抗がん剤のうつ病誘発リスクに関する基礎的および薬剤疫学的検証
抗がん剤のうつ病誘発リスクに関する基礎的および薬剤疫学的検証
批准号:
22K06590
负责人:
長澤 一樹
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2026-03-31
中文摘要
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英文摘要
2022年度は、抗がん剤としてオキサリプラチン及びドキソルビシンを用いた。まず、オキサリプラチンの投与プロトコールを有害事象の発現をvon Frey試験の逃避反応を指標として設定を試みた。その結果、オキサリプラチンを8 mg/kgの投与量にて2日間連続でマウスに腹腔内投与することで、投与直後から摂餌量の減少に起因した体重減少、並びに投与後7日目において機械的アロディニアの発現が確認された。これらマウスにおいて、投与後8日目に不安様行動をオープンフィールド試験、投与後9日目にうつ様行動を強制水泳試験で評価し、その後、脳及び糞便サンプルを採取した。その結果、オキサリプラチン投与マウスにおいて、うつ様所見は誘発されず、海馬での炎症所見も検出されなかったが、腸内細菌叢において腸管バリアの脆弱性に関与する腸内細菌の存在割合に変化が認められたことから、ストレス感受性が高まっている可能性が示唆された。そこで、オキサリプラチン投与マウスに対し、その投与後7日目から21日間の軽度予測不能ストレスを負荷したところ、うつ様及び不安様行動が誘発される傾向にあった。さらに、ドキソルビシンを5 mg/kgにてマウスに腹腔内投与したところ、対照群と比較して、体重及び摂餌量は投与後2-5日目にて減少し、甘味感受性は5及び7日目において低下していた。そこでドキソルビシンの有害事象が発現している投与後7日目においてオープンフィールド及び強制水泳試験を行ったところ、いずれにおいてもうつ様及び不安様行動は検出されなかった。
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