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標高上下間での植物の遺伝的分化と、送粉昆虫が分化の維持に果たす役割

不同海拔植物的遗传分化以及传粉昆虫在维持分化中的作用

基本信息

批准号：
19H03300
负责人：
市野隆雄
金额：
$ 10.98万
依托单位：
Shinshu University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-01 至 2024-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

キツリフネについては、標高上下間で早咲き・遅咲き型の二型が分化している長野県飛騨山脈東麓で研究を行った。まず、葉形態、種子形態、茎上での花の位置などの形質が、二型間で異なっていることを明らかにした。次に、中間標高では早咲き型、遅咲き型の個体が同所的に存在していること、しかしその一方で、中間的な形質をもつ個体は見られないこと、をそれぞれ明らかにした。これらの事実は、何らかの生殖的隔離機構が二型間で働いていることを示している。さらに、キツリフネの早咲き・遅咲きの二型分化がより広域でも確認されるか、また、二型間で中立遺伝子レベルの分化があるかを確かめるため、長野県4山域37地点のキツリフネについて、開花時期の確認を行うとともに、MIG-seq法による遺伝解析を行った。その結果、開花時期は早い地点と遅い地点があること、そして、遺伝構造は開花時期ごとではなく山域ごとにまとまること、がそれぞれ明らかになった。最後に、キツリフネの開花時期の遺伝性を検証するため、早咲き型個体と遅咲き型個体を、元々の生育場所から他方の型の生育している場所へ移植する実験を行った。その結果、開花時期は生育場所に関わらず維持されることが判明した。また、二型間の交雑については、人工授粉によるF1個体の作成が可能であること、F1個体の開花時期は二型の中間であることを、それぞれ明らかにした。ウツボグサについては、生態情報（花サイズや訪花者など）と、MIG-seqによる集団遺伝構造との対応を調べたところ、長野県の集団は他地域のものから遺伝的に区別され、花サイズが大きく、マルハナバチによる訪花が主であることが明らかになった。これは中部山岳域において優占するマルハナバチに適応した集団が、他地域の低標高域で小型のハナバチによる訪花に頼る小型の花の集団から、形態的、遺伝的に区別されることを示している。

キツリフネについては, elevation upper and lower room でhaysakiき・遅咲きtype の二TYPEがdifferentiation しているNagano Prefecture Hida Mountains Eastern Foot Research を行った.まず, leaf shape, seed shape, position of the flower on the stem, shape and quality, and difference between the two types. Second, middle elevation, early saki type, 遅咲 type の individual が same place に existence してること, しかしThere is one party, and the middle one is the shape of the individual.これらの事実は、何らかのThe isolation institution of the reproductive system is the second type of the isolation facility.さらに、キツリフネのhay咲き・遅岲きのII type differentiation がより広区でもOK Recognize されるか、また、Neutral remnants of the second type でレベルのdifferentiation があるかを正かめるため, Nagano Prefecture 4 Mountain Area 37 Locations のキツリフネについて, Flowering Period のConfirmation を行うとともに, MIG-seq method による伝analytic を行った.そのfruit, flowering time, early location, と遅い location, があること, そして, remaining structure はDuring the flowering period, there is a mountain range of ごとにまとまること and a がそれぞれ明らかになった. The last one, キツリフネの花时の伝性を検证するため, early saki type individual and 偨遅咲き type Individual を, yuan 々の birth place から other party の type の Birth している place へ transplant する実験を行った. During the fruiting and flowering periods, the fertility conditions are maintained and the fertility conditions are maintained.また、It is possible to create an F1 individual by artificial pollinationこと, F1 individual's flowering period, second type, middle であることを, それぞれ明らかにした.ウツボグサについては, Ecological Information (花サイズや花客人など)と, MIG-seqによる集団伝structuralとの対応を动べたところ、长The difference between the wild 県の集団は other areas のものから伝され and the flower サイズが大きく、マルハナバチによる Visit the flower master であることが明らかになった. The center of the mountainous area in the central part of the country is a small and low-end high-end area.ハナバチによる visiting flower に頼るsmall の花の集団から, morphology, and the difference between the remaining 伝されることをshow している.