脂肪酸結合タンパク質(FABP)は生体内で何をしているのか?

脂肪酸结合蛋白（FABP）在体内有什么作用？

基本信息

批准号：
09877439
负责人：
寺田弘
金额：
$ 1.28万
依托单位：
The University of Tokushima
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
1997
资助国家：
日本
起止时间：
1997 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

ほ乳類にみられる褐色脂肪組織は、生体が摂取したエネルギーの収支のバランスを保つために機能しており、その機能障害は肥満をもたらすと考えられている.従ってこの組織のエネルギー代謝の解析は、肥満や糖尿病治療薬の開発において重要な意味をもっている.褐色脂肪組織の機能は、サーモゲニンと呼ばれるタンパク質がミトコンドリアでのATP合成を阻害することによって発現することが知られており、これまでサーモゲニンの機能解析が盛んになされてきた.申請者らは、褐色脂肪組織の機能亢進に伴うエネルギー代謝系の変化を明らかにするために、エネルギー代謝に関連したタンパク質の転写レベルの解析を行った.その結果、心筋型の脂肪酸結合タンパク質は、正常な動物の褐色脂肪組織においてもわずかに発現しているが、この組織の機能亢進に伴ってその転写レベルがおよそ100倍も亢進しているという興味深い知見を得た.脂肪酸結合タンパク質は、その名の通り脂肪酸に結合するという性質を有しているが、その生理的役割は全く明らかにされていなかった.本研究成果は、褐色脂肪組織における効率のよい熱産生に、脂肪酸結合タンパク質が密接に関与していることを意味しており、その生理的役割を解明する糸口として非常に重要な知見である。

在哺乳动物功能中看到的棕色脂肪组织可维持活生物体摄入的能量平衡，其功能功能障碍被认为会导致肥胖。因此，对该组织的能量代谢的分析对于治疗肥胖和糖尿病的药物的发展具有重要意义。众所周知，棕色脂肪组织的功能是通过一种称为热基因蛋白抑制ATP合成在线粒体中的蛋白质表达的，直到现在，对热基因蛋白的功能分析一直在积极进行。申请人参与了能量代谢的发展，以阐明与棕色脂肪组织过度功能相关的能量代谢系统的变化。我们分析了蛋白质的转录水平。结果，我们获得了有趣的发现，即在正常动物的棕色脂肪组织中略微表达心肌脂肪酸结合蛋白，但随着组织的增加，它们的转录水平增加了约100倍。顾名思义，脂肪酸结合蛋白具有与脂肪酸结合的特性，但根本没有发现它们的生理作用。这项研究发现表明，脂肪酸结合蛋白与棕色脂肪组织的有效热发生密切相关，并且非常重要，这是阐明其生理作用的线索。