戦後日本の公衆衛生と組織活動に関する研究:住民の主体形成に着目する
戦後日本の公衆衛生と組織活動に関する研究:住民の主体形成に着目する
批准号:
20K10317
负责人:
田中 誠二
金额:
$2.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
令和4年度(研究第3年度)は,研究第1~2年度において十分に進めることができなかった史資料調査に加え,地区衛生組織活動の発展に重要な役割を果たしたと考えられる衛生教育と「モデル保健所」に着目し検討を進めた.以下にその概要を記す.1. 保健所法の改正(1947年9月)にともない,各都道府県に1か所ずつ設置された「モデル保健所」の衛生教育担当官を対象に開催された「衛生教育講習会」(厚生省主催,1948年12月)に着目しその内容と特徴を考察した.限られた日程のなかで衛生教育に関する様々な内容が扱われたが,(1)衛生教育の「媒体」や「方法(場の設定)」の解説が多くを占め,「衛生知識をいかに伝達するか」に重点を置いた講習会であったこと,(2)その後全国で活発化する地区衛生組織活動(1950年頃~)では「“実践を通じた”学び」が強調されていくが,この講習会の時点ではそうした側面は現れてきていなかったことを明らかにした.内容は第87回日本健康学会総会(東京)において報告した.2. 上記1. の講習会における講師の一人であった滋賀秀俊(1902-2004)の著書『公衆衛生教育便覧』(1953)の内容を検討した.この書物は,研究第1年度に検討した楠本正康(厚生省公衆保健局保健課長)の著書『衛生教育概論』(1952)と同時期に発行されたものである.滋賀は公衆衛生の実践と衛生教育の関係を“車の両輪”に例えて解説しその重要性を述べるとともに,効果的な衛生教育を展開するためには組織(活動)が必要であるとした.これは楠本が述べた「実践教育」や「コミュニティ・オーガニゼーション」と同様の考え方であることを考察した.内容は第124回日本医史学会総会・学術大会(東京)において報告する予定である(2023年6月).上記のほか,これまでの研究成果をまとめ論文を執筆し現在投稿中である.
英文摘要
令和4年度(研究第3年度)は,研究第1~2年度において十分に進めることができなかった史資料調査に加え,地区衛生組織活動の発展に重要な役割を果たしたと考えられる衛生教育と「モデル保健所」に着目し検討を進めた.以下にその概要を記す.1. 保健所法の改正(1947年9月)にともない,各都道府県に1か所ずつ設置された「モデル保健所」の衛生教育担当官を対象に開催された「衛生教育講習会」(厚生省主催,1948年12月)に着目しその内容と特徴を考察した.限られた日程のなかで衛生教育に関する様々な内容が扱われたが,(1)衛生教育の「媒体」や「方法(場の設定)」の解説が多くを占め,「衛生知識をいかに伝達するか」に重点を置いた講習会であったこと,(2)その後全国で活発化する地区衛生組織活動(1950年頃~)では「“実践を通じた”学び」が強調されていくが,この講習会の時点ではそうした側面は現れてきていなかったことを明らかにした.内容は第87回日本健康学会総会(東京)において報告した.2. 上記1. の講習会における講師の一人であった滋賀秀俊(1902-2004)の著書『公衆衛生教育便覧』(1953)の内容を検討した.この書物は,研究第1年度に検討した楠本正康(厚生省公衆保健局保健課長)の著書『衛生教育概論』(1952)と同時期に発行されたものである.滋賀は公衆衛生の実践と衛生教育の関係を“車の両輪”に例えて解説しその重要性を述べるとともに,効果的な衛生教育を展開するためには組織(活動)が必要であるとした.これは楠本が述べた「実践教育」や「コミュニティ・オーガニゼーション」と同様の考え方であることを考察した.内容は第124回日本医史学会総会・学術大会(東京)において報告する予定である(2023年6月).上記のほか,これまでの研究成果をまとめ論文を執筆し現在投稿中である.
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戦後日本の衛生教育に関する研究―楠本正康『衛生教育概論』の検討―
日本战后卫生教育研究——审视楠本正康《卫生教育导论》
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[五十嵐 憲太郎, 小原 由紀, 釘宮 嘉浩, 星野 大地, 白部 麻樹, 本川 佳子, 枝広 あや子, 伊藤 誠康, 大渕 修一, 渡邊 裕, 平野 浩彦, 河相 安彦, 田中誠二,杉田聡,丸井英二]
通讯作者:
田中誠二,杉田聡,丸井英二
戦後日本の衛生教育に関する研究―滋賀秀俊『公衆衛生教育便覧』の検討を中心に―
日本战后卫生教育研究——以志贺秀俊《公共卫生教育手册》为中心考察
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[大戸敬之, 作田哲也, 岩下洋一朗, 松本祐子, 吉田礼子, 田口則宏, 田中誠二,杉田聡,丸井英二]
通讯作者:
田中誠二,杉田聡,丸井英二
占領期日本の衛生教育に関する研究―映像記録にみる「公衆衛生列車展覧会」―
日本占领时期的卫生教育研究:录像中的“公共卫生列车展览”
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[本川 佳子, 小原 由紀, 白部 麻樹, 枝広 あや子, 釘宮 嘉浩, 大渕 修一, 渡邊 裕, 平野 浩彦, 日本歯科医学教育学会, 田中誠二,杉田聡,丸井英二]
通讯作者:
田中誠二,杉田聡,丸井英二
戦後占領期における衛生教育に関する研究―「新しい保健所」と衛生教育の普及・拡大―
战后占领时期卫生教育研究:“新卫生中心”与卫生教育的传播和扩展
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[弘中 早苗, 釘宮 嘉浩, 渡邊 裕, 本川 佳子, 平野 浩彦, 大渕 修一, 柿木 保明, 田中誠二,杉田聡,丸井英二]
通讯作者:
田中誠二,杉田聡,丸井英二
戦後日本の公衆衛生と組織活動に関する検討―豊中保健所(大阪府モデル保健所)の実践―
战后日本的公共卫生和组织活动的考察:丰中保健所(大阪府模范保健所)的实践
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Hara Shuichi, Miura Hiroko, Hita Tsuyoshi, Sasaki Sahara, Ito Hidetoshi, Kozaki Yumi, Kawasaki Yoshiko, 地域在住高齢者の口腔機能低下の実態調査~パーセンタイル曲線による描出~, 田中誠二,杉田聡,丸井英二]
通讯作者:
田中誠二,杉田聡,丸井英二
共 6 条
戦後日本の衛生教育と住民の組織活動に関する研究
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批准号:23K02104
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2023
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负责人:田中 誠二
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依托单位:
萩藩徴租法の研究
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批准号:61510159
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1986
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负责人:田中 誠二
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依托单位:
岡山藩初期藩政史の研究(池田光政時代藩政の構造的把握への試み)
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批准号:X00210----401115
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.48万
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财政年份:1979
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负责人:田中 誠二
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依托单位:
海外基金