ユビキチン修飾異常による複合免疫不全症の病態解明
ユビキチン修飾異常による複合免疫不全症の病態解明
批准号:
20K08158
负责人:
津村 弥来
金额:
$2.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
脱ユビキチン化酵素であるCYLDは、NF-κBシグナル伝達を負に制御し、細胞増殖や免疫恒常性に関与する。家族性円柱症の家系例において、CYLDに複合ヘテロ変異を同定し、CYLDのmRNAおよびタンパク発現が著減することを明らかにしている。本研究の成果として、患者の免疫系細胞が数的および質的な異常を示すこと、一過性強制発現系による機能解析からCYLDの各アレルがTNF-α 誘導性のNF-κBシグナル伝達を増強させることを明らかにしている。CYLDの両アレルとも、Met1-及びK63結合型ユビキチン鎖に対する特異的脱ユビキチン化能が障害されることも明らかにしている。さらに、患者では破骨細胞の過形成が示され、患者でみとめる骨粗鬆症の病態を反映する結果も得ている。本年度は、以下の2項目について検討した。①線維芽細胞を用いた脱ユビキチン化能の検討:M1およびK63結合のユビキチン鎖の蓄積を測定することにより評価した。患者では、TNF-α刺激によるM1結合のユビキチン化は軽度に阻害され、K63結合のユビキチン化は健常者と比較して促進していた。さらにユビキチン化酵素であるLUBACの構成要素のタンパク発現が著名に低下していることが判明した。このことから、CYLDの質的欠損がLUBACの不安定性を引き起こし、M1結合ユビキチン化の減少をもたらす可能性が示唆された。②線維芽細胞を用いたNF-κBシグナル伝達の検討:フローサイトメトリーによる解析から、患者ではTNF-αによるNF-κB活性化が軽度に障害されることが明らかとなった。また、患者の線維芽細胞では、TNF-α刺激に対するIL-6 mRNAの発現が損なわれ、IL-6の分泌も障害されていた。よってCYLD欠損線維芽細胞においても、NF-κBシグナル伝達に異常があることが明らかとなった。
英文摘要
脱ユビキチン化酵素であるCYLDは、NF-κBシグナル伝達を負に制御し、細胞増殖や免疫恒常性に関与する。家族性円柱症の家系例において、CYLDに複合ヘテロ変異を同定し、CYLDのmRNAおよびタンパク発現が著減することを明らかにしている。本研究の成果として、患者の免疫系細胞が数的および質的な異常を示すこと、一過性強制発現系による機能解析からCYLDの各アレルがTNF-α 誘導性のNF-κBシグナル伝達を増強させることを明らかにしている。CYLDの両アレルとも、Met1-及びK63結合型ユビキチン鎖に対する特異的脱ユビキチン化能が障害されることも明らかにしている。さらに、患者では破骨細胞の過形成が示され、患者でみとめる骨粗鬆症の病態を反映する結果も得ている。本年度は、以下の2項目について検討した。①線維芽細胞を用いた脱ユビキチン化能の検討:M1およびK63結合のユビキチン鎖の蓄積を測定することにより評価した。患者では、TNF-α刺激によるM1結合のユビキチン化は軽度に阻害され、K63結合のユビキチン化は健常者と比較して促進していた。さらにユビキチン化酵素であるLUBACの構成要素のタンパク発現が著名に低下していることが判明した。このことから、CYLDの質的欠損がLUBACの不安定性を引き起こし、M1結合ユビキチン化の減少をもたらす可能性が示唆された。②線維芽細胞を用いたNF-κBシグナル伝達の検討:フローサイトメトリーによる解析から、患者ではTNF-αによるNF-κB活性化が軽度に障害されることが明らかとなった。また、患者の線維芽細胞では、TNF-α刺激に対するIL-6 mRNAの発現が損なわれ、IL-6の分泌も障害されていた。よってCYLD欠損線維芽細胞においても、NF-κBシグナル伝達に異常があることが明らかとなった。
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DOI:
--
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--
作者:
[江藤 昌平, 津村 弥来, 永島 慎太郎, Paul Bastard, 岡本 圭祐, 鹿島田 健一, 遠藤 明史, 溝口 洋子, 田中 純子, 中釜 悠, 城戸 康年, 貫井 陽子, 今井 耕輔, 金兼 弘和, 森尾 友宏, Casanova Jean-Laurent, 岡田 賢]
通讯作者:
岡田 賢
メンデル遺伝型マイコバクテリア易感染症における多発性骨髄炎の発症メカニズムの解明
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DOI:
--
发表时间:
2022
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--
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[津村弥来, 三木瑞香, 溝口洋子, 早川誠一, 岡田賢]
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岡田賢
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作者:
[]
通讯作者:
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--
发表时间:
2022
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--
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通讯作者:
岡田 賢
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DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[江藤 昌平, 津村 弥来, 永島 慎太郎, Paul Bastard, 岡本 圭祐, 鹿島田 健一, 遠藤 明史, 溝口 洋子, 田中 純子, 中釜 悠, 城戸 康年, 貫井 陽子, 今井 耕輔, 金兼 弘和, 森尾 友宏, Jean-Laurent Casanova, 岡田 賢]
通讯作者:
岡田 賢
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