ヘーゲルにおける知の主体性の本質についての研究 ―固有なものへの問い―
ヘーゲルにおける知の主体性の本質についての研究 ―固有なものへの問い―
批准号:
12J07343
负责人:
嶺岸 佑亮
金额:
$0.64万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012 至 2013
中文摘要
本年度は、ヘーゲルの論理学における「映現すること」の意義の解明に関する研究を行った。ヘーゲルの主著である『大論理学』における実体概念と主体概念との関係が、「映現すること」における本質と仮象との緊張関係に密接に関連することを解明した。その問題は、スピノザ的な唯一実体の考えと、この実体によって生じる現実的なものとの主従関係の枠組みを超えて、実体自身に固有の動性を認める方向性を示していることが明らかとなった。また、この動性の目的は、実体自身とは別の何かではなく、実体がまさしく自ら自身として自ら自身にとって存在するということに他ならない、ということが研究の結果判明した。また、こうした問題は、1812年から16年にかけて公刊されたヘーゲルの主著の一つである『大論理学』へと至るまでのヘーゲルの哲学的思索の形成に対して主要な原動力の一つをなしているということが、研究の進展によって明らかとなったのであった。そのため、このようなヘーゲルの思索の発展の経緯を明確化する必要が生じてくる結果となった。そのことを受けて、『大論理学』以前の時期、とりわけ1801年から7年にかけてのいわゆるイエーナ期の諸テクスト(1801年の『差異論文』、1802年の『信仰と知』、1804/5年の『体系構想II』の『形而上学』、1805/6年の『体系構想III』の『精神哲学』及び1807年の『精神現象学』の序文)における「主体的な実体」、或いは「同時に主体でもある実体」の考えの成立を追うことで、「映現すること」が単に無的な仮象といったものに過ぎないのではなく、実体そのものに固有な契機をなすことを示し、その次第を「ヘーゲル哲学における主体性と精神の自己知について」という題の論文にまとめ、2014年3月に東北大学文学会発行の『文化』第77号に掲載されることになった。
英文摘要
本年度は、ヘーゲルの論理学における「映現すること」の意義の解明に関する研究を行った。ヘーゲルの主著である『大論理学』における実体概念と主体概念との関係が、「映現すること」における本質と仮象との緊張関係に密接に関連することを解明した。その問題は、スピノザ的な唯一実体の考えと、この実体によって生じる現実的なものとの主従関係の枠組みを超えて、実体自身に固有の動性を認める方向性を示していることが明らかとなった。また、この動性の目的は、実体自身とは別の何かではなく、実体がまさしく自ら自身として自ら自身にとって存在するということに他ならない、ということが研究の結果判明した。また、こうした問題は、1812年から16年にかけて公刊されたヘーゲルの主著の一つである『大論理学』へと至るまでのヘーゲルの哲学的思索の形成に対して主要な原動力の一つをなしているということが、研究の進展によって明らかとなったのであった。そのため、このようなヘーゲルの思索の発展の経緯を明確化する必要が生じてくる結果となった。そのことを受けて、『大論理学』以前の時期、とりわけ1801年から7年にかけてのいわゆるイエーナ期の諸テクスト(1801年の『差異論文』、1802年の『信仰と知』、1804/5年の『体系構想II』の『形而上学』、1805/6年の『体系構想III』の『精神哲学』及び1807年の『精神現象学』の序文)における「主体的な実体」、或いは「同時に主体でもある実体」の考えの成立を追うことで、「映現すること」が単に無的な仮象といったものに過ぎないのではなく、実体そのものに固有な契機をなすことを示し、その次第を「ヘーゲル哲学における主体性と精神の自己知について」という題の論文にまとめ、2014年3月に東北大学文学会発行の『文化』第77号に掲載されることになった。
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ヘーゲル論理学における概念の自己生成と定立について
论黑格尔逻辑中概念的自我生成和确立
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
東北哲学界年報
影响因子:
--
作者:
[Masatoshi Imada, Youhei Yamaji, Moyuru Kurita, 嶺岸佑亮]
通讯作者:
嶺岸佑亮
ヘーゲル哲学における主体性と精神の自己知について
论黑格尔哲学中的精神主体性与自我认识
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
文化
影响因子:
--
作者:
[Youhei Yamaji, Yusuke Nomura, Moyuru Kurita, Ryotaro Arita, Masatoshi Imada, 嶺岸佑亮]
通讯作者:
嶺岸佑亮
概念の主体性における個と普遍の本質について -ヘーゲル論理学における「概念の人格性」をもとにして-
论概念主体性中个体性与普遍性的本质——基于黑格尔逻辑中的“概念的人格性”——
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
ヘーゲル哲学研究
影响因子:
--
作者:
[Masatoshi Imada, Youhei Yamaji, Moyuru Kurita, 嶺岸佑亮, 嶺岸佑亮]
通讯作者:
嶺岸佑亮
ヘーゲル哲学における知の主体性と本質について -本質の映現をもとにして-
论黑格尔哲学中知识的主体性和本质——基于本质的反思——
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[栗田萌, 山地洋平, 今田正俊, 嶺岸佑亮]
通讯作者:
嶺岸佑亮
近代ドイツ哲学における自己意識理論の文化的・社会的側面に関する研究
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批准号:22K12955
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$1.58万
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财政年份:2022
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负责人:嶺岸 佑亮
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依托单位:
海外基金