好中球を担体とした独創的DDSの開発と炎症性疾患治療への応用
好中球を担体とした独創的DDSの開発と炎症性疾患治療への応用
批准号:
22K19940
负责人:
浅井 知浩
金额:
$4.08万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2022-06-30 至 2024-03-31
中文摘要
脳梗塞の病態進行に着目した斬新なdrug delivery system(DDS)の構築を目指し、好中球を薬物担体として利用するNeutrophil-mediated DDS technologyに関する研究を実施した。好中球は炎症に対して速やかに応答する細胞であり、脳梗塞急性期から修復期にわたって脳に浸潤し、障害部位の修復に関与する。そこで本研究では、長期間の薬物徐放が可能な扁平状マイクロ粒子 (マイクロディスク)を好中球に搭載し、単回投与で長期的に脳保護効果をもたらすDDSの開発を試みた。生体適合性が高い乳酸-グリコール酸共重合体(PLGA)を主成分とするマイクロディスクにタクロリムスを封入した。マイクロディスクの細胞接着部は、好中球に発現するCD206とCD44にそれぞれ親和性を有するキトサンとヒアルロン酸をLayer-by-layer法により積層させて作製した。走査電子顕微鏡でマイクロディスクを観察したところ、平均直径は約4 um、厚さは約50 nmであった。また共焦点レーザースキャン顕微鏡でマイクロディスクと好中球の接着の様子を観察したところ、マイクロディスクは好中球に取り込まれることなく細胞表面に保持されていた。タクロリムスを封入したマイクロディスクを好中球に搭載し、好中球の遊走能をトランスウェル法で評価した。その結果、細胞表面のマイクロディスクは好中球の遊走能に影響を与えず、またマイクロディスクは好中球に搭載することで血管内皮細胞の層を通過することが示された。マウス実験において好中球の炎症ターゲティング能をインビボイメージングシステムで解析したところ、好中球が炎症組織に集積する様子が観察された。以上より、マイクロディスクを搭載した好中球を用いたDDSの開発により、脳梗塞巣の炎症部位にタクロリムスを送達可能になることが示唆された。
英文摘要
脳梗塞の病態進行に着目した斬新なdrug delivery system(DDS)の構築を目指し、好中球を薬物担体として利用するNeutrophil-mediated DDS technologyに関する研究を実施した。好中球は炎症に対して速やかに応答する細胞であり、脳梗塞急性期から修復期にわたって脳に浸潤し、障害部位の修復に関与する。そこで本研究では、長期間の薬物徐放が可能な扁平状マイクロ粒子 (マイクロディスク)を好中球に搭載し、単回投与で長期的に脳保護効果をもたらすDDSの開発を試みた。生体適合性が高い乳酸-グリコール酸共重合体(PLGA)を主成分とするマイクロディスクにタクロリムスを封入した。マイクロディスクの細胞接着部は、好中球に発現するCD206とCD44にそれぞれ親和性を有するキトサンとヒアルロン酸をLayer-by-layer法により積層させて作製した。走査電子顕微鏡でマイクロディスクを観察したところ、平均直径は約4 um、厚さは約50 nmであった。また共焦点レーザースキャン顕微鏡でマイクロディスクと好中球の接着の様子を観察したところ、マイクロディスクは好中球に取り込まれることなく細胞表面に保持されていた。タクロリムスを封入したマイクロディスクを好中球に搭載し、好中球の遊走能をトランスウェル法で評価した。その結果、細胞表面のマイクロディスクは好中球の遊走能に影響を与えず、またマイクロディスクは好中球に搭載することで血管内皮細胞の層を通過することが示された。マウス実験において好中球の炎症ターゲティング能をインビボイメージングシステムで解析したところ、好中球が炎症組織に集積する様子が観察された。以上より、マイクロディスクを搭載した好中球を用いたDDSの開発により、脳梗塞巣の炎症部位にタクロリムスを送達可能になることが示唆された。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
好中球を用いた炎症部位に対するDDS技術の開発
利用中性粒细胞开发炎症部位的 DDS 技术
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[影山依央, 米澤 正, 浅井知浩]
通讯作者:
浅井知浩
ペプチドを基盤とする新規pH応答性脂質を用いたsiRNA内封LNPの開発
使用基于肽的新型 pH 响应脂质开发 siRNA 封装的 LNP
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[新田千織, 宋 復燃, 尾﨑奈穂子, 田中陽平, 浅井知浩]
通讯作者:
浅井知浩
電荷反転型脂質誘導体を用いたmRNA送達技術の開発
使用电荷反转脂质衍生物开发 mRNA 递送技术
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[沙 沛瀚, 龍 聡平, 高橋沙也加, 宋 復燃, 横内綾乃, 冨田康治, 前田典之, 浅井知浩]
通讯作者:
浅井知浩
静岡県立大学薬学部医薬生命化学分野ホームページ
静冈县立大学药学院制药生物化学系主页
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
抗原提示細胞を標的としたmRNA/LNP製剤の開発と個別化がん免疫療法への応用
-
批准号:23K24016
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
-
资助金额:$2.75万
-
财政年份:2024
-
负责人:浅井 知浩
-
依托单位:
抗原提示細胞を標的としたmRNA/LNP製剤の開発と個別化がん免疫療法への応用
-
批准号:22H02753
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
-
资助金额:$11.07万
-
财政年份:2022
-
负责人:浅井 知浩
-
依托单位:
腫瘍新生血管傷害療法を応用した膵がんに対する新規アプローチ
-
批准号:17790128
-
项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
-
资助金额:$2.24万
-
财政年份:2005
-
负责人:浅井 知浩
-
依托单位:
新生血管を標的とする低分子リガンドを用いたがん治療のDDS新戦略
-
批准号:99J07137
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.73万
-
财政年份:1999
-
负责人:浅井 知浩
-
依托单位:
海外基金