テアニン生合成をモデルとした植物の代謝分化による新規栄養応答戦略の理解
テアニン生合成をモデルとした植物の代謝分化による新規栄養応答戦略の理解
批准号:
20J10182
负责人:
山下 寛人
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-24 至 2022-03-31
中文摘要
現在までに、テアニン生合成酵素遺伝子において3つのホモログ (CsTS1、CsTS2、CsTSI) の存在と定性的な酵素活性が報告されている.これまでに我々は、CsTSIのみがテアニン集積と同調した発現パターンを有すことを同定したが、各ホモログの貢献度は未だ明白でない.そこでまず、安定的な形質転換系が構築されていないチャにおいて、Rhizobium rhizogenes (R. rhizogenes) を用いた毛状根系の構築を試みた.チャ幼苗の地上部基部をR. rhizogenesの感染部位に供すin planta法を用いた形質転換実験において、毛状根の形成が確認された.現在、当手法を用いて、TSs過剰発現個体ならびに発現抑制個体の作出に着手しており、これら組換え個体の表現型試験により、チャにおけるTSsの生理的役割を検証する予定である.水耕栽培したチャ36系統の若根中のテアニンとその前駆体物質の含量評価を行ったところ、顕著な系統間差異が観察された.また、テアニン含量と両前駆体物質含量の間に正の相関関係が示された.つまり,遺伝的にテアニンの生合成能は前駆体物質の代謝と協調している影響が大きいことが示唆された.根内テアニン生合成能の系統間差とTSsの関係を明らかにするために,まず,根内テアニン含量の代表的な上位・下位系統を対象にTSsの発現量を比較したところ,両者の発現量に差は見られなかった.そこで,両系統におけるTSsのアミノ酸配列を比較したところ,数多くのハプロタイプが観察された.つまり,根内テアニン含量の系統間差の一つの原因としては,TSsの発現量多型ではなく,アミノ酸配列多型によるタンパク機能の差異が影響している可能性が示唆された.ハプロタイプ毎に、タンパク質発現用のコンストラクトの作出も完了し、in vitro活性試験を随時進める予定である.
英文摘要
現在までに、テアニン生合成酵素遺伝子において3つのホモログ (CsTS1、CsTS2、CsTSI) の存在と定性的な酵素活性が報告されている.これまでに我々は、CsTSIのみがテアニン集積と同調した発現パターンを有すことを同定したが、各ホモログの貢献度は未だ明白でない.そこでまず、安定的な形質転換系が構築されていないチャにおいて、Rhizobium rhizogenes (R. rhizogenes) を用いた毛状根系の構築を試みた.チャ幼苗の地上部基部をR. rhizogenesの感染部位に供すin planta法を用いた形質転換実験において、毛状根の形成が確認された.現在、当手法を用いて、TSs過剰発現個体ならびに発現抑制個体の作出に着手しており、これら組換え個体の表現型試験により、チャにおけるTSsの生理的役割を検証する予定である.水耕栽培したチャ36系統の若根中のテアニンとその前駆体物質の含量評価を行ったところ、顕著な系統間差異が観察された.また、テアニン含量と両前駆体物質含量の間に正の相関関係が示された.つまり,遺伝的にテアニンの生合成能は前駆体物質の代謝と協調している影響が大きいことが示唆された.根内テアニン生合成能の系統間差とTSsの関係を明らかにするために,まず,根内テアニン含量の代表的な上位・下位系統を対象にTSsの発現量を比較したところ,両者の発現量に差は見られなかった.そこで,両系統におけるTSsのアミノ酸配列を比較したところ,数多くのハプロタイプが観察された.つまり,根内テアニン含量の系統間差の一つの原因としては,TSsの発現量多型ではなく,アミノ酸配列多型によるタンパク機能の差異が影響している可能性が示唆された.ハプロタイプ毎に、タンパク質発現用のコンストラクトの作出も完了し、in vitro活性試験を随時進める予定である.
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n planta法による効率的なチャの形質転換作出法の構築
植物法高效茶叶转化生产方法的构建
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[李スルギ, 川上雲々, 寺前香里, 山下寛人, 森田明雄, 一家崇志]
通讯作者:
一家崇志
茶葉有用成分を制御するための栽培生理および育種における現状と課題
控制茶叶有效成分栽培生理育种现状及挑战
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
Foods & Food Ingredients Journal of Japan
影响因子:
--
作者:
[山下寛人, 一家崇志, 森田明雄]
通讯作者:
森田明雄
ゲノムワイドSNPに基づく国内チャ在来集団の遺伝構造とその伝播経路推定
基于全基因组SNP的国内茶树种群遗传结构及其传播途径估计
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[山下寛人, 片井秀幸, 永野惇, 中村順行, 森田明雄, 一家崇志]
通讯作者:
一家崇志
テアニン生合成を介した茶樹の巧みな窒素同化代謝
茶树通过茶氨酸生物合成进行熟练的氮同化代谢
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
アグリバイオ
影响因子:
--
作者:
[齋藤穂高, 佐藤隆一郎, 山内祥生, 山下寛人]
通讯作者:
山下寛人
DOI:
10.1038/s41598-020-74623-7
发表时间:
2020-10-15
期刊:
Scientific reports
影响因子:
4.6
作者:
[Yamashita H, Uchida T, Tanaka Y, Katai H, Nagano AJ, Morita A, Ikka T]
通讯作者:
Ikka T
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负责人:山下 寛人
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