A Constitutional Consideration on Freedom of Contract: Modern Development of Contract Law

对合同自由的宪法思考：合同法的现代发展

• 批准号: 20K13323
• 负责人: 高橋 正明
• 金额: $ 1.33万
• 依托单位: Meiji Gakuin University (2022)Teikyo University (2020-2021)
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
• 财政年份: 2020
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2020-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20K13323/
• 关键词: 契約の自由; 契約規制; 契約条項; 憲法学; 比較憲法学; 締約強制; 自己決定権; 契約法

前年度に引き続き、比較法的見地から憲法上の契約の自由（以下「契約自由」という）の意味内容について検討をした。前年度までの研究成果を踏まえて、今年度は、当事者が締結した契約に事後的に介入する契約規制を中心に、アメリカの議論について分析を行った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アメリカでは、アメリカ合衆国憲法第1条10節の契約条項（Contract Clause）が既に成立した契約上の債権債務関係を州が事後的に侵害することを禁止しており、事後的に契約規制を行う立法の憲法適合性について論じた判例も豊富にある。そこで、それらの判例の特徴を整理することによって、アメリカの判例における契約自由の内容について分析した。研究の結果、近時の判例（Sveen v. Melin, 138 S. Ct. 1815 (2018）)は、(i)契約の実質的侵害があるか否か、(ii)規制が適切かつ合理的であるかという2段階の審査枠組みを採用しており、(i)に関しては、契約取引を損なう程度、当事者の合理的期待への干渉の程度、当事者の権利保護を妨げる程度を総合的に考慮していることが明らかとなった。ただし、判例上、憲法上の保護が及ぶ契約の範囲は限定的に解されていることが窺える一方で、判例が契約の実質的侵害を認定する際の考慮事項にどのような重みづけをしているのかといった点はなお明確ではない。そこで、さらに時代を遡ってアメリカの議論を分析することで、契約自由の中核的内容について検討する必要があると考えるに至った。なお、近時のアメリカの判例の動向に関しては、判例評釈などの形で公表を考えている。また、関連して、公共的な財・サービスを提供する私人による差別的な契約拒否に関する問題について論じた公表済み論文（2018年）に加筆・修正をした上で、平等原則の解釈論をテーマとする自著に再録した。

In the previous year, the concept of comparative law was introduced, and the meaning of freedom of contract in the Constitution (hereinafter "freedom of contract") was discussed. The research results of the previous year were reviewed, and the parties involved in the contract were involved in the analysis of the contract regulation center. Article 1, Section 10, Contract Clause of the Constitution of the United States of America The characteristics of the case law are sorted out, and the content of the case law is analyzed. Results of the study, recent jurisprudence (Svein v. Melin, 138 S. Ct. 1815 (2018)),(i) the nature of the contract is violated,(ii) the regulation is appropriate and reasonable,(i) the relevant, the degree of damage to the contract, the reasonable expectation of the parties, and the degree of harm to the interests of the parties are considered in combination. The protection of the law and the constitution and the limitation of the scope of the contract shall be clarified in the consideration of the infringement of the nature of the contract and the case. The content of contract freedom and discussion is necessary for the analysis of the time and time. Recent trends in cases are related to the evaluation of cases. In 2018, the author published a revised version of the article entitled "Equality for All".

项目成果

「立法者意思の不当性と違憲審査―－Richard H. Fallon, Jr.の所説を手がかりに――」

《立法者意志的不合理性与合宪性审查：基于理查德·法伦的理论》

• 发表时间: 2020
• 作者: FURUKAWA;Fukachi;現代憲法教育研究会;船渡康平;田代滉貴;古川不可知;船渡康平;田中晶国;古川不可知;田代滉貴;田中晶国;船渡康平;古川不可知;船渡康平;船渡康平;田中晶国;古川不可知;田中晶国;船渡康平;古川不可知;船渡康平;FURUKAWA Fukachi;田中晶国;船渡康平;船渡康平;日本ネパール協会;田中晶国;江藤祥平;吉川智志;船渡康平;中尾祐人;髙橋正明;吉川智志;田中晶国;江藤祥平;髙橋正明;吉川智志;斎藤誠=山本隆司;田中晶国;小池未来;吉川智志;高橋雅人;高橋正明;江藤祥平;高橋正明
• 通讯作者: 高橋正明

間接差別の憲法的統制――カナダの判例理論を手がかりに―

对间接歧视的宪法控制：基于加拿大先例理论

• 发表时间: 2021
• 期刊: 帝京法学
• 作者: ハンス・リンダール;山元一;大野悠介;近藤圭介;清水潤;奥村公輔;川端康之;手塚貴大;大野悠介;松本哲治;奥村公輔;清水潤;手塚貴大;松本哲治;Yasuyuki Kawabata;大野悠介;清水潤;髙橋正明
• 通讯作者: 髙橋正明

「『契約と平等』の関係についての憲法学的検討」

《契约与平等关系的宪法考量》

• 发表时间: 2020
• 作者: FURUKAWA;Fukachi;現代憲法教育研究会;船渡康平;田代滉貴;古川不可知;船渡康平;田中晶国;古川不可知;田代滉貴;田中晶国;船渡康平;古川不可知;船渡康平;船渡康平;田中晶国;古川不可知;田中晶国;船渡康平;古川不可知;船渡康平;FURUKAWA Fukachi;田中晶国;船渡康平;船渡康平;日本ネパール協会;田中晶国;江藤祥平;吉川智志;船渡康平;中尾祐人;髙橋正明;吉川智志;田中晶国;江藤祥平;髙橋正明;吉川智志;斎藤誠=山本隆司;田中晶国;小池未来;吉川智志;高橋雅人;高橋正明
• 通讯作者: 高橋正明

平等原則解釈論の再構成と展開――社会構造的差別の是正に向けて

平等原则解释理论的重构与发展：走向社会结构性歧视的矫正

• 发表时间: 2023
• 作者: 駒村圭吾;待鳥聡史;江藤祥平;工藤達朗・小山剛編;田中晶国;髙橋 正明
• 通讯作者: 髙橋 正明

『憲法学の現在地』（10章「私人間における権利の保障」（126-138頁）を担当）

《宪法研究的现状》（负责第10章“私人权利的保障”（第126-138页））

• 发表时间: 2020
• 作者: 駒村圭吾;待鳥聡史;江藤祥平;工藤達朗・小山剛編;田中晶国;髙橋 正明;江藤祥平（山元一編集）;小池未来;愛敬浩二・藤井康博・高橋雅人編;城野一憲;田中晶国;小池未来;山本龍彦・横大道聡編著（高橋正明ほか著）
• 通讯作者: 山本龍彦・横大道聡編著（高橋正明ほか著）