理想的合意としての絶対知 -現代哲学に対するフィヒテ知識学のインパクト-
理想的合意としての絶対知 -現代哲学に対するフィヒテ知識学のインパクト-
批准号:
14J05156
负责人:
嘉目 道人
金额:
$0.67万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2017-03-31
中文摘要
本研究はフィヒテ知識学の根本概念、特に中期フィヒテの「絶対知」概念を、現代のフィヒテ主義的哲学である超越論的語用論を通じて現代的に解釈することを目的とするものである。当概念は、難解さや抽象性から、現代の哲学的諸理論の興味の対象外となっている。しかし、現代のフィヒテ主義的哲学である超越論的語用論を経由すれば、現代の議論状況に即して解釈され得るというのが本研究の見通しである。当初の年次計画に従い、今年度は主として、(A)なお曖昧さが残っていたカントとフィヒテの差異を明確にすることを試みた上で、(B)フィヒテの「絶対知」を「理想的コミュニケーション共同体」の「理想的合意」として解釈することへの批判、(C)超越論的語用論が採用している真理の合意説への批判、という、本研究成果に対して想定される2つの批判への回答を試みた。(A) カントとフィヒテの差異を、以前の研究成果を発展させつつ、自我論と道徳論の両側面から改めて強調した。(B) 「絶対知」を読み替えることは、取りも直さず、現代哲学に対するフィヒテ主義の可能性とインパクトを明らかにすることでもある。この観点から、現代哲学においては存在しないと考えられてきたフィヒテ主義が、実はカント解釈からの逸脱として水面下で萌芽しつつあったこと、そしてその結実として超越論的語用論が成立したことを論じた。(C) 超越論的語用論による真理の合意説に対してはヴェルマーやパトナムからの有力な批判があり、本研究を完結させるためにはこれらに答える必要がある。そこで、対応説や整合説、デフレ理論といった諸理論の問題点を合意説が克服できること、また形而上学的実在論に基づいた真理観に対する、超越論的反実在論としての合意説の優位を論じた(前年度からの継続)。最後に、本研究からの発展的研究の一例としてフィクション論への応用を挙げ、今後の展望を示した。
英文摘要
本研究はフィヒテ知識学の根本概念、特に中期フィヒテの「絶対知」概念を、現代のフィヒテ主義的哲学である超越論的語用論を通じて現代的に解釈することを目的とするものである。当概念は、難解さや抽象性から、現代の哲学的諸理論の興味の対象外となっている。しかし、現代のフィヒテ主義的哲学である超越論的語用論を経由すれば、現代の議論状況に即して解釈され得るというのが本研究の見通しである。当初の年次計画に従い、今年度は主として、(A)なお曖昧さが残っていたカントとフィヒテの差異を明確にすることを試みた上で、(B)フィヒテの「絶対知」を「理想的コミュニケーション共同体」の「理想的合意」として解釈することへの批判、(C)超越論的語用論が採用している真理の合意説への批判、という、本研究成果に対して想定される2つの批判への回答を試みた。(A) カントとフィヒテの差異を、以前の研究成果を発展させつつ、自我論と道徳論の両側面から改めて強調した。(B) 「絶対知」を読み替えることは、取りも直さず、現代哲学に対するフィヒテ主義の可能性とインパクトを明らかにすることでもある。この観点から、現代哲学においては存在しないと考えられてきたフィヒテ主義が、実はカント解釈からの逸脱として水面下で萌芽しつつあったこと、そしてその結実として超越論的語用論が成立したことを論じた。(C) 超越論的語用論による真理の合意説に対してはヴェルマーやパトナムからの有力な批判があり、本研究を完結させるためにはこれらに答える必要がある。そこで、対応説や整合説、デフレ理論といった諸理論の問題点を合意説が克服できること、また形而上学的実在論に基づいた真理観に対する、超越論的反実在論としての合意説の優位を論じた(前年度からの継続)。最後に、本研究からの発展的研究の一例としてフィクション論への応用を挙げ、今後の展望を示した。
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経験的な知とは何か ―知識論として読む『知識学の叙述』(1801/1802年)―
什么是经验知识?“知识描述”(1801/1802)被解读为一种知识理论。
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[福田正宏・M.Gablirchuk・國木田大・田尻義了・M.Gorshkov・江田真毅・木山克彦・A.Malyavin・夏木大吾・足立達朗・張恩恵・太田圭・田邊えり・熊木俊朗, 嘉目道人, 木山克彦・L.イシツェレン・笹田朋孝・佐川正敏・大澤孝・正司哲朗・T.アムガラントクス・L.ムンフバヤル・N.ナムダク, 嘉目道人, Кияма К・Усуки И.・Сасада Т.・Сёдзи Т.・Амартувшин Ч.・Эрэгзэн Г.・Ишицэрэн Л., Michihito Yoshime, Yamaya Fumito・Kiyama Katsuhiko, Usuki Isao・Kiyama Katsuhiko, 嘉目道人, Kiyama Katsuhiko・Sagawa Masatoshi, 嘉目道人, 臼杵勲・佐川正敏・木山克彦・柳本照男・松下憲一(原題はモンゴル語表記), 嘉目道人]
通讯作者:
嘉目道人
Fichte’s Empirical realism and his Doctrine of “Bild”
费希特的经验现实主义及其“图像”学说
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[福田正宏・M.Gablirchuk・國木田大・田尻義了・M.Gorshkov・江田真毅・木山克彦・A.Malyavin・夏木大吾・足立達朗・張恩恵・太田圭・田邊えり・熊木俊朗, 嘉目道人, 木山克彦・L.イシツェレン・笹田朋孝・佐川正敏・大澤孝・正司哲朗・T.アムガラントクス・L.ムンフバヤル・N.ナムダク, 嘉目道人, Кияма К・Усуки И.・Сасада Т.・Сёдзи Т.・Амартувшин Ч.・Эрэгзэн Г.・Ишицэрэн Л., Michihito Yoshime, Yamaya Fumito・Kiyama Katsuhiko, Usuki Isao・Kiyama Katsuhiko, 嘉目道人, Kiyama Katsuhiko・Sagawa Masatoshi, 嘉目道人, 臼杵勲・佐川正敏・木山克彦・柳本照男・松下憲一(原題はモンゴル語表記), 嘉目道人, 臼杵勲・佐川正敏・柳本照男・木山克彦・内田宏実・正司哲朗・Ch.アマルトゥフシン, Michihito Yoshime]
通讯作者:
Michihito Yoshime
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[山田圭一, Keiichi Yamada, 山田圭一, 山田圭一, 五十嵐 沙千子, 五十嵐 沙千子, 五十嵐 沙千子, Yasuyuki Funaba, 五十嵐 沙千子, Yasuyuki Funaba]
通讯作者:
Yasuyuki Funaba
Transcendental Inquiry: Its History, Methods and Critiques
先验探究:它的历史、方法和批评
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yukio Irie, H. Kim, S. Haelzel, and others]
通讯作者:
and others
討議倫理学をフィクションに適用することの可能性と諸問題
将协商伦理应用于小说的可能性和问题
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[福田正宏・M.Gablirchuk・國木田大・田尻義了・M.Gorshkov・江田真毅・木山克彦・A.Malyavin・夏木大吾・足立達朗・張恩恵・太田圭・田邊えり・熊木俊朗, 嘉目道人]
通讯作者:
嘉目道人
共 14 条
The Possibility of a Normativism of Social Reality: Investigating Fichte's "Circular" Argument
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批准号:22K12961
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2022
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负责人:嘉目 道人
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依托单位:
海外基金