銀行のリスクテイクに対する自己資本規制強化の影響
銀行のリスクテイクに対する自己資本規制強化の影響
批准号:
20K01762
负责人:
小林 磨美
金额:
$2.08万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
以下の2つの研究を行った。1つめは規制が銀行に対して資本算入を許可する証券の種類によっては銀行による過度なリスクテイクを促進する可能性についての理論分析にかかわる論文の改訂を行った。改訂版では負債性の資本証券に対して期待リターンの最大化を目的とする資本提供者が投資をすることにより銀行がよりリスクの高い投資選択をする仕組みを強調した。この論文はCapital composition and investor-driven risk-taking in bankingのタイトルのもとで海外の学術雑誌に投稿したが、10か月におよぶ査読期間を経たにもかかわらず掲載には至らなかった。その理由として、負債性証券に投資する際の投資家の意思決定が金利水準に影響できるとする設定が現実的ではなく、市場金利を所与として分析することが望ましい点が指摘された。2つめは銀行のリスクテイクにかかわる拡張問題としてESG投資に着目した研究の準備をし、いまだ非公開ではあるものの一通り論文としてまとめた。企業金融およびバンキングの分野でのESGに係る先行研究をサーベイした結果、一般的にESG投資は非ESG投資に比べて低リスク・低リターンであることや、情報の非対称性がある場合に見せかけだけの環境投資があることなどを考慮に入れると、銀行の内部統治の厳しさが必ずしもESG投資を促進するとは限らない結果を得た。ところで本論文の基本モデルはひとつめの銀行モデルを拡張したものであり、査読の結果を受け、この2つ目の論文についても投資家の意思決定にかかわる部分の設定について大幅な変更をする必要が生じ、現在検討中である。
英文摘要
以下の2つの研究を行った。1つめは規制が銀行に対して資本算入を許可する証券の種類によっては銀行による過度なリスクテイクを促進する可能性についての理論分析にかかわる論文の改訂を行った。改訂版では負債性の資本証券に対して期待リターンの最大化を目的とする資本提供者が投資をすることにより銀行がよりリスクの高い投資選択をする仕組みを強調した。この論文はCapital composition and investor-driven risk-taking in bankingのタイトルのもとで海外の学術雑誌に投稿したが、10か月におよぶ査読期間を経たにもかかわらず掲載には至らなかった。その理由として、負債性証券に投資する際の投資家の意思決定が金利水準に影響できるとする設定が現実的ではなく、市場金利を所与として分析することが望ましい点が指摘された。2つめは銀行のリスクテイクにかかわる拡張問題としてESG投資に着目した研究の準備をし、いまだ非公開ではあるものの一通り論文としてまとめた。企業金融およびバンキングの分野でのESGに係る先行研究をサーベイした結果、一般的にESG投資は非ESG投資に比べて低リスク・低リターンであることや、情報の非対称性がある場合に見せかけだけの環境投資があることなどを考慮に入れると、銀行の内部統治の厳しさが必ずしもESG投資を促進するとは限らない結果を得た。ところで本論文の基本モデルはひとつめの銀行モデルを拡張したものであり、査読の結果を受け、この2つ目の論文についても投資家の意思決定にかかわる部分の設定について大幅な変更をする必要が生じ、現在検討中である。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
劣後債が銀行のリスクテイクに与える影響
次级债对银行风险承担的影响
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
立命館経営学
影响因子:
--
作者:
[Iwaki Hideki, Yoshikawa Daisuke, Kanno Masayasu, Kazuyuki Inagaki, 小林磨美]
通讯作者:
小林磨美
Capital composition and investor-driven risk-taking in banking
银行业的资本构成和投资者驱动的风险承担
DOI:
10.2139/ssrn.3968351
发表时间:
2021
期刊:
SSRN Working Paper Series
影响因子:
--
作者:
[Nishi Yoshihiro, Suge Aiko, Takahashi Hiroshi, 稲垣一之, 稲垣一之, 稲垣一之, 菅野 正泰, Hideki Iwaki, Kanno Masayasu, Mami Kobayashi]
通讯作者:
Mami Kobayashi
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