海洋性魚類の食物連鎖解明に資するエイコセン酸異性体組成のデータベース構築

构建有助于阐明海洋鱼类食物链的二十碳烯酸异构体组成数据库

• 批准号: 20K06199
• 负责人: 安藤 靖浩
• 金额: $ 2.75万
• 依托单位: Hokkaido University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2020
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2020-04-01 至 2025-03-31
• 项目状态: 未结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20K06199/
• 关键词: エイコセン酸; 脂肪酸組成; 異性体; クロマグロ; サバ; イカ; ハダカイワシ; 海域差; ガスクロマトグラフィー; 薄層クロマトグラフィー; 脂肪酸; 水産脂質; 海産魚; 食性; データベース

海産魚の食性解明に資するエイコセン酸異性体組成のデータベース構築を目的として、今年度は表層および中層の高次捕食者に焦点を当てて日本周辺の5海域で採集された太平洋クロマグロ成魚の筋肉合計131検体に含まれるエイコセン酸二重結合位置異性体（20:1n-15,n-13,n-11,n-9,n-7,n-5）の組成を決定した。すべてのクロマグロで主要異性体は20:1n-11と20:1n-9であり、エイコセン酸全体の約95％を占めていた。両異性体の平均組成値の比は、太平洋三陸および茨城沖で(n-11):(n-9)=61:39～62:38、日本海新潟～山形沖で57:43～64:36、日本海鳥取～兵庫沖で53:47～62:38であったのに対し、南西諸島近海では比が逆転し45:55～13:87であった。このことから、クロマグロのエイコセン酸は本州以北では20:1n-11、南西諸島では20:1n-9が優先的であり、海域間で差異があることが明らかとなった。また、南西諸島においては2017年と2019年採集の検体でいずれも20:1n-9が優先するもののその比は2017年で極めて高く、採集年に伴う顕著な変動が認められた。昨年度に中間捕食者として分析したマサバ、サンマ、イカ、ハダカイワシのうち、表層性のマサバとサンマは太平洋福島沖～北西太平洋では20:n-11が、東シナ海では20:1n-9が最も顕著な異性体であり、南北の海域差が認められていた。今年度のクロマグロにおいても同様のパターンが認められたことから、より高次の捕食者においてもエイコセン酸異性体組成の海域差は維持されることが推察された。

The composition of the heteromorph (20:1 n-15, n-13, n-11, n-9,n-7,n-5) of the fish in the Pacific Ocean was determined by the composition of the heteromorph (20:1 n-15, n-13, n-11,n-9,n-7,n-5) in the fish diet. The main isoform is 20: 1n-11:20: 1n-9, accounting for about 95% of the total acid. The ratio of average composition of heteromorphous bodies is 61:39~62:38 in the Pacific Ocean, 57:43~64:36 in the Niigata ~ Yamagata Oki in the Sea of Japan, 53:47~62:38 in the Tottori ~ Hyogo Oki in the Sea of Japan, and 45:55~13:87 in the Ryukyu Islands.このことから、クロマグロのエイコセン酸は本州以北では20:1n-11、琉球群岛では20:1n-9が优先的であり、海域间で差异があることが明らかとなった。2017 - 2019 collection of the Ryukyu Islands is 20:1n-9. The priority is 2017, the year of collection is 20:1n-9. Last year, the middle predators were analyzed, and the surface predators were analyzed. The Pacific Ocean Fukushima Okinawa ~ North West Pacific Ocean was 20: n-11, and the East Sea was 20:1n-9. The most common predators were identified in the North and South Seas. This year, the sea area difference between the two species of predators is maintained.