全身性強皮症におけるIRF5の役割についての解析
全身性強皮症におけるIRF5の役割についての解析
批准号:
12J03502
负责人:
谷口 隆志
金额:
$1.54万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012 至 2015-03-31
中文摘要
全身性強皮症(systemic sclerosis ; SSc)は皮膚および内臓諸臓器の血管障害と線維化を主徴とする膠原病で、患者のQOLおよび予後を著しく障害する重大な疾患であるが、未だ病因は解明されていない。線維化の形成には局所に浸潤する炎症細胞によって産生されるサイトカインが重要な役割を果たしていることが知られているものの、その免疫学的異常のメカニズムは明らかではない。近年、SSc患者の末梢血、皮膚の遺伝子発現解析において、1型インターフェロンにより誘導される遺伝子の発現が増えていることが報告されている。そこで、1型インターフェロンのほか、多数の遺伝子を誘導する転写因子であるInterfero Regulatory Factor5 (IRF5)のSScにおける役割について解明する。ブレオマイシン(BLM)を皮下投与して作成するBLM誘発SScモデルマウスは、皮膚および肺の線維化、自己抗体の産生、真皮への炎症細胞浸潤を呈し、SSc患者の病態をよく反映するモデルマウスであると考えられている(Yamamoto Arch Dermatol Res 2006)。BLM投与によって引き起こされる一連の炎症細胞活性化は、ヒトSSc患者においても認められる現象であり、BLM誘発SScモデルマウスにおける皮膚および肺線維化の誘導はSScと類似した免疫学的異常によることが推察される。本年度はIRF5が全身性強皮症の病態における関与を検討するためにIRF5ノックアウトマウスを用いてBLM誘発強皮症モデルマウスを作製した。IRF5ノックアウトマウスでは野生型マウスと比較してBLM投与によって誘発される皮膚・肺の線維化が有意に減弱した。また、詳細に見てみると、IRF5ノックアウトマウスでは同週齢の野生型マウスに比較し、真皮厚、真皮の膠原線維量が減少していた。また、ブレオマイシン投与7日の炎症期においてIRF5ノックアウトマウスでは野生型マウスに比較して、線維化を促進する細胞接着分子の発現の低下、抗線維化に働く細胞接着分子の発現の亢進が見られた。線維芽細胞、血管内皮細胞、免疫細胞においてIRF5の発現低下が抗線維化に働く可能性が示唆されている。
英文摘要
全身性強皮症(systemic sclerosis ; SSc)は皮膚および内臓諸臓器の血管障害と線維化を主徴とする膠原病で、患者のQOLおよび予後を著しく障害する重大な疾患であるが、未だ病因は解明されていない。線維化の形成には局所に浸潤する炎症細胞によって産生されるサイトカインが重要な役割を果たしていることが知られているものの、その免疫学的異常のメカニズムは明らかではない。近年、SSc患者の末梢血、皮膚の遺伝子発現解析において、1型インターフェロンにより誘導される遺伝子の発現が増えていることが報告されている。そこで、1型インターフェロンのほか、多数の遺伝子を誘導する転写因子であるInterfero Regulatory Factor5 (IRF5)のSScにおける役割について解明する。ブレオマイシン(BLM)を皮下投与して作成するBLM誘発SScモデルマウスは、皮膚および肺の線維化、自己抗体の産生、真皮への炎症細胞浸潤を呈し、SSc患者の病態をよく反映するモデルマウスであると考えられている(Yamamoto Arch Dermatol Res 2006)。BLM投与によって引き起こされる一連の炎症細胞活性化は、ヒトSSc患者においても認められる現象であり、BLM誘発SScモデルマウスにおける皮膚および肺線維化の誘導はSScと類似した免疫学的異常によることが推察される。本年度はIRF5が全身性強皮症の病態における関与を検討するためにIRF5ノックアウトマウスを用いてBLM誘発強皮症モデルマウスを作製した。IRF5ノックアウトマウスでは野生型マウスと比較してBLM投与によって誘発される皮膚・肺の線維化が有意に減弱した。また、詳細に見てみると、IRF5ノックアウトマウスでは同週齢の野生型マウスに比較し、真皮厚、真皮の膠原線維量が減少していた。また、ブレオマイシン投与7日の炎症期においてIRF5ノックアウトマウスでは野生型マウスに比較して、線維化を促進する細胞接着分子の発現の低下、抗線維化に働く細胞接着分子の発現の亢進が見られた。線維芽細胞、血管内皮細胞、免疫細胞においてIRF5の発現低下が抗線維化に働く可能性が示唆されている。
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DOI:
10.1111/j.1468-3083.2012.04558.x
发表时间:
2013-06
期刊:
Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology
影响因子:
9.2
作者:
[T. Taniguchi;Y. Asano;K. Akamata;N. Aozasa;S. Noda;T. Takahashi;Y. Ichimura;T. Toyama;H. Sumida;Y. Kuwano;K. Yanaba;Y. Tada;M. Sugaya;T. Kadono;S. Sato]
通讯作者:
T. Taniguchi;Y. Asano;K. Akamata;N. Aozasa;S. Noda;T. Takahashi;Y. Ichimura;T. Toyama;H. Sumida;Y. Kuwano;K. Yanaba;Y. Tada;M. Sugaya;T. Kadono;S. Sato
Fli1 haploinsufficiency exacerbates dermal fibrosis via activation of fibroblasts, endothelial cells and macrophages in bleomycin-treated mice.
在博莱霉素治疗的小鼠中,Fli1 单倍体不足会通过激活成纤维细胞、内皮细胞和巨噬细胞而加剧真皮纤维化。
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takashi Taniguchi, Yoshihide Asano, et al.]
通讯作者:
et al.
Histological features of localized scleroderma 'en coup de sabre' : a study of 16 cases
局限性硬皮病“en coup de sabre”的组织学特征:16例研究
DOI:
10.1111/jdv.12280
发表时间:
2014
期刊:
J Eur Acad Dermatol Venereol.
影响因子:
--
作者:
[Okamoto Y., Nakai T., Ando M., Ueda K. and Kojima N., 中井剛, Yumeka Hirano, 中井 剛, Yumeka Hirano, 中井剛, Yumeka Hirano and Shigeru Otsubo, Yumeka Hirano and Shigeru Otsubo, 中井剛, 中井剛, Yumeka Hirano and Shigeru Otsubo, Yumeka Hirano, Shigeru Otsubo and Yumeka Hirano, Yumeka Hirano, Yumeka Hirano and Shigeru Otsubo, Taniguchi Takashi]
通讯作者:
Taniguchi Takashi
DOI:
10.1111/j.1468-3083.2012.04610.x
发表时间:
2013-11-01
期刊:
JOURNAL OF THE EUROPEAN ACADEMY OF DERMATOLOGY AND VENEREOLOGY
影响因子:
9.2
作者:
[Taniguchi, T., Noda, S., Adachi, M.]
通讯作者:
Adachi, M.
骨髄由来細胞における転写因子Fli1の発現低下が創傷治癒に及ぼす影響
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批准号:17K16323
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.16万
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财政年份:2017
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负责人:谷口 隆志
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依托单位:
海外基金