海産魚類の概潮汐性生体リズムの脳内分子基盤
海産魚類の概潮汐性生体リズムの脳内分子基盤
批准号:
12J02083
负责人:
池上 太郎
金额:
$2.53万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
本年度は、昨年に引き続きミナミトビハゼの生体リズムの形成機構の解明に取り組んだ。また、本種の生息環境・塩分濃度は潮汐に応じて大きく変化していることから、環境浸透圧の変化が潮汐情報因子の1つとして働いている可能性が考えられた。そこで、本種の浸透圧調節機構についても調べた。1生体リズムの解明本種の時計遺伝子(Period1(Per1)、Per2、Cryptochrome2(Cry2)およびCry3)は脳および網膜において日周リズムを示した。恒暗条件下におくと、脳において調べた全ての時計遺伝子の発現量が明暗条件下に比べ大幅に下がり、一方、網膜においてはPer1およびPer2の発現量が明暗条件下に比べ減少した。また脳ではPer1およびCry2のみが概日変動を示した。一方、網膜において調べた全ての時計遺伝子の発現が概日リズムを示した。これらの結果から、本種において網膜が概日時計のペースメーカーの器官の1つであることが示唆された。2浸透圧調節機構の解明本種を淡水または海水へ移行したときの血漿ナトリウムイオン濃度を調べたところ、約160 mM前後でほぼ一定で変化が見られなかった。鰓と皮膚においてNa+/K+ATPaseα1の発現は淡水で上昇し、一方、Na+/K+ATPaseα3の発現は海水で上がった。さらに脳-下垂体ではプロラクチン(PRL)の発現は淡水で高く、一方イソトシン(IT)の発現は海水で高くなった。これらの結果から、PRLおよびITが環境浸透圧に応じて鰓や皮膚のNa+/K+ATPaseの働きを調節することで、血漿ナトリウムイオン濃度を一定に保てることが示唆された。以上より、本種の潮汐性生体リズムの形成には時計遺伝子は関わっておらず、浸透圧調節ホルモンなどが関わっている可能性が示唆された。
英文摘要
本年度は、昨年に引き続きミナミトビハゼの生体リズムの形成機構の解明に取り組んだ。また、本種の生息環境・塩分濃度は潮汐に応じて大きく変化していることから、環境浸透圧の変化が潮汐情報因子の1つとして働いている可能性が考えられた。そこで、本種の浸透圧調節機構についても調べた。1生体リズムの解明本種の時計遺伝子(Period1(Per1)、Per2、Cryptochrome2(Cry2)およびCry3)は脳および網膜において日周リズムを示した。恒暗条件下におくと、脳において調べた全ての時計遺伝子の発現量が明暗条件下に比べ大幅に下がり、一方、網膜においてはPer1およびPer2の発現量が明暗条件下に比べ減少した。また脳ではPer1およびCry2のみが概日変動を示した。一方、網膜において調べた全ての時計遺伝子の発現が概日リズムを示した。これらの結果から、本種において網膜が概日時計のペースメーカーの器官の1つであることが示唆された。2浸透圧調節機構の解明本種を淡水または海水へ移行したときの血漿ナトリウムイオン濃度を調べたところ、約160 mM前後でほぼ一定で変化が見られなかった。鰓と皮膚においてNa+/K+ATPaseα1の発現は淡水で上昇し、一方、Na+/K+ATPaseα3の発現は海水で上がった。さらに脳-下垂体ではプロラクチン(PRL)の発現は淡水で高く、一方イソトシン(IT)の発現は海水で高くなった。これらの結果から、PRLおよびITが環境浸透圧に応じて鰓や皮膚のNa+/K+ATPaseの働きを調節することで、血漿ナトリウムイオン濃度を一定に保てることが示唆された。以上より、本種の潮汐性生体リズムの形成には時計遺伝子は関わっておらず、浸透圧調節ホルモンなどが関わっている可能性が示唆された。
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ミナミトビハゼにおけるメラトニン受容体遺伝子発現の日周性
南方弹涂鱼褪黑激素受体基因表达的昼夜节律
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[大山由貴, 池上太郎, 竹村明洋]
通讯作者:
竹村明洋
Annual, Lunar, and Tidal Clocks: Patterns and Mechanisms of Nature's Enigmatic Rhythms Lunar clock in fish reproduction
年度时钟、月球时钟和潮汐时钟:大自然神秘节奏的模式和机制鱼类繁殖中的月球时钟
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ikegami T, Takeuchi Y, Takemura A]
通讯作者:
Takemura A
DOI:
10.1016/j.cbpa.2013.12.020
发表时间:
2014-03-01
期刊:
COMPARATIVE BIOCHEMISTRY AND PHYSIOLOGY A-MOLECULAR & INTEGRATIVE PHYSIOLOGY
影响因子:
2.3
作者:
[Chowdhury, Vishwajit S., Tomonaga, Shozo, Furuse, Mitsuhiro]
通讯作者:
Furuse, Mitsuhiro
ミナミトビハゼの潮汐性活動リズム
南方弹涂鱼的潮汐活动节律
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[池上太郎, 大山由貴, 竹村明洋]
通讯作者:
竹村明洋
ミナミトビハゼにおける時計遺伝子の発現の日周性と概日性
南方弹涂鱼时钟基因的昼夜表达
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[池上太郎, 大山由貴, 山本岳秀, 竹村明洋]
通讯作者:
竹村明洋
共 19 条
Elucidation of the mechanism of laryngeal papilloma formation
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批准号:21K09635
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2021
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负责人:池上 太郎
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依托单位:
クサフグの月周同調産卵リズム形成機構の解明
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批准号:10J02886
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.9万
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财政年份:2010
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负责人:池上 太郎
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依托单位:
海外基金