高齢者「家族介護」の社会学的分析
高齢者「家族介護」の社会学的分析
批准号:
10J05340
负责人:
木下 衆
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
本年度は、「家族会」(介護家族の自助グループ)での家族介護者同士の、および施設内での要介護者-介護者(施設職員、家族)間の相互行為分析において、大きな進展があった。また、研究成果のフィードバック活動においても新たな展開があった。第一に、家族介護者同士の相互行為分析に関して。筆者は、「認知症」という概念を学ぶことにより、介護家族の行動にどのような変容が起こるのかに注目し、この3年間、「家族会」での調査を重点的に継続してきた。本年度の調査には、関西地方の5団体から協力を得た。第二に、本年度は介護施設内での調査を発展させた。筆者は、西日本の介護施設2ヶ所での調査を本格的に開始、月に1回のペースで調査を行った。それぞれ、成年後見人及び(遠距離から通う)入居者家族の行動、また音楽療法場面と、いずれもこれまでの社会学的研究が注目してこなかった、新しい領域に注目している。以上の調査より筆者は、患者の意志や能力を尊重する、「新しい認知症ケア」時代独特の秩序問題が生じていることを指摘した。近年の医学的議論は、認知症患者本人の意思や相互行為能力の存在を強調し、患者をケアの体制の中心に据え、家族や多様な専門職がその意思や能力を尊重することを求める(パーソンセンタードケア)。しかしそれ故に、「介護者の内の誰が要介護者の本当の姿を理解できているのか?」というコンフリクトが、介護者間で浮上する。つまり、要介護者の意志や相互行為能力の存在を認めるからこそ、介護者間で判断の序列の問題が生じていることを明らかにした(『社会学評論』掲載論文)。第三に、研究成果のフィードバックとそれに関連した活動について。本年度は調査協力団体の内、4つの団体で調査報告会を実施した。また、社団法人「認知症の人と家族の会」大阪府支部のアドバイザーとしての活動も、昨年度より継続している。
英文摘要
本年度は、「家族会」(介護家族の自助グループ)での家族介護者同士の、および施設内での要介護者-介護者(施設職員、家族)間の相互行為分析において、大きな進展があった。また、研究成果のフィードバック活動においても新たな展開があった。第一に、家族介護者同士の相互行為分析に関して。筆者は、「認知症」という概念を学ぶことにより、介護家族の行動にどのような変容が起こるのかに注目し、この3年間、「家族会」での調査を重点的に継続してきた。本年度の調査には、関西地方の5団体から協力を得た。第二に、本年度は介護施設内での調査を発展させた。筆者は、西日本の介護施設2ヶ所での調査を本格的に開始、月に1回のペースで調査を行った。それぞれ、成年後見人及び(遠距離から通う)入居者家族の行動、また音楽療法場面と、いずれもこれまでの社会学的研究が注目してこなかった、新しい領域に注目している。以上の調査より筆者は、患者の意志や能力を尊重する、「新しい認知症ケア」時代独特の秩序問題が生じていることを指摘した。近年の医学的議論は、認知症患者本人の意思や相互行為能力の存在を強調し、患者をケアの体制の中心に据え、家族や多様な専門職がその意思や能力を尊重することを求める(パーソンセンタードケア)。しかしそれ故に、「介護者の内の誰が要介護者の本当の姿を理解できているのか?」というコンフリクトが、介護者間で浮上する。つまり、要介護者の意志や相互行為能力の存在を認めるからこそ、介護者間で判断の序列の問題が生じていることを明らかにした(『社会学評論』掲載論文)。第三に、研究成果のフィードバックとそれに関連した活動について。本年度は調査協力団体の内、4つの団体で調査報告会を実施した。また、社団法人「認知症の人と家族の会」大阪府支部のアドバイザーとしての活動も、昨年度より継続している。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
研究道-学的探求の道案内
研究路径——学术探索指南
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[須田木綿子, 鎮目真人, 西野理子, 樫田美雄]
通讯作者:
樫田美雄
家族会における「認知症」の概念分析-介護家族による「認知症」の構築とトラブル修復
家庭聚会中“痴呆”的概念解析——照顾家庭的“痴呆”建构与排解
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
保健医療社会学論集
影响因子:
--
作者:
[木下衆, 樫田美雄, 西雅俊, 森 駿介, 木下衆]
通讯作者:
木下衆
査読コメントの読み方
如何阅读同行评审意见
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[古賀知樹, 木下衆, Masatoshi Nishi, 木下衆]
通讯作者:
木下衆
日常からの逸脱を識別する-認知症発症期に関する介護家族の語りから
识别日常生活中的偏差——来自护理家庭关于痴呆症发病阶段的叙述
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
ソシオロジ
影响因子:
--
作者:
[木下衆, 樫田美雄, 西雅俊, 森 駿介, 木下衆, Masatoshi Nishi, 森 駿介, 木下衆]
通讯作者:
木下衆
日常からの逸脱を見分ける-認知症発症期に関する介護家族の回顧的語りから
识别日常生活中的偏差——来自护理人员关于痴呆症发病的回顾性叙述
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[古賀知樹, 木下衆]
通讯作者:
木下衆
共 11 条
認知症看取りケアの社会学的研究
-
批准号:19K13916
-
项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
-
资助金额:$2.66万
-
财政年份:2019
-
负责人:木下 衆
-
依托单位:
「認知症」の社会学--パーソンセンタードケア時代の「責任をめぐるポリティクス」
-
批准号:14J03469
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$2.83万
-
财政年份:2014
-
负责人:木下 衆
-
依托单位:
海外基金