し温度・湿度を記録した。6月には、15種1054個体が採集され、優占種はコガタアカイエカ(41%)であった。一方、8月の採集蚊16種3337匹のうち、優占種はシロハシイエカおよびニセシロハシイエカを含むvishnuiグループ(47%)であった。ニセシロハシイエカは東南アジアからの外来種で、1990年に初めて石垣島での生息が確認され、現在は沖縄本局まで分布している。亜熱帯地域に属する本調査地における生息蚊の種構成や、その発生消長は、温帯地域とは大きく異なっており、鳥マラリア原虫の種構成や流行状態について解析中である。・これまでに日本で採集された蚊から検出された鳥マラリア原虫のなかには、渡り鳥(主に夏鳥)によって我が国へ運ばれてくる可能性のある系統が見つかっている。その"持ち込み"が疑われる原虫系統の本来の流行地を突き止めることを目的とし、日本の夏鳥の主な越冬地である台湾において、9月に蚊の採集調査を行った。現在、台湾の調査地で捕集された蚊7属13種1830個体から、PCR法による鳥類血液原虫の検出を試みている。・2007年より生息蚊の調査を継続している新潟県佐潟湿地において、本年度も6月と8月に蚊の採集調査を行った。これまでの調査結果から、新規の鳥マラリア媒介蚊としてイナトミシオカが鳥マラリアの流行に関与している可能性が示唆されており、これらの研究成果の一部は国内外の関連学会で発表され、関連論文を投稿中である。
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Annual changes in vector density of Culex inatomii population and avian malaria parasites
伊纳托库蚊种群和禽疟原虫媒介密度的年度变化
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[K.S.Kim, Y.Tsuda]
通讯作者:
Y.Tsuda
DOI:
10.1603/me11053
发表时间:
2011-07-01
期刊:
JOURNAL OF MEDICAL ENTOMOLOGY
影响因子:
2.1
作者:
[Ejiri, Hiroko, Sato, Yukita, Yukawa, Masayoshi]
通讯作者:
Yukawa, Masayoshi
DOI:
10.1111/j.1365-294x.2010.04897.x
发表时间:
2010-12-01
期刊:
MOLECULAR ECOLOGY
影响因子:
4.9
作者:
[Kim, K. S., Tsuda, Y.]
通讯作者:
Tsuda, Y.
Entomological study on transmission of the avian malaria parasite in a zoological garden in Japan : Blood-meal identification and detection of avian malaria parasite DNA from blood-fed mosquitoes.
日本动物园中禽疟原虫传播的昆虫学研究:血粉鉴定和来自吸血蚊子的禽疟原虫 DNA 的检测。
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
Journal of Medical Entomology
影响因子:
2.1
作者:
[Ejiri, H., Sato, Y., Kim, K.S., Hara, T., Tsuda, Y., Imura, T., Murata, K., Yukawa, M]
通讯作者:
M
Prediapause migration and overwintering of Culex tritaeniorhynchus (Diptera : Culicidae) observed in a park in urban Tokyo during 2007 and 2009.
2007 年和 2009 年在东京市区的一个公园观察到的三带喙库蚊(双翅目:库蚊科)的滞育前迁徙和越冬现象。
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
Medical Entomology and Zoology
影响因子:
--
作者:
[Tsuda, Y., Kim, K.S.]
通讯作者:
K.S.
共 8 条
鳥類住血原虫の未知のベクター探索による伝播維持サイクルの解明
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批准号:21K05956
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2021
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负责人:金 京純
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依托单位:
海外基金