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ラセミ触媒を用いた不斉触媒反応の開発

ラセミ触媒を用いた不斉触媒反応の開発
使用外消旋催化剂开发不对称催化反应
批准号:
10J09450
负责人:
小島 雅史
金额:
$0.9万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011

项目摘要

项目成果

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平成23年度は光学的に純粋なBIPHEPs-金錯体を不斉触媒とする種々の新規不斉金触媒反応の開発を行った.特に金と金の相互作用を有するBIPHEPs-金錯体の特徴的な錯体構造に着目し,この特徴を生かした反応開発を行った.(S)-DM-BIPHEP-金錯体を触媒として用いてN-アルケニルウレアの分子内不斉ヒドロアミノ化反応を検討した結果,構造類似体であるDM-BIPNAP-金錯体を上回る高いエナンチオ選択性を達成した.この反応においては,二核のDM-BIPHEP-金錯体がN-アルケニルウレアの二金属活性化による反応促進効果を示した.加えて,金と金の相互作用に基づいたコンパクトな不斉場の構築というBIPHEPs-金錯体に特有の触媒作用によって,相互作用のないBINAPs-金錯体を上回る高いエナンチオ選択性を達成した.さらに(R)-DM-BIPHEP-金錯体を触媒としてアリルトリブチルスズによるα-イミノエステルの不斉アリル化反応を検討した結果,高収率かつ高エナンチオ選択的にアリル化生成物が得られ,報告例の少ない金触媒による分子間不斉炭素-炭素結合形成反応の開発に成功した.この反応においては,金と金の相互作用により二つの金が近傍にあるDM-BIPHEP-金錯体がα-イミノエステルと二金キレート錯体を形成することで,高いエナンチオ選択性が発現している.従って,金と金の相互作用がなく二つの金が離れており,二核キレート錯体を形成できないDM-BINAP-金錯体を用いた場合には,エナンチオ選択性が低くなった.これらの検討の結果から,元々はラセミ体であるBIPHEPs-金錯体が既存の不斉金触媒とは異なる独自の触媒作用を有することが明らかとなり,これまでの不斉金触媒では十分に不斉を誘起できなかった高エナンチオ選択性の不斉金触媒反応の開発を行うことに成功した.また本研究で行ったような金錯体の構造に基づく不斉金触媒反応の開発は,新規不斉金触媒反応の開発に対する新たなアプローチであり,これは不斉金触媒反応のさらなる発展に大きく貢献するものと期待される.
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI: 10.1002/adsc.201000672
发表时间: 2010-12-17
期刊: ADVANCED SYNTHESIS & CATALYSIS
影响因子: 5.4
作者: [Aikawa, Kohsuke, Kojima, Masafumi, Mikami, Koichi]
通讯作者: Mikami, Koichi
Enantioselective Intramolecular Hydroamination of N-Alkenyl Ureas Catalyzed by tropos BIPHEP-Gold (I) Complexes with Au-Au Interaction
tropos BIPHEP-金 (I) 配合物与 Au-Au 相互作用催化 N-烯基脲的对映选择性分子内氢氨化
DOI: 10.1055/s-0031-1289875
发表时间: 2012
期刊: Synlett
影响因子: 2
作者: [Masafumi Koiima, Koichi Mikam]
通讯作者: Koichi Mikam
動的キラルな金錯体を用いた不斉金触媒反応の開発
使用动态手性金配合物开发不对称金催化
DOI: --
发表时间: 2010
期刊:
影响因子: --
作者: [小島雅史, 相川光介, 三土幸一, 小島雅史, 小島雅史, 小島雅史]
通讯作者: 小島雅史
Chirality資源としてのラセミ体:ラセミBIPHEPs-金触媒のキラルアニオンによる動的キラリティ-制御と不斉触媒反応への活用
作为手性资源的外消旋体:外消旋 BIPHEP - 金催化剂手性阴离子的动态手性 - 控制和在不对称催化反应中的应用
DOI: --
发表时间: 2010
期刊: 化学工業
影响因子: --
作者: [三上幸一, 小島雅史, 相川光介]
通讯作者: 相川光介
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