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武力紛争内外における加害行為の国際刑事法および国内刑法上の評価

根据国际和国内刑法评估武装冲突内外的犯罪行为

基本信息

批准号：
18J10046
负责人：
久保田隆
金额：
$ 1.34万
依托单位：
Keio University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2018
资助国家：
日本
起止时间：
2018-04-25 至 2020-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究には、課題X・Yの2つの課題がある。【課題X】は、「武力紛争における加害行為の国際刑事法および国内刑法上の評価」である。その主たる目的は、ドイツの法制度や実務の動向との比較を通じて、日本の自衛官が武力紛争に巻き込まれ、加害行為を行った場合の刑事責任の射程、およびその刑法上の理論的根拠を明らかにすることである。【課題Y】は、「武力紛争外における加害行為の国内刑法上の評価」である。その目的は、日本とドイツの比較を通じて、近年自衛隊が南スーダンなどで従事していたような、武力紛争には該当しない場面におけるPKOの任務の遂行に際して加害行為が発生した場合の個人の刑事責任の射程を明らかにすることである。平成31年度／令和元年度は、2つある研究課題のうち、主に、課題Y「武力紛争外における加害行為の刑法上の評価」についての研究を行った。その成果として、「武力紛争外における加害行為の刑事責任──ドイツの議論を中心に──」と題する論文を『法学政治学論究』126号（2020年9月刊行予定）投稿する予定である。同論文では、ドイツにおいては、（日本の自衛隊が従事しているPKOとは活動の性質を異にするものの）現に自国軍人による国外での加害行為が実務上の問題となっており、学説によって、正当化に関する刑法典上の明文規定では対応しきれない領域があることも指摘されているため、そのようなドイツの議論を日本に応用することは可能か否か、検討する。また、本研究課題に密接に関連するものとして、「国際刑事裁判所（ICC）第一審裁判部ンタガンダ事件判決」に関する研究を行い、国際人道法刑事法研究会（2020年2月24日）において報告を行った（『国際人権』31号誌上に掲載予定）。なお、同年度中に実施する予定であったドイツでの短期研究滞在は、昨今のコロナウイルスを取り巻く状況にかんがみ、実施を取りやめた。

This study is aimed at the topic X·Y and the topic 2. [Topic X]"International Criminal Law and Domestic Criminal Law Review of Infringement in Armed Dispute". A comparison of the main purpose, the trend of legal system support, the range of criminal responsibility in the case of military disputes, and the theoretical roots of criminal law in Japan [Topic Y]:"Comments on domestic criminal law of external violence in armed disputes." The purpose of this comparison is to make clear the scope of individual criminal responsibility in recent years when the Self-Defense Forces have been involved in military disputes and when PKO has been responsible for the occurrence of injurious acts. Heisei 31st/Reiwa 2nd research topic: "Criminal Law Review of Offensive Behavior in Armed Conflict" "Criminal Responsibility for Infringement in Armed Conflict-- The same paper (The nature of the PKO activities of the Japanese Self-Defense Forces is different from that of the Japanese Self-Defense Forces.) At present, the criminal law of the Japanese military personnel is clearly stipulated in the Criminal Code. This research topic is closely related to the research on "International Criminal Court (ICC) Second Instance Jurisdiction Department" and the report of the Institute of International Humanitarian Law Criminal Law (February 24, 2020)(published in "International Criminal Court" No. 31). A short-term study of the status quo in the middle of the year

项目成果

期刊论文数量（0）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

「国際刑事裁判所（ICC）第一審裁判部ンタガンダ事件判決」

《国际刑事法院（ICC）恩塔甘达一审庭判决书》

DOI：
发表时间：
2020
期刊：
影响因子：
0
作者：
Kurosawa Norio;Tsuboi Kazuhiko;Sakai Hiroyuki D.;Stedman Kenneth M.;Nur Naswandi;Suwanto Antonius;久保田隆;久保田隆;久保田隆
通讯作者：
久保田隆

自衛官による加害行為と刑法三五条に基づく違法性阻却──防衛出動等における武力の行使を中心に──

自卫队人员实施行为并根据刑法第35条否认其违法行为 - 以在防卫行动中使用武力等为中心

DOI：
发表时间：
2019
期刊：
法学政治学論究
影响因子：
0
作者：
Kurosawa Norio;Tsuboi Kazuhiko;Sakai Hiroyuki D.;Stedman Kenneth M.;Nur Naswandi;Suwanto Antonius;久保田隆
通讯作者：
久保田隆

武力紛争における戦闘行為への国内刑法の適用──ドイツの議論状況を中心に──

国内刑法在武装冲突中战斗行为中的适用：聚焦德国的争论情况

DOI：
发表时间：
2018
期刊：
法学政治学論究
影响因子：
0
作者：
Kurosawa Norio;Tsuboi Kazuhiko;Sakai Hiroyuki D.;Stedman Kenneth M.;Nur Naswandi;Suwanto Antonius;久保田隆;久保田隆
通讯作者：
久保田隆