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エラノス会議における聖概念と心理学的治癒の連結に関する宗教学的研究

埃拉诺斯会议上关于神圣概念与心理治疗之间联系的宗教研究

基本信息

批准号：
20K00074
负责人：
奥山史亮
金额：
$ 2.75万
依托单位：
Hokkaido University of Science
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度において得られた研究成果は、以下のとおりである。エラノス会議と宗教学の交差：エラノス会議にはオットーやハイラー、レーウ、ペッタッツォーニ、エリアーデ等、「宗教現象学者」「宗教史学者」として知られる研究者たちがかかわってきたが、彼らがエラノス会議に参加するに至った歴史的コンテクスト、ユング派心理学と宗教現象学および宗教史学の協働可能性に関する彼らの見解などは未整理となっていた。本年度は、エリアーデ、オットー、ペッタッツォーニらがつくりあげようとしていた学問の特質を整理しながら、それらとエラノス会議の共通性および相違点を明らかにすることを試みた。エリアーデは、大戦間期のルーマニアにおいて、ナショナリズムを主導していたコルネリュー・ゼーリャ・コドリャーヌやナエ・イオネスク、イタリアのファシズムを主導したユリウス・エヴォラらと協働し、「民族の伝統」となりうる宗教を歴史的過去および深層心理に見出すための研究を実施する学問を形成しようとした。戦後、フランスに亡命したエリアーデは、戦中のナショナリズムを強く帯びた宗教論をトランス・ナショナルなものに転換する必要性に迫られると同時に、ルーマニア人亡命者組織のイデオローグとしてルーマニア共産党と対峙するためにはナショナリズム的言論を完全に手放すこともできないというジレンマに陥った。一方、エラノス会議の中心人物であったユングも、ナチズム下の群集心理の意識化を説いた言論がナチズムを支持したものと批判され、自身の戦前の学問をトランス・ナショナルなものに組み替える必要性に迫られていた。エリアーデとユングは、戦後世界に適応するため、上記の課題に取り組む場所としてエラノスを必要とした可能性が想定される。上記に加え、オットーが構築しようとした「宗教史」、19世紀英国とイタリアの宗教研究が如何にエラノスと交差したのか、分析を継続している。

This year's research results are as follows: Meeting and Religious Studies: The conference was organized by the "Religious Phenomenologist" and the "Religious Historian". The conference was organized by the "Religious Phenomenologist" and the "Religious Historian." The conference was organized by the "Religious Phenomenology" and the "Religious Historian." This year, we will organize the characteristics of knowledge and discuss the commonality of meetings. The history of religion is dominated by the history of religion, the history of ethnic groups, the study of deep psychology, and the formation of knowledge. After the death, the death of the people, the death of the people The central figure of a party, a group, a group, It is necessary to determine the possibility of choosing a suitable place for the future world. On the record, the construction of "religious history", the study of religion in 19th century Britain, how to make a difference, analysis, etc.

项目成果

期刊论文数量（26）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

ペッタッツォーニ宗教史学の起源と展開

佩塔佐尼宗教史的起源和发展

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
Tema E;Santos Y;Trindade R;Hartmann G A;Hatakeyama T;Terra-Nova F;Matsumoto N;Mitsumoto J;Gulmini M;海野圭介;ジョン・ポーター;江川純一
通讯作者：
江川純一

エラノス会議と宗教学―ユングとエリアーデの関係を中心に―

埃拉诺斯与宗教研究委员会：聚焦荣格与埃利亚德之间的关系

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
安藤礼二;福嶋亮大;守屋友江;吉永進一;安藤礼二;飯島孝良;師茂樹;堀まどか;末村正代;末木文美士;Michael Conway;末村正代;末村正代;末村正代;末村正代;奥山史亮;奥山史亮;奥山史亮;奥山史亮
通讯作者：
奥山史亮

IAHRローマ大会におけるペッタッツォーニとヴァティカン

佩塔佐尼和梵蒂冈出席 IAHR 罗马大会

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
影响因子：
0
作者：
山下博司;市岡卓;江川純一
通讯作者：
江川純一

マナ・タブー・供犠―英国初期人類学宗教論集

法力、禁忌和牺牲：早期英国人类学和宗教论文

DOI：
发表时间：
2023
期刊：
影响因子：
0
作者：
R．R．マレット;J．G．フレイザー;W．ロバートソン・スミス;R．H．コドリントン;江川純一・山﨑亮監修
通讯作者：
江川純一・山﨑亮監修

エラノス会議における心理、民族、宗教の展開 : ユングの民族論と分析心理学

埃拉诺斯会议上心理学、种族性和宗教的发展：荣格的种族性理论和分析心理学

DOI：
发表时间：
2022
期刊：
精神医学史研究
影响因子：
0
作者：
田澤　恵子;田澤　恵子;岡本佳子;月本昭男;末木文美士・奥山直司・小田龍哉;津本　英利（Hidetoshi Tsumoto);末村正代;田澤　恵子;田澤　恵子;リチャード・M・ジャフィ（末村正代・訳）;津本　英利;亀山隆彦;田澤　恵子;亀山隆彦;田澤　恵子;Keiko　Tazawa;飯島孝良;月本昭男;飯島孝良;末村正代・堀まどか;平藤　喜久子;奥山史亮
通讯作者：
奥山史亮