潜在的態度と整合的な「本当の自己」についての研究
潜在的態度と整合的な「本当の自己」についての研究
批准号:
21K00031
负责人:
薄井 尚樹
金额:
$1.33万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2021-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
今年度は、研究実施計画に沿って(1)潜在的態度の道徳的責任、および(2)潜在的態度の外部化の可能性を研究した。(1)について興味深いケースは、潜在的態度と顕在的態度とのあいだにギャップがあるものだ。たとえば、平等主義的な顕在的態度と差別的な潜在的態度をあわせもつひとが差別行動をおこなったばあい、そのひとに差別行動の道徳的責任はあるのか。帰属主義のように道徳的責任と本当の自己を結びつけるばあい、上記の差別行為の道徳的責任を考えることを通じて、顕在的態度と潜在的態度のどちらが本当の自己なのかという問いに取り組むことができる。この考えを背景に、論文「潜在ー顕在ギャップと道徳的責任」(Contemporary and Applied Philosophy 13, 264-284.)を出版した。この論文では、回避的レイシズムの実験を参照しつつ、潜在的態度を本当の自己とみなすのは難しいという結論に至った。(2)については、潜在的態度の外部化を考えるうえでの手がかりとして、社会的不正義の原因や改善を個人の潜在的態度に求めるか、あるいは社会構造に求めるかという二分法のありかたを考察した。そして、個人/社会という二分法にとらわれないしかたで潜在的態度を理解することを通じて潜在的態度の外部化を図りたいと考えた。ただ、2022年に類似したテーマの論文が海外誌で出版されたため、先行研究としてそれを参照しつつ、さらに発展させた考えを「社会的不正義は潜在的態度についてなにを語るのか」というタイトルで、第3回倫理創成プロジェクトワークショップ(神戸大学人文学研究科)で発表した。
英文摘要
今年度は、研究実施計画に沿って(1)潜在的態度の道徳的責任、および(2)潜在的態度の外部化の可能性を研究した。(1)について興味深いケースは、潜在的態度と顕在的態度とのあいだにギャップがあるものだ。たとえば、平等主義的な顕在的態度と差別的な潜在的態度をあわせもつひとが差別行動をおこなったばあい、そのひとに差別行動の道徳的責任はあるのか。帰属主義のように道徳的責任と本当の自己を結びつけるばあい、上記の差別行為の道徳的責任を考えることを通じて、顕在的態度と潜在的態度のどちらが本当の自己なのかという問いに取り組むことができる。この考えを背景に、論文「潜在ー顕在ギャップと道徳的責任」(Contemporary and Applied Philosophy 13, 264-284.)を出版した。この論文では、回避的レイシズムの実験を参照しつつ、潜在的態度を本当の自己とみなすのは難しいという結論に至った。(2)については、潜在的態度の外部化を考えるうえでの手がかりとして、社会的不正義の原因や改善を個人の潜在的態度に求めるか、あるいは社会構造に求めるかという二分法のありかたを考察した。そして、個人/社会という二分法にとらわれないしかたで潜在的態度を理解することを通じて潜在的態度の外部化を図りたいと考えた。ただ、2022年に類似したテーマの論文が海外誌で出版されたため、先行研究としてそれを参照しつつ、さらに発展させた考えを「社会的不正義は潜在的態度についてなにを語るのか」というタイトルで、第3回倫理創成プロジェクトワークショップ(神戸大学人文学研究科)で発表した。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
<研究論文(原著論文)>顕在-潜在ギャップと道徳的責任
<研究论文(原论文)> 实际-潜在差距与道德责任
DOI:
10.14989/276077
发表时间:
2022
期刊:
Contemporary and Applied Philosophy
影响因子:
--
作者:
[近藤 智彦, 川島 彬, 高橋 勇真, 野村 拓矢, 野内玲, 西村 高宏, Mitsuko Yorizumi, 近藤 智彦, 薄井 尚樹]
通讯作者:
薄井 尚樹
社会的不正義は潜在的態度についてなにを語るのか
社会不公正告诉我们什么关于潜在态度的信息?
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[近藤 智彦, 川島 彬, 高橋 勇真, 野村 拓矢, 野内玲, 西村 高宏, Mitsuko Yorizumi, 近藤 智彦, 薄井 尚樹, 近藤 智彦, 野内玲, 西村 高宏, 薄井 尚樹]
通讯作者:
薄井 尚樹
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