新生児白質障害モデルへの細胞移植におけるIGF-2を用いた新規治療法の開発
新生児白質障害モデルへの細胞移植におけるIGF-2を用いた新規治療法の開発
批准号:
19K17337
负责人:
小川 紫野
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
軽症型の脳室周囲白質軟化症(PVL)である新生児白質障害(DWMI)は、早産児において分娩児の低酸素虚血が原因でオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)が正常に分化・成熟できないために起こる。DWMIモデルラットの脳内にOPCを移植することにより、cell replacementという観点から病態の改善を目指している。DWMIモデルラットにOPCを移植し、移植後8週まで細胞の生存を確認できた。一部のOPCは成熟オリゴデンドロサイトに分化したが、成熟オリゴデンドロサイトの割合はshamと比較すると低下していた。すなわちDWMI脳内では外部から移植されたOPCも分化が抑制されていることが明らかとなった。これまではDWMIモデル作成後2日でOPC移植を行ってきたが、これは炎症の急性期にあたるので虚血による炎症で移植細胞の生存・分化が抑制される可能性があるとの指摘をうけたため、DWMIモデル作成からOPC移植までの期間を延長し、炎症の急性期が過ぎた時期にOPC移植を行うことで移植の効果がより高くなる可能性があると考えた。DWMIモデル作成後14日目でOPC移植を行ったところ、2日目に移植を行った場合より成熟オリゴデンドロサイトの割合は上昇していた。しかし14日目に移植を行った場合でも、shamと比較するとDWMIモデルでは成熟オリゴデンドロサイトの割合は低かった。低酸素虚血という環境がOPCの分化を抑制していると考えられるため、低酸素虚血によるOPC分化の抑制のメカニズムを明らかにし、この抑制の影響を改善できるような要因の解明が必要と考えている。現在移植をおこなったDWMIモデルの運動機能の改善が見られるか否について検証中である。
英文摘要
軽症型の脳室周囲白質軟化症(PVL)である新生児白質障害(DWMI)は、早産児において分娩児の低酸素虚血が原因でオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)が正常に分化・成熟できないために起こる。DWMIモデルラットの脳内にOPCを移植することにより、cell replacementという観点から病態の改善を目指している。DWMIモデルラットにOPCを移植し、移植後8週まで細胞の生存を確認できた。一部のOPCは成熟オリゴデンドロサイトに分化したが、成熟オリゴデンドロサイトの割合はshamと比較すると低下していた。すなわちDWMI脳内では外部から移植されたOPCも分化が抑制されていることが明らかとなった。これまではDWMIモデル作成後2日でOPC移植を行ってきたが、これは炎症の急性期にあたるので虚血による炎症で移植細胞の生存・分化が抑制される可能性があるとの指摘をうけたため、DWMIモデル作成からOPC移植までの期間を延長し、炎症の急性期が過ぎた時期にOPC移植を行うことで移植の効果がより高くなる可能性があると考えた。DWMIモデル作成後14日目でOPC移植を行ったところ、2日目に移植を行った場合より成熟オリゴデンドロサイトの割合は上昇していた。しかし14日目に移植を行った場合でも、shamと比較するとDWMIモデルでは成熟オリゴデンドロサイトの割合は低かった。低酸素虚血という環境がOPCの分化を抑制していると考えられるため、低酸素虚血によるOPC分化の抑制のメカニズムを明らかにし、この抑制の影響を改善できるような要因の解明が必要と考えている。現在移植をおこなったDWMIモデルの運動機能の改善が見られるか否について検証中である。
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会议论文
Transplantation of oligodendrocyte progenitor cells into the brain of neonatal white matter injury model rats
少突胶质祖细胞移植至新生白质损伤模型大鼠脑内
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shino Ogawa, Ayano Otani, Nobuhiro Suzumori, Mayumi Sugiura, Hideki Sida]
通讯作者:
Hideki Sida
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