熱帯太平洋における東西非対称性の発達過程と全球寒冷化の関係解明
熱帯太平洋における東西非対称性の発達過程と全球寒冷化の関係解明
批准号:
22K12344
负责人:
佐川 拓也
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
初年度である2022年度は中央熱帯太平洋マニヒキ海台で採取された海底堆積物コア(KR99-12 PC5)について氷期-間氷期スケールの堆積年代モデルの構築に注力した。PC5コアを2cm厚にカットした試料430層準から浮遊性有孔虫化石(Globigerinoides ruber, sensu stricto)を拾い出し、安定炭素・酸素同位体分析を行った。酸素同位体変動はコアの上部5mまでは0.6パーミル程度の振幅で変動し、氷期-間氷期サイクルの全球シグナルと変動パターンがよく類似していた。一方、5 mより下部(5-16 m)では周期的変動は見られるものの振幅が0.2-0.3パーミル程度と小さく、全球シグナルとは多少異なるパターンで変動した。そのため、酸素同位体変動を目視で標準カーブに対応させると、5 mより下部では不確実性が高くなるという問題が起こった。酸素同位体層序の精度を確保するために、2つの古地磁気年代で挟まれた層準について炭素・酸素同位体の周期解析を行い、両者の周期的変動が約0.3 mで約4万年の地軸傾斜角の周期に相当することを確認した。また、炭素・酸素同位体には負の相関関係があり、氷期-間氷期サイクルに起因する変動であることも確認された。4万年周期のバンドパスフィルタで得たシグナルを参考にして氷期-間氷期変動を標準カーブに対比させることで、信頼性の高い年代モデル構築に成功した。その結果、コア長16 mのPC5は最下部の年代が約2.2 Maであることが明らかとなり、氷期ー間氷期スケールの水温変動復元に適した堆積物コアであることが確認された。
英文摘要
初年度である2022年度は中央熱帯太平洋マニヒキ海台で採取された海底堆積物コア(KR99-12 PC5)について氷期-間氷期スケールの堆積年代モデルの構築に注力した。PC5コアを2cm厚にカットした試料430層準から浮遊性有孔虫化石(Globigerinoides ruber, sensu stricto)を拾い出し、安定炭素・酸素同位体分析を行った。酸素同位体変動はコアの上部5mまでは0.6パーミル程度の振幅で変動し、氷期-間氷期サイクルの全球シグナルと変動パターンがよく類似していた。一方、5 mより下部(5-16 m)では周期的変動は見られるものの振幅が0.2-0.3パーミル程度と小さく、全球シグナルとは多少異なるパターンで変動した。そのため、酸素同位体変動を目視で標準カーブに対応させると、5 mより下部では不確実性が高くなるという問題が起こった。酸素同位体層序の精度を確保するために、2つの古地磁気年代で挟まれた層準について炭素・酸素同位体の周期解析を行い、両者の周期的変動が約0.3 mで約4万年の地軸傾斜角の周期に相当することを確認した。また、炭素・酸素同位体には負の相関関係があり、氷期-間氷期サイクルに起因する変動であることも確認された。4万年周期のバンドパスフィルタで得たシグナルを参考にして氷期-間氷期変動を標準カーブに対比させることで、信頼性の高い年代モデル構築に成功した。その結果、コア長16 mのPC5は最下部の年代が約2.2 Maであることが明らかとなり、氷期ー間氷期スケールの水温変動復元に適した堆積物コアであることが確認された。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Determination of whole-rock trace-element compositions of siliceous rocks using MgO-diluted fused glass and LA–ICP–MS
使用 MgO 稀释熔融玻璃和 LA-ICP-MS 测定硅质岩石的全岩微量元素组成
DOI:
10.2343/geochemj.gj22020
发表时间:
2022
期刊:
GEOCHEMICAL JOURNAL
影响因子:
0.8
作者:
[Tamura Akihiro, Sagawa Takuya, Okino Kyoko, Morishita Tomoaki]
通讯作者:
Morishita Tomoaki
ラトガース大学(米国)
罗格斯大学(美国)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Validation of Trace Element Analysis of Geological Materials by Single-Pulse Laser Ablation-Inductively Coupled Plasma-Mass Spectrometry (LA-ICP-MS)
单脉冲激光烧蚀电感耦合等离子体质谱 (LA-ICP-MS) 验证地质材料的痕量元素分析
DOI:
10.1080/00032719.2022.2077356
发表时间:
2022
期刊:
Analytical Letters
影响因子:
2
作者:
[Sagawa Takuya, Tamura Akihiro, Okino Kyoko, Morishita Tomoaki]
通讯作者:
Morishita Tomoaki
Possibility of the stable carbon isotope stratigraphy of planktonic foraminifera: case study of a sediment core at the Manihiki Plateau in the central Pacific
浮游有孔虫稳定碳同位素地层学的可能性:中太平洋马尼希基高原沉积物岩心的案例研究
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Sagawa Takuya, Tamura Akihiro, Okino Kyoko, Morishita Tomoaki, 佐川拓也・浦上美沙樹・河潟俊吾・久保田好美, 浦上美沙樹・佐川拓也・久保田好美]
通讯作者:
浦上美沙樹・佐川拓也・久保田好美
DOI:
10.1016/j.palaeo.2022.111285
发表时间:
2022-10
期刊:
Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology
影响因子:
--
作者:
[T. Sagawa;K. Okamura;M. Murayama]
通讯作者:
T. Sagawa;K. Okamura;M. Murayama
共 8 条
最終融氷期における北太平洋中層貧酸素イベントと表層環境変動とのリンケージの解明
-
批准号:20710007
-
项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
-
资助金额:$2.33万
-
财政年份:2008
-
负责人:佐川 拓也
-
依托单位:
海外基金