高度に機能的な新奇器官「吸盤」の進化メカニズム解明へ向けた進化発生学的研究
高度に機能的な新奇器官「吸盤」の進化メカニズム解明へ向けた進化発生学的研究
批准号:
11J04694
负责人:
梶 智就
金额:
$1.54万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2013
中文摘要
本研究の目的は、節足動物における顕著な新奇形質を生み出した進化過程に生じたであろう発生メカニズムの変更を具体的に可視化し、近年の進化発生学における中心的問題の一つである「新奇性の起源」に対して明快な範例を提示することであった。新奇形質の個体発生中に祖先型を通過するという特徴を用いることにより、これまでアナロジーとしてしか説明できなかった新奇性の起源問題の困難を克服し、今後参照され続けるだけのインパクトをもつ範例を提示することを最終的な目標とし、今年度においては、シロアリ類の頭部における骨格と筋肉、そして外分泌腺の形質状態について、粘液性の防衛物質を噴射する器官である「ネイサス」の獲得へと至る外骨格の変形を、マイクロCT及び共焦点レーザー顕微鏡、透過型電子顕微鏡を用いて解析した。その結果、あたかも必然と思えるような防衛的機能形態の変遷を伴う進化の様相が明らかになり、新規性研究における機能形態学的解析の重要性を再起させる結果となった。また、カイエビ類の第一胸肢に存在する把握器の形態について、共焦点レーザー顕微鏡を用いた追加観察を行い、分類群を超えたその形態の類似性が収斂進化の帰結であることを確認した。また、フジツボ類における胸肢の地域/環境の異なる個体群における形態変異について、共焦点レーザー顕微鏡を用いた予察的観察を行い、それらの形態変異の幅、そして発生を明らかにした。これらの成果は甲殻類学会にて発表され、また、現在国際学術誌にて査読中である。
英文摘要
本研究の目的は、節足動物における顕著な新奇形質を生み出した進化過程に生じたであろう発生メカニズムの変更を具体的に可視化し、近年の進化発生学における中心的問題の一つである「新奇性の起源」に対して明快な範例を提示することであった。新奇形質の個体発生中に祖先型を通過するという特徴を用いることにより、これまでアナロジーとしてしか説明できなかった新奇性の起源問題の困難を克服し、今後参照され続けるだけのインパクトをもつ範例を提示することを最終的な目標とし、今年度においては、シロアリ類の頭部における骨格と筋肉、そして外分泌腺の形質状態について、粘液性の防衛物質を噴射する器官である「ネイサス」の獲得へと至る外骨格の変形を、マイクロCT及び共焦点レーザー顕微鏡、透過型電子顕微鏡を用いて解析した。その結果、あたかも必然と思えるような防衛的機能形態の変遷を伴う進化の様相が明らかになり、新規性研究における機能形態学的解析の重要性を再起させる結果となった。また、カイエビ類の第一胸肢に存在する把握器の形態について、共焦点レーザー顕微鏡を用いた追加観察を行い、分類群を超えたその形態の類似性が収斂進化の帰結であることを確認した。また、フジツボ類における胸肢の地域/環境の異なる個体群における形態変異について、共焦点レーザー顕微鏡を用いた予察的観察を行い、それらの形態変異の幅、そして発生を明らかにした。これらの成果は甲殻類学会にて発表され、また、現在国際学術誌にて査読中である。
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Ontogeny and function of "suction discs" in the branchiura (Crustacea)
鳃(甲壳类)“吸盘”的个体发育和功能
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Matsui, T, Koyano, KW, Tamura, K, Osada, T, Adachi, Y, Miyamoto, K, Chikazoe, J, Kamigaki, K, Miyashita, Y, Tomonari Kaji]
通讯作者:
Tomonari Kaji
DOI:
10.1016/j.asd.2011.12.002
发表时间:
2012
期刊:
Arthropod Structure & Development
影响因子:
2
作者:
[Miyamoto, K., Adachi, Y., Osada, T., Watanabe, T., Kimura, HM., Setsuie, R., Miyashita, Y., tomonari kaji]
通讯作者:
tomonari kaji
流れに応じて可塑的に変型するフジツボ類の蔓脚
藤壶腿响应流动而塑性变形
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[梶智就, Rich Palmer]
通讯作者:
Rich Palmer
The lunule of caligid copepods : an evolutionarily novel structure
桡足类的月牙:一种进化上的新颖结构
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
Evolution and Development
影响因子:
2.9
作者:
[Tomonari Kaji, B. A. Venmathi Maran, Yuusuke Kondoh, Susumu 〓]
通讯作者:
Susumu 〓
可塑性と運動が導く発生過程の適応的改変
由可塑性和运动引导的发育过程的适应性修改
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Miyamoto, K., Hirabayashi, T., Miyashita, Y., 梶智就]
通讯作者:
梶智就
小型甲殻類における目の退化に関する進化発生学的研究
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批准号:08J01976
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.15万
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财政年份:2008
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负责人:梶 智就
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依托单位:
海外基金