無歯顎者の下顎位置感覚を利用した新しい咬合採得法の開発
無歯顎者の下顎位置感覚を利用した新しい咬合採得法の開発
批准号:
09877375
负责人:
野首 孝祠
金额:
$1.28万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 1998
中文摘要
本研究では,全部床義歯における咬合高径決定法として,咬合高径をランダムに変化させて無歯顎者の下顎位置感覚を測定し,精神物理学的手法の一つである恒常法を用いて,患者が高くも低もなく丁度よいと感じる快適咬合域を求め,咬合高径を決定する方法について検討を行ってきた.平成9年度には,この快適咬合域は測定日間で再現性の高いことが示され,その測定をより簡便に行うための下顎位置感覚測定装置の開発により,測定時間が大幅に短縮され,臨床応用が可能となった.本法の特徴の1つとして,咬合高径決定後,直ちにゴシックアーチの描記とチェックバイトの記録を行うことが可能であり,より客観的な顎間関係記録が可能である点があげられる.従来の装置では,ランダムに咬合高径を変化させるためのスタイラスがスクリュー式になっており,患者ごとに高さを変化させることが可能であったが,スクリュー部分を保持するのに数mmの高さが必要なため,スタイラスの保持部分が記録板の裏面に大きく突出していた.これが舌房を侵害するために,保持板を上顎に,記録板を下顎に装着することに限られていた.そこで本年度は,スクリュー式でなく各個の高さは固定で,1mm間隔で高さの異なる砲弾型のスタイラスを13種類用意し,その中から個々の患者に対して適応する6から9種類の高さを選択して測定を行うことで,保持部分の高さを小さくした改良型の下顎位置感覚測定装置を開発した.この改良型装置を用い,従来のようにスタイラス保持板を上顎に装着する場合と,下顎に装着する場合の下顎位置感覚の測定を実際の無歯顎者に対して行った結果,求めた快適咬合域には差が認められなかった.また,顎堤吸収の程度や顎堤形態不良などによって,スタイラスの取り付け位置を考慮する必要性が示唆された.さらに,本研究の患者の感覚を利用した咬合採得に関連する研究課題として,より再現性が高く客観的な無歯顎者の印象採得方法にピエゾグラフィを取り入れ,義歯床の形態に対する心理的影響などの基礎的研究を行っている.主に発音を利用するこの印象法において,あらかじめ本法によって求めた快適咬合域を参考に咬合高径を決定することによって,より再現性の高い機能運動を行わせることが可能となった.
英文摘要
本研究では,全部床義歯における咬合高径決定法として,咬合高径をランダムに変化させて無歯顎者の下顎位置感覚を測定し,精神物理学的手法の一つである恒常法を用いて,患者が高くも低もなく丁度よいと感じる快適咬合域を求め,咬合高径を決定する方法について検討を行ってきた.平成9年度には,この快適咬合域は測定日間で再現性の高いことが示され,その測定をより簡便に行うための下顎位置感覚測定装置の開発により,測定時間が大幅に短縮され,臨床応用が可能となった.本法の特徴の1つとして,咬合高径決定後,直ちにゴシックアーチの描記とチェックバイトの記録を行うことが可能であり,より客観的な顎間関係記録が可能である点があげられる.従来の装置では,ランダムに咬合高径を変化させるためのスタイラスがスクリュー式になっており,患者ごとに高さを変化させることが可能であったが,スクリュー部分を保持するのに数mmの高さが必要なため,スタイラスの保持部分が記録板の裏面に大きく突出していた.これが舌房を侵害するために,保持板を上顎に,記録板を下顎に装着することに限られていた.そこで本年度は,スクリュー式でなく各個の高さは固定で,1mm間隔で高さの異なる砲弾型のスタイラスを13種類用意し,その中から個々の患者に対して適応する6から9種類の高さを選択して測定を行うことで,保持部分の高さを小さくした改良型の下顎位置感覚測定装置を開発した.この改良型装置を用い,従来のようにスタイラス保持板を上顎に装着する場合と,下顎に装着する場合の下顎位置感覚の測定を実際の無歯顎者に対して行った結果,求めた快適咬合域には差が認められなかった.また,顎堤吸収の程度や顎堤形態不良などによって,スタイラスの取り付け位置を考慮する必要性が示唆された.さらに,本研究の患者の感覚を利用した咬合採得に関連する研究課題として,より再現性が高く客観的な無歯顎者の印象採得方法にピエゾグラフィを取り入れ,義歯床の形態に対する心理的影響などの基礎的研究を行っている.主に発音を利用するこの印象法において,あらかじめ本法によって求めた快適咬合域を参考に咬合高径を決定することによって,より再現性の高い機能運動を行わせることが可能となった.
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
安井栄: "無歯顎者の下顎位置感覚を利用した全部床義歯における咬合高径測定法の開発" 大阪大学歯学雑誌. 42・1. 25-46 (1997)
Sakae Yasui:“利用无牙颌个体的下颌位置感开发全口义齿咬合高度测量方法”大阪大学牙科杂志 42・1(1997)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
野首 孝祠: "全部床義歯製作のための新しいコンセプト“ピエゾグラフィ"について" the Quintessence. 32. 52-62 (1998)
Takashi Nokubi:“关于全口义齿生产‘piezography’的新概念”Quintessence. 32. 52-62 (1998)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
梅原亜紀: "試験用グミゼリーの硬さと大きさの違いが咀嚼能率に及ぼす影響" 日本補綴歯科学会雑誌. 42・99回特別号. 112 (1998)
Aki Umehara:“测试软糖果冻的硬度和大小差异对咀嚼效率的影响”,日本口腔修复学会杂志第 42/99 期特刊(1998 年)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
梅原亜紀: "全部床義歯装着者において試験用グミゼリーを用いる咀嚼能率診査法の改良" 日本補綴歯科学会雑誌. 41・5. 850-855 (1997)
Aki Umehara:“使用测试软糖果冻对全口义齿佩戴者的咀嚼效率检查方法的改进”日本修复医学会杂志 41・5(1997)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
野首 孝祠: "歯科治療におけるPiezographyの役割 無歯顎者を対象に" the Quintessence. 17・6. 949-954 (1998)
Takashi Nokubi:“Piezography 在无牙颌患者牙科治疗中的作用”Quintessence 17・6 (1998)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 10 条
テクスチャーの異なる試験用グミゼリーによる咀嚼機能の多角的評価
-
批准号:16659530
-
项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
-
资助金额:$1.98万
-
财政年份:2004
-
负责人:野首 孝祠
-
依托单位:
有床義歯装着者の顎口腔系機能障害における顎機能パラメータに関する臨床的研究
-
批准号:59480380
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
-
资助金额:$4.48万
-
财政年份:1984
-
负责人:野首 孝祠
-
依托单位:
海外基金