レトロウイルスにおける受容体非依存性感染と病原性発現機構の解明
レトロウイルスにおける受容体非依存性感染と病原性発現機構の解明
批准号:
13J04708
负责人:
坂口 翔一
金额:
$2.3万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2016-03-31
中文摘要
本研究では、感染補助因子による受容体非依存性感染に着目し、その機構の解析を試みた。本年度は、ネコ科動物におけるFeLIXの検出と解析を行い、イエネコをはじめ、ライオンなどの大型ネコ科動物、さらに大変貴重なヤマネコの血液を得ることができた。今後、野外におけるFeLV-Tの検出やFeLIX遺伝子の検出および機能解析の成果に期待される。また、本研究で分離されたネコモルビリウイルス(FmoPV)の受容体は明らかになっておらず、その宿主域も不明である。そこで、様々な動物種・組織に由来する培養細胞を用い、宿主域の解析を行った。その結果、FmoPVはネコとアフリカミドリザル由来の培養細胞のみで増殖した。ネコ由来の培養細胞では、様々な組織由来の細胞で増殖し、他のモルビリウイルスで既知の受容体とは異なる分子を用いて感染することが示唆された。さらに、FmoPVの受容体解析を行うため、ミニゲノム系の作出を行った。その結果、作出したミニゲノム系において、リーダーとトレーラー領域および転写開始と終結シグナルが動作することや、N、P、L蛋白質の供給が必要なことがわかった。さらに、C蛋白質がミニゲノム系を抑制制御している可能性が示唆された。また、この受容体の体内分布を調べるため、ネコを用いたFmoPV感染実験系の作出を行った。加えて、不活化ワクチンの有効性試験も行った。その結果、FmoPVの接種により中和抗体が誘導された。これより、感染は成立し、正常な免疫応答が起こっていると考えられた。経鼻・経口接種での感染が成立したことより、ネコ同士の接触や汚染された環境を介してFmoPVの伝播が起こることが裏付けられた。本年度の成果により、受容体非依存性感染機構について新たな知見が得られた。今後、これらの結果より、受容体非依存性感染機構を用いたウイルスに対する感染防御に役立つことが期待される。
英文摘要
本研究では、感染補助因子による受容体非依存性感染に着目し、その機構の解析を試みた。本年度は、ネコ科動物におけるFeLIXの検出と解析を行い、イエネコをはじめ、ライオンなどの大型ネコ科動物、さらに大変貴重なヤマネコの血液を得ることができた。今後、野外におけるFeLV-Tの検出やFeLIX遺伝子の検出および機能解析の成果に期待される。また、本研究で分離されたネコモルビリウイルス(FmoPV)の受容体は明らかになっておらず、その宿主域も不明である。そこで、様々な動物種・組織に由来する培養細胞を用い、宿主域の解析を行った。その結果、FmoPVはネコとアフリカミドリザル由来の培養細胞のみで増殖した。ネコ由来の培養細胞では、様々な組織由来の細胞で増殖し、他のモルビリウイルスで既知の受容体とは異なる分子を用いて感染することが示唆された。さらに、FmoPVの受容体解析を行うため、ミニゲノム系の作出を行った。その結果、作出したミニゲノム系において、リーダーとトレーラー領域および転写開始と終結シグナルが動作することや、N、P、L蛋白質の供給が必要なことがわかった。さらに、C蛋白質がミニゲノム系を抑制制御している可能性が示唆された。また、この受容体の体内分布を調べるため、ネコを用いたFmoPV感染実験系の作出を行った。加えて、不活化ワクチンの有効性試験も行った。その結果、FmoPVの接種により中和抗体が誘導された。これより、感染は成立し、正常な免疫応答が起こっていると考えられた。経鼻・経口接種での感染が成立したことより、ネコ同士の接触や汚染された環境を介してFmoPVの伝播が起こることが裏付けられた。本年度の成果により、受容体非依存性感染機構について新たな知見が得られた。今後、これらの結果より、受容体非依存性感染機構を用いたウイルスに対する感染防御に役立つことが期待される。
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A soluble envelope protein of endogenous retrovirus (FeLIX) present in serum of domestic cats mediates infection of a pathogenic variant of feline leukemia virus.
家猫血清中存在的内源性逆转录病毒(FeLIX)的可溶性包膜蛋白介导猫白血病病毒致病性变体的感染。
DOI:
10.1099/vir.0.071688-0
发表时间:
2015
期刊:
Journal of General Virology
影响因子:
3.8
作者:
[Sakaguchi, S., Shojima, T., Fukui, D. and Miyazawa, T.]
通讯作者:
T.
進化ウイルス研究領域(宮沢孝幸研究室)のホームページ
进化病毒研究领域主页(宫泽隆之实验室)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Truncated envelope protein of endogenous retrovirus in blood facilitates infection of a pathogenic exogenous retrovirus
血液中内源性逆转录病毒的截短包膜蛋白促进致病性外源性逆转录病毒的感染
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Sakaguchi, S. and Miyazawa, T.]
通讯作者:
T.
ネコに持続感染するネコモルビリウイルスは腎不全を起こすのか?
持续感染猫的猫麻疹病毒会导致肾衰竭吗?
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宮沢孝幸, 坂口翔一, 小川誠]
通讯作者:
小川誠
Rapid detection of feline morbillivirus by a reverse transcription loop-mediated isothermal amplification.
通过逆转录回路介导的等温扩增来快速检测猫科动病毒。
DOI:
10.1292/jvms.15-0239
发表时间:
2016-01
期刊:
The Journal of veterinary medical science
影响因子:
--
作者:
[Koide R, Sakaguchi S, Ogawa M, Miyazawa T]
通讯作者:
Miyazawa T
共 23 条
ネコモルビリウイルスの持続感染に不完全ウイルスRNAが果たす役割の解明
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批准号:22K14999
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2022
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负责人:坂口 翔一
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依托单位:
ネコモルビリウイルスによる間質性腎炎発症機構の解明とワクチンによる予防法の確立
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批准号:16J08397
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.83万
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财政年份:2016
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负责人:坂口 翔一
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依托单位:
海外基金