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東アジアの武装する仏教彫刻に施される「獅噛」装飾の研究

東アジアの武装する仏教彫刻に施される「獅噛」装飾の研究
东亚佛教铠甲造像“狮咬”纹饰研究
批准号:
22KJ0250
负责人:
大沼 陽太郎
金额:
$1.02万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31

项目摘要

项目成果

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英文摘要
2022年度は、日本国内および中国、ヨーロッパに所在する作品の現地調査を行い、四天王や毘沙門天、菩薩像などに施された「獅噛」装飾および仏塔の獣面装飾の細部を確認・撮影し分析を行うとともに、日本中世の仏教文献の分析を進めた。東アジアの武装像腹部の獣面装飾は、7世紀の中国で仏像の一様式として成立したものと推定されるが、その具体的成立時期や成立背景は明らかでない。そこで本年度は、西安大雁塔の大唐三蔵聖教序碑(655年)を始めとする初唐期西安の石碑に刻まれた天王像、および龍門石窟奉先寺洞(675年完工)、龍門石窟万仏洞(680年)の天王像に施された、両角を有する腹部装飾の細部を比較した。その結果、両角を内向きに湾曲させる龍門石窟奉先寺洞像と、両角を直線的に伸ばすその他の像に顕著な差が見られた。前者は獣鐶・鋪首と呼ばれる漢代の墓門装飾に類似し、奉先寺洞像の特殊性が明らかとなった。また西安博物院において、上記獣面装飾と類似する装飾を付けた隋代~初唐のものと思われる菩薩立像を発見した。これにより、天王像に施される以前に、菩薩像にも同系の獣面装飾が施されていたことが判明した。また13世紀以降の日本の仏教事相書は 、毘沙門天像や四天王像の「帯喰」(腹部装飾)を胎蔵界曼荼羅の門上装飾と同一視する。この言説の背景や源流を解明すべく、胎蔵界曼荼羅の門上装飾と類似する、門のアーチ両端に龍頭、中央に獣頭が施される唐代の仏塔(済南・神通寺、安陽・修定寺、同・霊泉寺)を調査した。神通寺「龍虎塔」では、中央の獣頭の下に、両腕を広げる小獣が表されていることを発見した。この両腕を広げる小獣はアジャンタ第17窟「五種生死輪」壁画上方の人物、あるいは金剛界曼荼羅成身会四隅の四方天と類似し、相互の関係を示唆する。またこうした門上装飾が、唐代の河南道にしか存在しないことは、同装飾の受容時期・背景解明の一助となりうる。
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