テトラスパニン制御ペプチドの設計によるがん浸潤・転移抑制
テトラスパニン制御ペプチドの設計によるがん浸潤・転移抑制
批准号:
22K19913
负责人:
大河内 美奈
金额:
$4.16万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2022-06-30 至 2024-03-31
中文摘要
膜4回貫通型タンパク質であるテトラスパニンCD9は、インテグリンや増殖因子受容体などの膜タンパク質と複合体を形成し、テトラスパニンを起点とするTetraspanin webと呼ばれる細胞膜ネットワークを形成してシグナル伝達に関与する分子オーガナイザーである。CD9は、がんの細胞膜や細胞が分泌する細胞外小胞エクソソームにおいても高度に発現しており、細胞運動や浸潤に関与する他、エクソソームの表面マーカーとしても機能する。また、CD9は曲率の高い細胞膜に局在する傾向があり、細胞膜の曲率制御や膜融合、エクソソームの分泌制御にも関与することが示唆されている。一方、Ewing(EWI)-2はCD9と複合体を形成することでTetraspanin web形成を阻害し、シグナル伝達を制御ことが示唆されている。本年度は、CD9およびCD81に着目し、これらと相互作用する制御分子EWI-2に着目したペプチドを設計、機能解析を目的とし、がん細胞におけるTetraspanin web形成、エクソソーム分泌量および取込み量、がん細胞の遊走や浸潤活性について評価した。まず、CD9結合性ペプチド添加による細胞生存率への影響について解析した結果、ペプチド添加による生存率の低下はほとんど認められなかった。細胞遊走解析では、ペプチド添加100 nMでがん細胞の遊走能が大きく減少したのに対し、正常細胞では80%程度に維持された。がん細胞スフェロイドにおいては、ペプチド添加による細胞増殖の抑制が確認された。超高解像度顕微鏡を用いた解析によるTetraspanin web解析の結果、ペプチド添加によるweb形成数およびサイズの減少が確認された。エクソソームの分泌および取込みについて評価した結果、100 nM以上のペプチド添加において有意に減少することが示された。以上の結果より、CD9結合性ペプチドは、がん細胞のCD9を介したTetraspanin web形成を阻害し、エクソソームの分泌・取込み抑制、遊走・浸潤を抑制する機能を有することが示唆された。
英文摘要
膜4回貫通型タンパク質であるテトラスパニンCD9は、インテグリンや増殖因子受容体などの膜タンパク質と複合体を形成し、テトラスパニンを起点とするTetraspanin webと呼ばれる細胞膜ネットワークを形成してシグナル伝達に関与する分子オーガナイザーである。CD9は、がんの細胞膜や細胞が分泌する細胞外小胞エクソソームにおいても高度に発現しており、細胞運動や浸潤に関与する他、エクソソームの表面マーカーとしても機能する。また、CD9は曲率の高い細胞膜に局在する傾向があり、細胞膜の曲率制御や膜融合、エクソソームの分泌制御にも関与することが示唆されている。一方、Ewing(EWI)-2はCD9と複合体を形成することでTetraspanin web形成を阻害し、シグナル伝達を制御ことが示唆されている。本年度は、CD9およびCD81に着目し、これらと相互作用する制御分子EWI-2に着目したペプチドを設計、機能解析を目的とし、がん細胞におけるTetraspanin web形成、エクソソーム分泌量および取込み量、がん細胞の遊走や浸潤活性について評価した。まず、CD9結合性ペプチド添加による細胞生存率への影響について解析した結果、ペプチド添加による生存率の低下はほとんど認められなかった。細胞遊走解析では、ペプチド添加100 nMでがん細胞の遊走能が大きく減少したのに対し、正常細胞では80%程度に維持された。がん細胞スフェロイドにおいては、ペプチド添加による細胞増殖の抑制が確認された。超高解像度顕微鏡を用いた解析によるTetraspanin web解析の結果、ペプチド添加によるweb形成数およびサイズの減少が確認された。エクソソームの分泌および取込みについて評価した結果、100 nM以上のペプチド添加において有意に減少することが示された。以上の結果より、CD9結合性ペプチドは、がん細胞のCD9を介したTetraspanin web形成を阻害し、エクソソームの分泌・取込み抑制、遊走・浸潤を抑制する機能を有することが示唆された。
期刊论文(0)
专著(0)
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会议论文
人工曲面生体膜材料を用いた大腸菌由来の生体膜曲率認識タンパク質の探索
使用人工弯曲生物膜材料寻找源自大肠杆菌的生物膜曲率识别蛋白
DOI:
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发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
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作者:
[師岡真佑, 上野佑, 三宅貴大, 田中祐圭, 大河内美奈]
通讯作者:
大河内美奈
グラフェン上に細胞質側の細胞膜を露出させるペプチド界面の設計
设计暴露石墨烯上细胞膜细胞质侧的肽界面
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[齊藤彰吾, 立松宗一郎, 田中祐圭, 大河内美奈]
通讯作者:
大河内美奈
細胞遊走により形成される生体膜小胞ミグラソームを介した炎症反応の誘導
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批准号:24K01266
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.9万
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财政年份:2024
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负责人:大河内 美奈
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依托单位:
バイオアクティブペプチド界面を利用したミグラソームの機能解析
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批准号:21H01726
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.15万
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财政年份:2021
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负责人:大河内 美奈
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依托单位:
赤血球を用いた酸化ストレス簡易モニタリングデバイスの開発
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批准号:21656214
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$2.05万
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财政年份:2009
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负责人:大河内 美奈
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依托单位:
マイクロ・ナノシステムによる遺伝子解析のための核酸濃縮技術の開発
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批准号:15760585
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.73万
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财政年份:2003
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负责人:大河内 美奈
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依托单位:
特異的DNA配列を用いた非好熱性古細菌の探索
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批准号:13750731
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:2001
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负责人:大河内 美奈
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依托单位:
細胞の電気化学反応のセンシングとその応用
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批准号:98J05637
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.54万
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财政年份:1998
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负责人:大河内 美奈
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依托单位:
海外基金