開胸術後に肺傷害をもたらす胸腔内炎症の発生機序の解析と制御に関する研究
開胸術後に肺傷害をもたらす胸腔内炎症の発生機序の解析と制御に関する研究
批准号:
09877255
负责人:
小野 貞文
金额:
$1.28万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 1998
中文摘要
本研究は、開胸術後の肺傷害発生機序における局所炎症の意義の解明と制御を目的としたものである。肺癌や気胸などの呼吸器疾患にて開胸術を受けた症例を対象とし、開胸術後の局所炎症の解析と定量化を試みた。開胸肺切除術後に留置された胸腔ドレーンから経時的に胸水を採取し、その量と白血球、好中球数を測定した。また経時的に末梢血液を採取し、白血球、好中球数を測定した。さらに、肺全摘術、肺葉切除術、肺部分切除術の3群に分け、術式間の差について検討した。開胸術後の胸水の量、好中球数とも手術24時間後をピークに増大し、その後漸減した。好中球分画は、成熟細胞が90%以上あり、その量は同時期の末梢血液に比し高値であった。また両者とも、肺部分切除術で最も高値を示し、次いで、肺葉切除術、肺全摘術の順であった。以上から、開胸術後の胸腔内では、何らかの好中球遊走化因子が発生し、末梢血液から好中球が動員、胸腔内へ遊走されるものと推定された。その量が残存臓側胸膜の多寡に依存していたことから、好中球遊走化因子の発生母体としては、開胸術時の胸腔内操作により炎症が惹起される臓側胸膜が考えられた。好中球遊走化因子のひとつであるG-CSFは、胸水中の好中球数と密接に関連して推移し、また、臓側胸膜、壁側胸膜から産生され得ることが確認された。好中球は種々のElastaseやフリーラジカルを発生し、組織傷害をもたらすことから、開胸術後の肺傷害発生機序において、胸腔内操作による臓側胸膜の局所炎症と、産生されるG-CSFが重要な意義を有していると考えられた。
英文摘要
本研究は、開胸術後の肺傷害発生機序における局所炎症の意義の解明と制御を目的としたものである。肺癌や気胸などの呼吸器疾患にて開胸術を受けた症例を対象とし、開胸術後の局所炎症の解析と定量化を試みた。開胸肺切除術後に留置された胸腔ドレーンから経時的に胸水を採取し、その量と白血球、好中球数を測定した。また経時的に末梢血液を採取し、白血球、好中球数を測定した。さらに、肺全摘術、肺葉切除術、肺部分切除術の3群に分け、術式間の差について検討した。開胸術後の胸水の量、好中球数とも手術24時間後をピークに増大し、その後漸減した。好中球分画は、成熟細胞が90%以上あり、その量は同時期の末梢血液に比し高値であった。また両者とも、肺部分切除術で最も高値を示し、次いで、肺葉切除術、肺全摘術の順であった。以上から、開胸術後の胸腔内では、何らかの好中球遊走化因子が発生し、末梢血液から好中球が動員、胸腔内へ遊走されるものと推定された。その量が残存臓側胸膜の多寡に依存していたことから、好中球遊走化因子の発生母体としては、開胸術時の胸腔内操作により炎症が惹起される臓側胸膜が考えられた。好中球遊走化因子のひとつであるG-CSFは、胸水中の好中球数と密接に関連して推移し、また、臓側胸膜、壁側胸膜から産生され得ることが確認された。好中球は種々のElastaseやフリーラジカルを発生し、組織傷害をもたらすことから、開胸術後の肺傷害発生機序において、胸腔内操作による臓側胸膜の局所炎症と、産生されるG-CSFが重要な意義を有していると考えられた。
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久保 裕司: "CD18依存性、非依存性の好中球遊走における細胞内情報伝達物質UFEBの関与" THERAPEUDIC RESEARCH. 19(4). 18-21 (1998)
Yuji Kubo:“细胞内信号递质 UFEB 参与 CD18 依赖性和非依赖性中性粒细胞迁移”THERAPUDIC RESEARCH 19(4) (1998)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
田畑俊治、他: "モノクロタリン肺高血圧の発症機序における好中球の関与" 呼吸. 16(9). 1326-1332 (1997)
Shunji Tabata 等人:“中性粒细胞参与野百合碱诱导的肺动脉高压的发病机制”,呼吸 16(9) 1326-1332 (1997)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
小野 貞文: "慢性肺気腫の肺循環と肺容量減少の効果" 日本胸部疾患学会雑誌. 35. 91-95 (1998)
小野定文:“慢性肺气肿中肺循环和肺容量减少的影响”日本胸科疾病学会杂志 35. 91-95 (1998)。
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
小野貞文、他: "肺切除術後肺機能における呼吸補助筋温存の意義" 日本呼吸器外科学会誌. 11(4). 19-24 (1997)
Sadafumi Ono 等人:“肺切除术后保留呼吸辅助肌对肺功能的意义”,日本呼吸外科学会杂志 11(4) (1997)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
西村俊彦: "開胸術後急性期における胸水中および末梢血液中のGranulocyte colony-Stimulating factor(G-CSF)と好中球の動態解析と産生組織に関する研究" 加齢医学研究所雑誌. 50(2). 62-68 (1999)
Toshihiko Nishimura:“开胸术后急性期胸水和外周血中粒细胞集落刺激因子(G-CSF)和中性粒细胞的动态分析以及生成组织的研究”《衰老与衰老研究所杂志》50(。 2). 62-68 (1999)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
共 9 条
肺移植後の再灌流傷害における細胞内シグナル伝達経路及び内皮前駆細胞の関与について
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批准号:12470270
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$5.25万
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财政年份:2000
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负责人:小野 貞文
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依托单位:
海外基金