組織再生を支える体内環境制御機構の解明
組織再生を支える体内環境制御機構の解明
批准号:
15J12331
负责人:
樫尾 宗志朗
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-24 至 2018-03-31
中文摘要
本研究では、組織修復を遠隔的に制御する液性因子とその分子メカニズムの解明を目指した。組織再生の分子メカニズムの解明は生物学や医学における重要な課題の一つであり、様々な分子機構が明らかになってきた。しかしながら、これまで行われてきた再生研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であり、組織非自律的な恒常性維持機構という観点から再生を捉える研究は少なかった。この課題に取り組むため前年度までの研究において、ショウジョウバエの遺伝学と温度感受性ジフテリア毒素を組み合わせることで、一過的な組織傷害と非傷害組織における遺伝学的解析を並行して行える組織傷害の系を構築した。さらに成虫原基の修復初期における体液組成のメタボローム解析により、修復時の体内環境の変動を網羅的に調べた。その結果様々な代謝産物の変化が見られたが、必須アミノ酸の一種であるトリプトファンの代謝に顕著な変化が見られたため、トリプトファン代謝に焦点を当てた。トリプトファンの多くは脂肪体でキヌレニンに代謝されていることから脂肪組織特異的に代謝酵素を抑制したところ、成虫原基の組織修復が阻害されることを発見した。当該年度はこの結果を元に、キヌレニン代謝の下流にあるキヌレン酸が特に体液中で変化していることを見出した。さらに、脂肪体におけるキヌレン酸産生の抑制が修復阻害を引き起こすことを示した。加えて修復中の成虫原基における組織染色により、修復中の組織の変化をより詳細に分析した。その結果、死細胞の排除異常や細胞骨格の再編成に顕著な変化が観察された。今後、受容体を中心としたキヌレン酸のターゲット探索により、組織間相互作用が再生・組織修復に与える新規のメカニズムの解明に向けてさらに深く研究が進むことが期待される。
英文摘要
本研究では、組織修復を遠隔的に制御する液性因子とその分子メカニズムの解明を目指した。組織再生の分子メカニズムの解明は生物学や医学における重要な課題の一つであり、様々な分子機構が明らかになってきた。しかしながら、これまで行われてきた再生研究は傷害部位における組織自律的な分子メカニズムの解析が中心であり、組織非自律的な恒常性維持機構という観点から再生を捉える研究は少なかった。この課題に取り組むため前年度までの研究において、ショウジョウバエの遺伝学と温度感受性ジフテリア毒素を組み合わせることで、一過的な組織傷害と非傷害組織における遺伝学的解析を並行して行える組織傷害の系を構築した。さらに成虫原基の修復初期における体液組成のメタボローム解析により、修復時の体内環境の変動を網羅的に調べた。その結果様々な代謝産物の変化が見られたが、必須アミノ酸の一種であるトリプトファンの代謝に顕著な変化が見られたため、トリプトファン代謝に焦点を当てた。トリプトファンの多くは脂肪体でキヌレニンに代謝されていることから脂肪組織特異的に代謝酵素を抑制したところ、成虫原基の組織修復が阻害されることを発見した。当該年度はこの結果を元に、キヌレニン代謝の下流にあるキヌレン酸が特に体液中で変化していることを見出した。さらに、脂肪体におけるキヌレン酸産生の抑制が修復阻害を引き起こすことを示した。加えて修復中の成虫原基における組織染色により、修復中の組織の変化をより詳細に分析した。その結果、死細胞の排除異常や細胞骨格の再編成に顕著な変化が観察された。今後、受容体を中心としたキヌレン酸のターゲット探索により、組織間相互作用が再生・組織修復に与える新規のメカニズムの解明に向けてさらに深く研究が進むことが期待される。
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Fat body Trp-Kyn metabolism is required for Drosophila disc regeneration
果蝇椎间盘再生需要脂肪体 Trp-Kyn 代谢
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kashio, S. and Miura, M.]
通讯作者:
M.
S-adenosyl-methionine metabolism in fat body remotely supports tissue repair in Drosophila wing discs
脂肪体内的S-腺苷甲硫氨酸代谢远程支持果蝇翼盘的组织修复
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kashio, S., Obata, F., Zhang, L., Katsuyama, T., Chihara, T., and Miura, M.]
通讯作者:
M.
DOI:
10.1080/19336934.2016.1221549
发表时间:
2017-01-02
期刊:
Fly
影响因子:
1.2
作者:
[Kashio S, Obata F, Miura M]
通讯作者:
Miura M
組織傷害と全身性応答~メチオニン代謝が支える組織修復機構~
组织损伤和全身反应 - 蛋氨酸代谢支持的组织修复机制 -
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
The Lipid
影响因子:
--
作者:
[樫尾宗志朗, 三浦正幸]
通讯作者:
三浦正幸
脂肪組織のメチオニン代謝による組織修復の遠隔制御 ~体内環境が治癒力に与える影響~
通过脂肪组织中的蛋氨酸代谢远程控制组织修复~内环境对愈合能力的影响~
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 11 条
代謝バッファリングを司るタンパク質細胞内局在と分解制御機構の解明
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批准号:24K09774
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:樫尾 宗志朗
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依托单位:
Investigation of receptive systems sensing metabolic shifts for Drosophila disc regeneration
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批准号:18H06064
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.91万
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财政年份:2018
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负责人:樫尾 宗志朗
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依托单位:
海外基金